劇場公開日 2025年1月17日

敵のレビュー・感想・評価

全222件中、41~60件目を表示

3.0自然

2025年2月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

前半は★★★★後半は★★。
ストーリーは良かったが夢オチが多過ぎかな?半分くらいで良かったのではないかと思う。
長塚京三さんの前半の演技が自然過ぎてまるで長塚さんのドキュメンタリーを観ているようでした。
瀧内公美さんは艶がありましたね。
いま注目の河合優実さんは出番が少ないもののインパクトが強かったです。
2人とも「由宇子の天秤」とは随分イメージが違います。俳優っては凄いですよね。
自分が思うに「敵」は老いや認知症だと思いましたがどうなんでしょうね。

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よう

5.0実写版パプリカ

2025年2月5日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

よくぞこれを映像化した。原作は前半と後半の落差に愕然とさせらる構成になっているが本映像作品はその辺の移行が実に見事で理解しやすい。とにかく長塚京三のひとり芝居が凄い。勿論共演者は居るのだが、ほとんど一人芝居と言ってもいいレベルだ。🎦PERFECT DAYSの 役所広司を思う浮かべてしまった。それとなにより極めて注目すべきは🎦桐島、部活やめるってよが全く理解できず、🎦紙の月も焦点がぼけてるようにしか思えなかったのが、この作品ではその才能を全開放している監督、吉田大八の才能の凄さである。この表現なら分かる、この監督の凄さが。このコンテキストなら読み取る事が出来る。この方法論で今一度この監督作品追っ駆け直してみてもいいかも知れない。

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mark108hello

4.0長塚京三が全ての映画。

2025年2月5日
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鑑賞方法:映画館

(敵)は死であり、老いという攻撃を受けながら、最後は力つき敗(北)する、を独特な視点と発想と悲哀とちょっぴりのコミカルで表現した秀作だと思いました。

多分若い頃に観たら意味は分かるものの、深い共感までは至らなかったのではと思います。

配偶者との別れ、抑揚のないマンネリ生活、孤独、仕事、収入、病気、ボケ、詐欺、相続、老醜、加齢臭、性などなど、人が死に近づくにつれ襲ってくる大小様々な問題に対し、時には翻弄され、時には受入れ、時には迎合していく引退したフランス文学教授の”老人”を長塚京三が品良く、そして身体を張って演じられておりました。(何度かある入浴シーンカッコよかったですよ)

全編モノクロ映像なので変な生々しさが薄れる代わりにドキュメンタリー感が強く出て来るため、長塚さんの生来持っているアカデミックなイメージと合わさり、本当の独居老人のリアルなノンフィクション映画を観ている感覚になりました。

物語の終盤になり、初めて筒井康隆色を感じることができるのですが、終盤のシーンこそ監督のオリジナルだそう・・・。

長塚さんを最初に認識したのは賀来千香子主演の「典奴どすえ」というテレビドラマでしたが、毎回賀来さんに振り回される上司をコミカルに演じられていたので、当初は喜劇役者さんかと思っておりました。
ですが、私にとって今ではあんな風に年をとれたらなあと思っている一番のモデルケースかもしれません。

平日の日比谷はおじさん、おばさんでいっぱいでしたが、皆様どういったご感想をお持ちになられたのか是非聞いてみたいと思いました。

ちなみに私もフランス書院派でしたw。

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カツベン二郎

4.5リタイアしたインテリの妄想

2025年2月5日
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笑える

怖い

知的

多くの人が感じるように前半部分は「パーフェクトディズ」を彷彿とさせる展開でした。主人公の折り目正しい静かな日常がスクリーンの上を淡々と流れていく。ただ、パーフェクトディズの平山とは異なり、この映画の主人公は現役時代、大学教授でフランス文学の権威で今も講演やら執筆活動を続けており、その活動を通じて社会とも細々とではあるが繋がりを保っている。恵まれた老人でもある。
しかし途中から一転。筒井ワールド全開の展開となっていく。良識あるインテリ渡邉儀助が現役時代に心のなかで描いていた欲望、後悔、鬱憤やらが妄想として噴き出していく。そして次第に現実世界との境界が曖昧になっていく。
マゾヒズム、女性との情事、先立った妻に対する後ろめたさ、がさつな編集者への怒りなどなど。これらの妄想、願望がいかにもありそうだなという感じがしてとてもおもしろい。
モノクロ映像の中、主人公渡邉儀助の住む古い家屋の令和の中にぽつんと取り残された昭和という感じがとても胸に沁みた。

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ゆみあり

4.0高度な絵作りをして、しっかりエンタメしている、最近の邦画では稀有な作品

2025年2月5日
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笑える

怖い

知的

まず、少ない予算を逆手にとって、夢と現があいまいになるモノクロにしたのが英断。

原作のエッセンスを簡潔にくみ取る脚本も秀逸。筒井康隆らしい笑いも、劇場は狙い通りの反応だった。

撮影、照明も素晴らしい。特に照明。だんだんと夢か現実か昼か夜かも分からなくなってくるのも、激しい戦闘も、光で表現されていた。

音楽はそれ自体は特筆すべきものではなかったが、使いどころが完璧だった。

渋いキャスティングも素晴らしい。

モノクロで、このキャスティングで、最初から最後まで高度な絵作りをして、しっかりエンタメしている、最近の邦画では稀有な作品。

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エリセ

5.0本年屈指の傑作

2025年2月5日
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描写の破壊力凄かった!モノクロの世界なのに不思議なことに食べ物が美味しそうに感じました。
前半はパーフェクトデイズ見てる感覚になりましたね

見てて夢か?現実か?生か?死か?って混沌としてましたが私の中では老後の不安や恐怖を視覚化した作品なのかな?と。
誰もが通る老後、
・お金のこと
・情弱が故に引っかかりやすい「フィッシング詐欺」
・面倒見が良いが故に騙されてお金取られてしまったり
・欲が出て教え子相手に妄想してしまったり
・病気への不安(松尾貴史が病室で「敵」って言ってましたね)
・認知症への不安
・亡くなった奥様を思い寂しさや孤独感
・死後の家の事
・死ぬ事

いろんな不安や恐怖がある中で
この作品は夢オチかな?妄想かな?とか認知症が見る世界を視覚化したものなのかな?とか、どれにでも当てはまると思うんですよね!
まぁテーマが深い

この作品は若い世代より50代より上の世代が見た方が刺さると思います。

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アリさん

3.5塩昆布茶漬け〆

2025年2月4日
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朝食の完成度にその都度引き寄せられる。毎回1人分を炊くのは大変。レンチンはやはり欠かせないだろうと要らぬ心配。
夢まどろむような世界は筒井康隆らしさで、ここでもよく表現されており、懐かしくもある。敵がくるか。

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Kj

5.0老後の不安を敵に見立てて映像化🧓👵⤵️

2025年2月4日
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誰にでも必ず起こる出来事!
老後の不安て、死、お金の事、認知症やら病気、仕事、家の事、孤独、詐欺、死んだ後の事、様々な不安や恐怖を敵として描いてる名作ですね!(敵は急にやって来るって言ってたけど一理アリ過ぎるし🐜💨)
あとこの作品原作者がカラーだと色が余計だと思っていたという事で白黒作品で良かったって言ってますが日本家屋やら食べ物やら白黒だからこそより効果が高かったとも思えますし完全同意です🫡
下品な話でもあるんだけど品があるのは不思議❓
意外に分かりやすい展開と内容で敵の正体も直ぐに分かり色々と上手く作っているなあと感心してしまいましたよ🔥という訳でネタバレでも無いので老後の不安を視覚化してるという前提の知識があった上で初見で観るのも全然アリだと思います🐜
あと敵が北から来るってのがフック🪝で何かに襲撃される話だとミスリードされるし井戸が怪しいとか女子が怪しいとか勝手に勘違いする仕掛けにもなっていて面白かったしまんまと騙されてワケがわからんからクソ面白くないって感想もあって賛否はハッキリ分かれるだろうと思って居ましたがその通りでしたね😱
あと夢オチ、妄想、認知症、どれに当てはめても辻褄が合うし結局根本の老いの不安と恐怖って部分は変わらないからどう解釈しても良いと思います。(敵の正体が分かった上で2回目の鑑賞だとより面白く作品を見る事が出来るからリピートしたくなるんだよなあ敵は👀✨)
あとラスト付近は白黒なのも含めて鉄男みたいな映像でパンチが効いてましたよ🤍🖤👀💥✊
あと綺麗な自分の昔の教え子や👩‍🎓飲み屋の若い子が👩‍🦰明らかに自分に好意があるような🥰感じで絶妙に美味しいモノが食べたいとか🍽️フランス文学を先生に習いたかったとか🇫🇷📕家に来て夜遅くまで居たり酒飲んで離婚するみたいな話をしたり勘違いして惑わされるような絶妙な距離感に向こうからグイグイ距離を縮めて来る感じもより独身の老人の理性を破壊する原因になってて恐ろしかったですね😨(あれは主人公が一線引いて誘ったりエロい事をしようと実際にはしてないからこそのあの妄想又は夢又は幻覚に繋がっていてより作品として効果的になってたね🎯)
あと奇跡体験したんですが平日の田舎のミニシアターの最終上映という事で客が他にゼロで貸し切り状態って贅沢過ぎるんよ💰
観て面白いと言えるのは多分55歳以上とかになると思うんですが若い人が👶鑑賞すると実感がまだ無いから面白いとはならないと思いますし自分のような超絶孤独なエロゴミクソジジイにはブッ刺さりまくるんだと思いますよ🤮
万人受けはしないだろうけど間違い無く質の高い作品です!
あと前半の同じルーティンを繰り返すおじさんて部分とかまんまパーフェクトデイズですが敵は老後のマイナス部分がテーマなので裏パーフェクトデイズって感じですね🫣テーマも深いし後半の演出は下手なホラーより怖いし😱(最後に集団で襲って来たやつは様々な不安が具現化した集合体で白黒映像がより気持ち悪さを増す効果があったと思います!)
大腸検査の女の医師との会話は超大爆笑してしまい🤣😂劇場貸し切りで無人だったから助かりましたよ😂
最後に老後の恐怖と言う名の敵から逃げていたのにそれを受け入れて立ち向かうラストはめちゃくちゃ感動したしラストのセリフの春になればまたみんなに会えるってのも深くて死の向こう側には再生が必ずあるというのを暗示した言葉でハッピーエンドとも言えますよ🌷🪦👻👶🏻😭(結局いずれ全員に絶対に訪れる事ですから🪦)
あと白黒なのに食べてるモノの色や匂いまで感じる映像のおかげでめちゃくちゃお腹減ったし飯テロ映画でもありますね🍽️
まあ結局語る事が多くなりがちな満足感の高い怪物や市子を見た時のような感覚がありました✊
この作品好き過ぎてパンフレットをついつい購入してしまいましたよ📕⤴️
見終わって家に帰って寝てみて分かりましたが映像のインパクトが強くて脳🧠に焼き付け現象が起きててPTSDみたいになってます🥹(観て2日経ちましたがまだ脳の焼き付き現象が治ってないです👀🧠💥)
年間自分ランキング上位確定作品です🏆

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お主ナトゥはご存じか2.1ver.

4.0敵は何?

2025年2月4日
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モノクロなのに、とても美味しそうなに圧倒され、瀧内公美の妖艶な佇まいにクラクラ、現実と性的な妄想に囚われていく様がとても良かった

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クロノスケ3号

3.5どこまでが現実で、どこからが違うのか?

2025年2月4日
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鑑賞方法:映画館

 河合優美の演技を見たくて見に行ったが中心となる長塚京三が演じる元大学教授の内面が上手く演じられていた。瀧内公美が「光る君へ」で見せたようなおどろおどろしさと河合優美の謎めいた役どころもいい。河合優美はコピーライトの「2023」年にNHKで放送した「かぞかぞ」の七実と宗教二世を演じたように作品ごとに役を使い分けられるのもよく分かる。河合優美が演じた学費を滞納している大学生に主人公が貯金を提供したあたりから現実から非現実に移ってしまったのが分かりにくい。ひょっとすると最初から内容が全て主人公の内面世界の現れなのかもしれないとも見えてしまう。筒井康隆原作の映像化を見た事があるのは原田知世版の「時をかける少女」と蓮佛美沙子版の「七瀬ふたたび」なのでライトノベルと大人向けの小説との違いもあるのだろうかと思った。

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大阪マフ

4.0椅子を蹴って退席する観客も

2025年2月3日
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笑える

楽しい

知的

見るに耐えなかったのか、途中で席を立ち、帰って来なかった方が居たが。
長塚京三演じる、リタイアした教授のリアルな振る舞いが、観客の心に突き刺さったのだろう。

自分の体が臭いんじゃないかと気になり出して、石鹸を付けた手でせっせと身体を洗うシーを延々と見せられるなど、その真剣さが滑稽でいかにも面白いのだが。

観客がざわついたのはそこではなく、ブラックユーモアな筒井康隆をあまり知らない僕のような者でも、その面白さを十分に味わえた傑作です。

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お茶と同情

4.0恋は、遠い日の花火じゃない

2025年2月3日
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モノクロームが文学的な邦画の良さを満遍なく引き出し、長塚京三がその世界に命を吹き込む。中盤位までは彼の昔のCMを想起させる様な"虚無感と希望"の様な展開。「あれ?そういえばこの映画って原作筒井康隆だよね??」となった辺りでキチンと顔を覗かせてくる"異常"が面白い。好きだなぁこういう映画。まぁ、そもそも筒井康隆小説が好きなので当然と言えばそうなんですけどね。個人的には羞恥プレイシーンがツボ過ぎて暫く現場復帰出来ませんでしたが、そこからもーずっとそうなので、まぁ好きです。これは劇場。絶対に。

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lynx09b

3.0怖い

2025年2月3日
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難しい

前半はPERFECT DAYS、後半はマルホランド・ドライブのような映画

白黒なのに食事シーンが彩りに満ちてるのがすごい
夢と現実の境目がわかりづらく、結構ワケわかんなかった

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Alejandro Gillick

4.0面白いです

2025年2月3日
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「敵」とは、「老い」のかな、そうでもないような、でもやっぱりそうかな…、
とか考えながら観てました。
後半は「わけ分からん」状態となるけど、彼の夢(”dream"or”night mare")だと思えば、わけ分からんのが腑に落ちる。
映画の最後のドンパチの敵はやはり「老い」なのか、やがてやってくる「死」なのか。
音楽(音響効果?)も良かったし、エログロナンセンス的な笑ってしまう下の話や、見につまされる下ネタもあって、そっちの話も面白かった。
個人的には、遺書の基本構想だけあるけど、今の時点で一旦まとめておこうかなと思いました。
モノクロの是非については、エーット、分かりません。

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ぜん

4.0ア・サッチ・ア・パーフェクト

2025年2月2日
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笑える

知的

難しい

デイ🎵の主題歌を携え怪評を飛ばした映画が、
自身を取り巻く様々に翻弄され流された先で終の棲家
を見つけ生きる現代人をオマージュしたものだとしたら
本作はある程度の自身を取り巻く様々をマネジメントし
所謂余生を終の棲家で過ごし、妄想に際悩まれる現代人の姿を描いた映画なのだろうな。と思い観た。

そして最後には、あ!そうか!それが今の高齢世代の実態でそれ故に世の中が騒つく原因なんだな。

と言う肘打ちで終わったと言う、NHKドキュメンタリーを観たような味わいで席を立った。

で、改めて得たものといえば、瀧本公美と言う役者の妙味と河合優美の魅力を再発見した事かなぁ。

筒井文学。改めて読んでみよう◎

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tomokuni0714

5.0え!?ものすごくおもしろい

2025年2月2日
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知的

というのが鑑賞後の感想です。
人の夢の話しほど、どうでもいい話はないと思っていましたが、、
モノクロのスクリーンが妙に心地よく、精神を落ち着かせてくれました。
役者さん豪華で最後の中島さんまでもうしっくりきて良かったです。

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ささき

2.0リアルとドリームの境界が…

2025年2月2日
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悲しい

難しい

寝られる

時間軸がシンクロするので、今はリアル❔それとも… 字幕で観たということもあって疲れた😖💦
アカハラや女子大生への一方的な金銭供与(回収不可能)等々、歳をとっても…未々あの歳ではないが、身につまされる思いでしたが…😣
離婚前の編集長に迫られたら僕も…😆

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ろくさん

4.0いかにも筒井康隆…

2025年2月2日
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妻には先立たれ、10年以上前に大学を退職し、昔ながらの日本家屋で、丁寧に食事を作り家事をこなし時々原稿を書いたり講演をしたりする、恐らく昭和の頃から変わっていないであろう日々のルーティーンを一人で静かにこなしているフランス演劇を専門とする仏文学者の渡辺儀助。原稿執筆中に時折り届くメールは「5百万円が当選しました」のような詐欺メールばかり。そんなある日、「敵が北からやって来る」というメールが届く……。

儀助は時として現実離れした夢にうなされながら目覚める。上映開始1時間ほと経過した映画の後半になればなるほど、その夢は激しくなっていき、現実と幻想の境目が曖昧になっていくが、そんなシュールレアルな幻想を真に受けていても仕方がない。そもそも、やって来るはずの「敵」とは、いったい何者なのか?

劇中で敵の姿が明示的に描かれることはない。しかし、映画の、そして人生の、時間の進行とともに誰しもに忍び寄ってくる「敵」とは何か?と考えてみると、さほど難しい謎掛けでもないだろう。

「こちらの世界にいる人類や友人よりも、あちらの世界にいる知り合いの方が圧倒的に多い年齢になると死を恐れなくなる」といういう話をどこかで聞いたことがある。

誰にでも訪れる「老い」を敵対視するのか、それともそれを味方につけて楽しみに過ごすのかによって、人生の質も変わって来るのだろう。

ちなみに、全編白黒なのだが、これも余計な情報が遮断され、逆に集中しやすいのかも。

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Tofu

4.0ホラーでもなくて

2025年2月2日
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鑑賞方法:映画館

でも心理的に怖かった

初めは『PERFECT DAYS』みたいな
おじさんの朝のルーティンなのかな〜とかって
偏見で観ちゃってごめんなさい🙏💦

色々と混沌として
現実なのか記憶の中の事なのか
死んだのか⁉️
希望なのか、終末なのか、、

犬のフンなのか、人の う〇こ なのか

あれ、ずっと騙されてたのか⁉️

私も未だに真実が見えてませんね。。

『敵』は自分も含めた全て。
今夜もまた夜更かしですが
明日も頑張って生きましょー!

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rin*

4.0これは、絶対に原作を読む!

2025年2月1日
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興奮

知的

ゾワゾワする
なんだ、これは!
本気で面白かった!!

長塚京三のセクシーさ
食事の美しさ
女性たちの美しさ
昭和家屋の懐かしさ
モノクロの潔さ

にまして、
ストーリーの磁力!!

しかし、老いは味方にしたいものだわ…。

あと、なぜか鑑賞中
頭の片隅にずっと『煩悩』の二文字が浮かんでいた…。

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hkr21