抓娃娃(じゅあわわ) 後継者養成計画のレビュー・感想・評価
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期待度○観賞後の満足度○ 中国版「吉本新喜劇」って感じかしら。バブルが弾けてしまった中国の一般大衆が笑って景気の悪さを吹き飛ばしたいような。ただ笑って最後は泣かせる新喜劇のようには行きませんでした。
①原題の意味は、家長(旧き良き中国は家族・一族の結束が強いから)が自分の子供を焦り、不安、期待を持ちながら家族内・一族内の子供を(自分が)望む性格にし未来を与えようと教育すること。
…でもそれが現代の子供にとって本当に良いことかどうか…
それを現代中国を舞台として面白おかしく、でも皮肉タップリに描いています。
深読みすると「一人っ子政策」で子供達がスポイルされてしまった現代の中国(の某政党の政策)を皮肉っているとも読めますね。
**在教育心理学中,“抓娃娃”是一种隐喻,指的是家长通过控制和引导来塑造孩子的性格和未来。这种行为类似于抓娃娃机中等待被精准抓取的玩偶,反映了家长在教育孩子时的焦虑和期望。这种心理现象在心理学上被称为“期望投射”,揭示了家长内心深处的焦虑与不安。
**在电影《抓娃娃》中,“抓娃娃”象征着精英教育的方式。电影通过夸张、搞笑的互动,讽刺了父母试图通过极端的教育手段来塑造孩子的行为,但这种做法反而让孩子感到困惑和崩溃。
成功と見るか失敗と見るか
子育て、教育、親からの自立 これ以上ない上質なエンタメ
中華コメディーなので、中国の文化を知ってるとすごい笑える。私は中国の家庭で育ったので終始くすくす笑いが絶えなかったが、周りの日本人観客が笑えていたかは疑問。
コメディーでありながら、最後はしっかり中国の現代社会をふまえて閉じてくれる安心感。
この映画は成金富豪両親の己の生活を費やした英才教育なのだが、中国の家庭で子供は教育されすぎている。
とりあえず子供に求めるのはいい大学に行くことという親が多い。いい大学に行けば将来は約束されているのでみんな一日中勉強する。この努力は科挙からずっと中国人の血に刻まれているのではないか。
しかし、現在中国ではいい大学に行けば人生安定するという常識が通用しなくなっている。古くからの固定概念が大きく揺らぐ中で、その問題がこの映画に反映されているのではないだろうか。
先程も述べたが両親が子供に求めるのは良い大学に行くことだけだ。また、良い大学に行くことが子供の親孝行である。そして、その分親のエゴがすごい。
この映画でも清北大学に行くべきだと周りの人が継業に洗脳のように言い続けるが、劇中で言う清北大学とは中国で最も良い偏差値を誇る清華大学のことだろう。中国で育てば一度は親に行けと言われる大学である。
だが、継業はそんなエゴから飛び立ち、最終的には自分が選んだ道を歩むというエンディングが素晴らしい着地だった。
この選択は決して親への反抗ではなく、自立するための当たり前のことであるとこの映画は伝えたいのだろう。
コロブチカ
億万長者の社長が自身の育った貧しい暮らしを再現した環境で、息子を後継者に育て上げようとする話。
甘やかしたことで曲がってしまった長男の子育てを教訓に、次男を跡取りとすべく一見貧しくみえる環境で両親と暮らしながら、チームで監視をして導き育成をしていくストーリー。
背景のシチュエーションこそ違うけれど、トゥルーマン・ショーを彷彿させるドタバタコメディで、面白いけれどスポーツ云々の話しはこれで良いのか…。
そもそもこのぐらいの歳の頃なら幼少期の記憶結構あると思うのだけれど…。
そして時は流れて、時々劇団ひとりになった頃、新たに話しが動き出すけど、親父はもうちょい謙虚になって欲しかったかな。
本国で大ヒットした作品とのことだけれど、これは世界最大政党に洗脳されていることがあることを知らない人達が絶賛しているという皮肉ですよね…とそれも含めて面白かった。
ただ、起こっている出来事はもちろん違うけれど、やっていることはずっと同じだからクドくて長く感じてしまった。
「志」まで買い与えようとした父親
海外の映画に関しては、基本的にその国の文化、国民性、宗教なんかを知っておいてから見た方が楽しめることが多いです。この映画については、中国で長年続いていた一人っ子政策と、それによって生まれた「小皇帝」と言われる人たち、さらにその親世代が育ってきた状況なんかを知っていると、更に楽しめると思います。これらから生じる社会課題が、前提になっているストーリーです。
「小皇帝」とは、親や祖父母の庇護の下、甘やかされて育った子どものことを指します。この映画では、長男の子育ての経験から、次男がそうなるのを避けようとした父親が、結局自分の夢を果たすために、次男を庇護の下に置き、敷いたレール通りに導こうとして、起こるドタバタ劇です。父親は息子に立派な跡継ぎの経営者なってほしくて、学問だけでなく「志」、「精神」をつけさせるために、あれやこれやお金をかけて仕掛けますが、本人の意思まではコントロールできなかったという話。
これを見て、ジム・キャリーの「トゥルーマン・ショー」を思い出しましたね。
あまり多くの映画館で公開していませんが、日本での子育てに関しても、参考になる面があると思います。まあ、いくら親が干渉しても、子どもは子どもの人生があるということも、この映画では伝えています。自分で人生を見極める力を養うように導くのが、親の役割でしょうかね。
ちなみに、この映画は、「西虹市」という架空の都市が舞台になっていますが、父親役の瀋騰は、これまでに「西虹市首富(西虹市一番の金持ち)」等、西虹市を舞台にした映画の主演をしています。何か関係があるんでしょうかね? (「西虹市」の中国語の発音は、トマトのものと一緒ですね。)
また、「馬彼得」は、中国において、英語のFワードみたいなスラングみたいです。
惜しい!
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