劇場公開日 2024年12月14日

「【アキ・カウリスマキ監督と作家のミカ・ラッティ達がフィンランドの人口6千人の小さな町カルッキアに映画館「キノ・ライカ」を作る過程を、関係する人達へのインタビューを交えて撮影したドキュメンタリー作品。】」キノ・ライカ 小さな町の映画館 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【アキ・カウリスマキ監督と作家のミカ・ラッティ達がフィンランドの人口6千人の小さな町カルッキアに映画館「キノ・ライカ」を作る過程を、関係する人達へのインタビューを交えて撮影したドキュメンタリー作品。】

2025年1月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

  今作は、アキ・カウリスマキ監督の諸作品の様に淡々と、描かれる。だが、その中身は監督の映画出演者たちや、友人であるジム・ジャームッシュへのインタビューで溢れている。
  どの人も「キノ・ライカ」(”キノ”はフィンランド語の映画という意味。ライカはアキ・カウリスマキ監督の愛犬(2匹)から取られている。)の誕生を喜び、その映画館の中に作られたバーでグラスを傾けながら、アキ・カウリスマキ監督の諸作品について嬉しそうに語るのである。

  一番驚いたのは、篠原敏武さんかな。”雪の降るまちを”を歌っていた人である。アキ・カウリスマキ監督のご近所さんだそうである。

  ニューヨークでのジム・ジャームッシュへのインタビューも、面白かったな。

<”何時か、映画祭を””地域のコミュニティセンターに”等々、ミニシアターの最善の在り方を探究するアキ・カウリスマキ監督の姿勢は、ヤッパリ映画愛に溢れているんだな、と思ったな。>

<2025年1月26日 刈谷日劇にて観賞>

NOBU