劇場公開日 2025年3月20日

ネムルバカのレビュー・感想・評価

全118件中、1~20件目を表示

4.0青春の終わりの痛みがビシッと伝わってくる

2025年3月31日
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村山章

4.0今年観た邦画の中ではかなり好き

2025年3月23日
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鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」「リンダ リンダ リンダ」、古くは「青春デンデケデケデケ」、最近だと「知らないカノジョ」など、音楽青春映画には大好きな作品が結構ある。もちろん洋画にも好きな音楽劇映画はたくさんあるけれど、邦画作品の“青春”のとらえ方や描き方にある日本特有の感性が自分の記憶と感情により響くのかも。「ネムルバカ」はそうした音楽青春物のお気に入りに加えたい快作で、ジャンルを問わず今年観た邦画の中でもかなり好きだ。

阪元裕吾監督は「ベイビーわるきゅーれ」シリーズで培った、女子2人の何気ない日常会話から醸し出すシスターフッドの要素や、台詞だけでなく沈黙の間(ま)やカット編集のタイミングでも笑わせるユーモアセンスを、本作でも大いに発揮している。もちろん、石黒正数による同名原作漫画との相性も良かったのだろう。声を出して笑った場面がたくさんあったが、とりわけ変身ベルトから飛び蹴りのくだりでは爆笑した。

原作は未読ながら、コマ投稿できる「アル」というサイトで数ページを見ての比較では、久保史緒里が演じた入巣柚実に自堕落な感じが少々足りない気がする。乃木坂46の現役メンバーなので、所属事務所からの要請か製作側の配慮かはわからないものの、アイドルとしてのイメージを崩すような描写は控えたのだろう。ドラマ出演作の「どうする家康」や「未来の私にブッかまされる!?」などでのお姫様やヒロインはパブリックイメージに合うキャラクターだったが、入巣役はやや挑戦だったか。ルカとの会話の掛け合いでも、久保のツッコミがちょっと弱い場面がいくつかあった。

ルカ役の平祐奈はベビーフェイスで背も低めということもあり、入巣より先輩の設定に初めのうちちょっと違和感があったが、すぐ気にならなくなった(後で調べたら平が現在26歳、久保は23歳で、ちょうどいい感じの実年齢差だった)。やさぐれ気味で鬱屈した思いを抱えている感じはすごく良かったし、ルカとの先輩後輩の親密さと距離感の絶妙な塩梅も久保と2人で自然に表現できていた。歌唱は頑張ったけれど、感動的というほどでも。もっとも、アマチュアバンドの状態でしばらくくすぶっているという物語の設定上、あまりうますぎない、魅力的すぎないボーカルであることが必然で、演技としても演出としても仕方ない部分があったのも理解できる。

細かいところでは気になる点もいくつかあったが、総合的には大いに楽しめた。阪元監督も今後アクション作品以外のオファーが増えるのではないか。

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高森 郁哉

3.5ダサイクル

2025年4月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

阪元監督の作品ということで鑑賞
監督20代なんですね…スゴイ
アクションなしのワルキューレ
生きる目的のある人ない人
時代は違えど今も昔もそんなに変わらない
よくあるバンドの行く末ってこうなんだろうな
と思いつつラストのアンコールはよかったですね
みんな葛藤しながら生きてる
でも自分に正直に生きるのは難しい
鑑賞後にネムルバカの歌詞を検索したら
ルカと入巣の関係性が歌になってます
綱啓永はダメ役がよく似合うなあ

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かちかち

4.0ジリジリとする映画

2025年4月28日
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誰もが通り過ぎる、いま考えれば贅沢な時間
やりたい事を見つけている人なんかひと握りで、遅く迄ウダウダお酒とか飲んでました
レコード会社前で、お引き取り願われたメンバー
大人社会を見せつけられてた
ラストのライヴシーンは良かったな
みんな少し成長している感じがした
そう、みんな気が付けば成長しているんだ

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ノブサクマ

5.0「歌が突出していい」

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

今年106本目。

ファミレスの場面が面白過ぎる。冒頭の天丼の所からずっと好き。今月見た「ボールド アズ、君。」そして今作歌が突出していい。どちらもバンド本作も最後の2曲で人生最高の音楽、年に数回そう言う物に出会えます。作中生き方に対する哲学も盛り込まれていて、努力すれば見返りがくる、と言う内容だったと思います、力を抜いて頑張って生きようと感じました。

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ヨッシー

3.5答えづらいだろうから今聞いているんだよ

2025年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館



先輩と後輩の繰り返す日常
そんな日常に突如終わりが訪れる
別々の道を歩むことになる先輩と後輩

先輩たちと環境が似ている箇所が多くないのに、自然と自分に置き換えて共感してしまう
あっという間に時間が過ぎ、終わったあとはひとりで余韻に浸りたくなるそんな映画でした

映画終わった後に一人で余韻に浸りたくなるのは私としては珍しい感情
一人でその感情と向き合っているうちに気付いたこととしては
「漫画のような、ドラマのような青春がすべてじゃない」ってこと。
キラキラした学生生活を当時行えず目を背けたかったんですが、映画を見て日常こそが幸せなんだと気づくことが出来ました。
意味のないって思うそんな日も大切だったんだなと
今までの記憶を青春に更新しつつ、これからそう思えるようになりたいな


笑いあり、涙ありで感情を豊かにする映画に見えながらも、こうして考えさせられる映画でした

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23ka

4.0入巣とルカのやり取りがクセになる

2025年4月24日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

カワイイ

原作を知らずに鑑賞しましたが、ストーリーが分かりやすく、出てくるキャラクターも個性的で楽しめました。入巣柚実と鯨井ルカの関係性と日常のシュールなやり取りが観ていてクセになります。特に入巣役の久保史緒里さんの演技や表情が独特で面白く好きでした。
鯨井ルカが所属するバンド「ピートモス」の音楽も良く最後聴き入ってしまいました。
鑑賞後はサントラをダウンロードして帰りの車内でネムルバカをリピートしながら帰りました。

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イケ大

3.0ネムルバカとネムラナイテンサイ

2025年4月17日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

楽しい

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セッキーかもめ

4.0夢と現実の間で揺れる若者たち

2025年4月16日
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若者の現在地を切り取ったような作品でした。
夢に向かって突き進める人と、何がしたいかわからず立ち止まっている人。その対比がリアルで、観ている自分の心にも自然と重なってきました。

夢を叶えたように見える人に対する見方も変わり、成功の裏にある迷いや葛藤に気づかされました。

そして、阪元裕吾監督ならではの独特な会話劇も健在で、クセになるテンポと空気感が作品全体を引き立てていました。静かながらも刺さる、余韻の残る一本です。

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すし

3.0ゆるい感じの空気感はたまらなく良かった

2025年4月16日
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ゆるい感じの空気感はたまらなく良かった

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jung

4.52人の演技とスカッとラストが─

2025年4月14日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

正直そんな見たいと思わなかったし、見て特段質も良いわけでもありませんでしたが、若き日の一瞬の煌めきを非常によく描いている感じがよくて、結構ハマりました。
特にファンでもないんですが、主要2人のパフォーマンスが絶妙でそれも見入った要因。最後も気持ち良く終わってくれるし、気が向いたら、必ず見ておいた方がいい作品かと─。

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SH

5.0めちゃくちゃ良かった

2025年4月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

学生時代の青春が全部詰まった良い映画でした。何度見ても楽しい。

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ぐっち

4.0泣けるとは思わなかった

2025年4月14日
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鑑賞方法:映画館

先輩の想い、後輩の想い、バンドメンバーの想いが重なった時のシーンに泣けた。

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松

3.0日常と才能

2025年4月13日
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笑える

レイトショーで観ました。深夜のテンションでゆるく観るのに丁度良い感じです。キャラクターの個性が強くて日常のやり取りが面白い。エビ天のくだりは、ちょっと食欲無くしました笑。先輩かっこいいです。

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さと

4.0荒比屋土倍(笑)は、あの人。

2025年4月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

「努力すんの、コスパ悪いじゃないですか」と発言するある登場人物に対して、「御託ばっか並べて、何もしないヤツが一番ムカつくんだよ!」とドロップキックを放つルカ(平祐奈)。

社会や生活との折り合いに課題があったり、大切な人との関係構築でも、ぎこちなさが浮き彫りになったりしてしまう不器用な登場人物たちを「ベビわる」から一貫して描いている阪元監督にとって、そういうスマートさを気取る輩に対し思いっきり中指を立てつつも、(多分映画の中のルカも同様だと思うが)自分自身にも喝を入れるドロップキックだったように感じて、いい場面だった。

リタイアするような年になった自分からすると、今作の中で出てきた「何かしたいけど、何ができるかわからない人が8割」といったセリフは、一見正論っぽく響くが、それはモラトリアムだから許される言説でもあって、人は結構、ささやかでも、自分のできることすべきことを見つけてしぶとく生きていく生き物だとも思う。
大人社会の代表者みたいな、音楽プロデューサーの粳間や、タレント部門担当の荒比屋土倍(なんていうネーミング笑)だって、こっち側からの視点ではヤラシイ面しか見えなくても、きっと何らかの熱量を持った努力があったからこそ、その地位にいるはず。
でも、まだ現実とぶつかる経験がないモラトリアムの時期は、そこまで想像できない。結果、自分周りのことで精一杯で、ルカのいう「駄サイクル」にハマっていってしまいがちにもなる。
そんな青臭さが、観ていて気恥ずかしかったけれど、ちょっぴり懐かしくもあった。

劇中歌「ネムルバカ」や「脳内ノイズ」の歌詞は、原作者の石黒正数とのこと。自分がこれまで感じてきた阪元監督の世界観にも一致してる感じがして、この映画化はとても幸せなコラボだったのではないかと勝手に推測している。

久保史緒里と平祐奈のコンビが、ベビわる(特にエブリデイの時のうだうだした感じ)のちさまひをほうふつとさせて和んだし、荒比屋土倍役で伊能昌幸が出てきた時は、とてもアガった。ロンコーの兎のウザさも、いい感じ。けど、それ以上に、ピートモスのメンバーが、よかった。クライマックスでの彼らの姿は、今作の映画化の一番価値があった場面ではないかと思う。

ちなみに、来場者特典のステッカーは、伊藤と田口と柚実とルカの4人が並び立つ場面のものでした。

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sow_miya

4.0良かったが歌が活かせてない

2025年4月13日
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楽しい

幸せ

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ウォーター

3.5よくある話?

2025年4月12日
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1.最近はNetflixにハマっていて映画久々
2.ベイビー好きで評価高かったのでみに行った
3.封切りから結構経っているけど席満杯だった
4.でも内容はよくある話だった
5.でも、主人の2人には感情いぬゅうできた
6.ベイビーの深川さん、もう出ないのかなぁ
7.高石さん売れっ子になった
8.この映画最後、行方知れずって
9.でも、青春を正しく表していた
10.おじさんにとってはありきたりだけど令和には新鮮なのかなぁ?
11.おじさんはベイビー〜の続編を希望する
12.深沢さんのカッコいいのを希望する

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えびちゃん

4.5ジリジリしてるけど心地よい日々

2025年4月12日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

石黒正数の『ネムルバカ』を映画化。原作のファンです。
イリスとルカのジリジリするけど怠惰で心地よい日々を『ベビワル』の坂元監督ならば再現してくれるのではないかと期待して観に行ったのですが、期待以上でした。
ビンボーでだらしなくて小汚い生活も坂元監督が描くと居心地の良い空間に見えてくるので不思議です。
入巣の憧れの“先輩“であるルカは、エキセントリックで粗暴だけど優しくて、包容力があるけど庇護欲もそそるという難役だと思うのですが、平祐奈が見事に演じていました。
ライブハウスでの立ち振る舞いも様になっていて、それがラストシーンともリンクしていて胸が熱くなりました。
いや、良い青春・音楽映画でしたね。

あと、兎のキモウザさは流石でしたね。

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SUZ

4.0カオマンガイ!

2025年4月10日
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泣ける

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Teet

2.5今なぜに

2025年4月9日
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単純

原作は未読ですが、2006年〜2008年連載の漫画だと調べて分かりました。当時にこれが映画化されていたらもう少し良い感想を持ったのかも…

良いように例えるなら、『葬送のフリーレン』で最恐ゾルトラークが解析され一般攻撃魔法として定着してしまった感じかもしれない。目新しさがなく、当時の一過性の若者流行(はやり)で日常描写して、青春群像っぽく見せようとされても、その前に『NANA』や『ソラニン』とかタイムリーに見てるから響いては来なかった。

平さんは声は良いと思ったけど、もうひとつ何を歌っているのかよくわからず、それは惜しいと思えた。

音楽映画なら『君が生きた証』が最近なら好きだし、単に音楽って最高!なら『はじまりのうた』が好き

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