「音楽映画の難しいところ。」ネムルバカ 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
音楽映画の難しいところ。
シスターフッド物が流行ってると言うのは聞いてたが、
やはりシスターフッド物で監督と言えば阪元監督が
真っ先に浮かぶ。
気だるい感じ、何気ない日常、エッジの効いた台詞
好きな人にはブッ刺さるんだろうなと
少し離れて観てた感じでした。
なんとなく別れがすぐそこにある感じが切なく、
もう戻らない青春感は話が進むにつれ大きくなって
ラストにスゴい期待してしまって、
持つ者持たざる者がどういうラストを迎えるのか
ワクワクしてたのだけど、
音楽映画の難しいところで、
肝心のネムルバカの曲が僕には全く良い曲に聴こえず、
やりたい事とやりたくなかった事をやらされてる差が
伝わって来ず、これだったら今のままで良くないか?
と思ってしまいました。
後に残る戻って来ないあの日々と、
先輩の残り香と鯨井先輩を求めてる感情は
主人公と完全に一致して良い映画だったなと
思うので最後のライブシーンがとても残念だった。
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