劇場公開日 2025年1月17日

敵のレビュー・感想・評価

全337件中、241~260件目を表示

4.5タイトルなし

2025年1月21日
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鑑賞方法:映画館

楽しみにして来たけど。とっちらかっていた。根岸は青春映画昔見たけど、老人になって成熟とはほど遠く、いまだに中二病か。モノクロにする必要あったのか。というか、内容で勝負できないから逃げ。攻撃的だけど、ともかくジェンダー的に古すぎてつまらなかった。女たちは魅力的だけど、シナを作ってやってくるだけ。フランス文学の話の中身がない。

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えみり

3.0振りと回収のお手本

2025年1月21日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

知的

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いぱねま

4.5老いは子羊のようにやって来てライオンのように去って行いく

2025年1月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

〔PERFECT DAYS(2023年)〕での『平山』の暮らしぶりを「知足」とするなら、
本作の主人公『渡辺儀助(長塚京三)』は「高等遊民」とでもすれば良いか。

決まった時間に起き、用を足し、等の基本ルーチンは共通も、
料理は手ずから、
朝食後にはミルで挽いた粉でコーヒーを淹れる。

祖父の代からの古民家に住み、
食材は高級スーパーで調達、
調理器具も凝ったもの、
こだわりの食器を使い、
ディレッタントと表現したい暮らしぶり。

妻は二十年も前に無くし、
大学教授の職も随分と前に辞してはいても、
当時の教え子たちが
折にふれ訪ってくれるので
無聊を託つことなない。

年金に加え、泰斗であった仏文、
とりわけ演劇についての稿料で
当座の生活は賄える。

葬式代をのぞいた全ての預金が尽きた時は、
自分が死ぬ時と知己には嘯く。

あと数年先までは何の憂いも無い日常に思えた。
しかし、そんな彼にも「老い」はひたひたと迫って来る。

仕事で使うパソコンに表示されるスパムメールは
「またか」と余裕を以って即刻削除。

にもかかわらず、リアルな人間関係では
学究の徒にありがちな初心な側面を見せ、
あっさりカモにされてしまう。

夢とも現とも付かぬ幻視を体験し、
悪夢に目を覚ますことも度々。

目を掛けていた女性の教え子との関係性も、
自身の中での葛藤が顕わに。

ついには亡くしたハズの妻の姿まで見えるように。
そこで改めて自覚するのは、
傍に居て当然として扱って来た彼女への慚愧の念。

そんな折「敵について」と題されたメールが配信され、
何の気なしに開封したことから、
『儀助』の意識は更に混濁して行く。

「食」は暮らしの基本と言われるが、
日々の食事が変化することで、
体力や頭脳が衰えていく様を目の当たりにし、
近しい年齢の自分には他人事とは思えない。

後半の描写は
不条理滝な要素は強いものの、
当事者にとってはリアルな体験なのかもしれぬと気づいた時に、
自分の中で怖気をふるってしまう。

『筒井康隆』の原作は既読も、
映像化された時に、これほどの衝撃を感受けたのは、
偏に御年七十九歳の『長塚京三』が、
筋肉の落ちた体を画面にさらけ出しての熱演したことの賜物と感服。

自分の老いた体躯を多くの目に晒す役者魂にも賛辞を贈りつつ、
プロフィールを確認すれば
猶更、彼が本編に適役だったかを再認識する。

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ジュン一

5.0「敵」をある昭和人から見る

2025年1月21日
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怖い

知的

難しい

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kumu

3.5何処から何処までなんだろう

2025年1月21日
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独居老人の夢、幻想、軽度の認知症なのか
映像の大半はそっちが描かれていて
敵、Xデー(ハードな終活)については
軽めだった印象。
結局なんだったのかは分からなかったなぁ。

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みのまる

3.011時40分、このままで!

2025年1月21日
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“ゆきさん”にくすぐられて頓挫した感想を書くことに…
主人公のようなインテリは瀧内久美の眼差し対して、ついカッコをつけてしまう。“寂しからずや道を説く君”である。能書きなんかいいから私を抱いてと歌った与謝野晶子である。送ってくる秋波にドギマギするばかりだから、妄想で“イってしまった”後は下着のウエット感が虚しい、哀しい。

さて、本題の“敵”だが、インテリらしい最期を目論むも、容赦なく迫ってくる死には抗えず、妄想を肥大させるだけで、“北”からなんていうのも、暗示などではない。つまり、穿った見方をせずに敵=死なのだと私は解釈する。
だが、早々に、論客を自負する諸氏が、真顔で、それは老いである、孤独である、痴呆である、漠たる不安の総体である云々と、哲学的考察をかざしてマウントを取ってくるのだろうが、浅薄だと揶揄されても 自説はまげない。
晩年の岡本太郎のエピソードで、夜中にがばっと起きあがり、ブルブルと死の恐怖に戦慄するというくだりがあったが、なんびとたりとも、その恐怖をまぬかれぬ。キレイには死ねない。敵は容赦ない。

むしろ、生真面目な生活態度を送りながら時々みせる主人公の間抜けな行為でクスリと笑わせてくれるほうが、面白かったし、老境を深刻ぶって考え過ぎるのも如何なものか。
江国滋の句にこうある。『おい癌め酌み交わさうぜ秋の酒』自らの病を嗤うヤケクソのブラックユーモアなのだが、アルコールが末期癌にしみわたるだろうなー。

映画の主人公の対極いる自分のような自堕落な人間は、諧謔をもって死に際にじたばたしたいと思ったりするのです。

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ノーキッキング

3.5老後の男性一人暮らしの理想系かと思いきや

2025年1月21日
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やまぼうし

3.5敵とは

2025年1月20日
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koji

3.5裏・孤独のグルメ。

2025年1月20日
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悲しい

男っつうもんはタマが本体で、老いさらばえても射精にだけは貪欲なのだ。大腸検査すらオカズにするとは、なかなかの上級者である。

積み重ねて来たものが「老害」の一言で片付けられる昨今、強く信じて貫いて来たものですらゴミに思えて、
いっその事誰かが全て壊してくれないもんかと空想する瞬間があるのだろう。
敵という概念が意識に流れ込んできたその瞬間こそが、本来の自分と向き合うべき時なのではないか。
モノクロという非現実性が、私を当事者意識の外へ追い出す様で恐怖を感じた。

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や

4.0素晴らしい!長塚京三で主演男優賞は決まり!

2025年1月20日
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怖い

興奮

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セイコウウドク

3.5エメロン石鹸はあまり泡立たないイメージ

2025年1月20日
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単純

幸せ

東京国際映画祭のグランプリと監督・主演の3冠で吉田大八監督は山上たつひこ原作の「羊の木」がすごく面白かったので今回も筒井康隆原作だし期待しまくって観たのだがちょっと肩透かしをくらった。77歳で元大学教授の独居老人が自分で食事を作り食べ歯を磨きというまるで「PERFECT DAYS」な日常ルーティーンが繰り返し描かれ今回は流石にタイトルがタイトルだけにどこで物語が動き始めるのか、ああここで動くのかいや動かない、今度こそ…で動かない。筒井康隆先生が65歳のときに書いた終活物語で私も今その年齢なのでとても身につまされるのである。好きなものを食べたり外で飲んだりは節約せずにわずかなに収入と預貯金と生活費からXデーを計算すべしというのだ。20代でヴィスコンティの「家族の肖像」を繰り返し観た(なんとこの映画のコンテを作れというふざけた課題を出す講師がいた)のだが若者にはこれっぽっちも共感できるわけがなく、夜中に必ず目覚めてしまうこの歳になってやっとバート・ランカスターが演じた老教授の気持ちが分かるようになったことよ。それで肝心の「敵」はというと…夢落ちと妄想をエンドレスに繰り返すメタフィクションなのだ。

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たあちゃん

3.5そもそも敵とは?

2025年1月20日
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らぶにゃん

4.0老紳士の丁寧なくらしウォッチ作品かと思ったら···。彼の持つ欲求や...

2025年1月20日
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老紳士の丁寧なくらしウォッチ作品かと思ったら···。彼の持つ欲求や願望を、妄想の世界が具現化して行く。

シームレスな内容のお話とモノクロ映像に対する情報補填からか、鑑賞後どっと疲れが押し寄せて来た。

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こち

4.0しっかり予習していきました…

2025年1月20日
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怖い

難しい

どうせ難解で、初見で理解できないだろうとおもって、原作をしっかり読み込んで予習をしました。

そのうえで、敵とは、死のことだと理解したうえで映画を観賞しました。

ただ、原作を読んでも、儀助はどの段階で亡くなったのだろうとはっきりしませんでした。

もしかして、冒頭からすでに亡くなっているのではと思いましたが、確信が持てませんでした。

しかし、映画を観賞して、儀助は冒頭から亡くなっていたと確信しました。

カラーでも全然問題ないと思えるのに、あえてモノクロにしたことと、最後の最後のシーン、一瞬蛇足と思いましたが、儀助の死を象徴する監督の親切と受けとりました。

いやいや、ただあなたが鈍いだけです。やっぱり蛇足だよと、いわれる方も大勢いそうですが…。

それにしても河合優実はよかったね。あんのこといらい気になっていました。

ファンの人たちにはしかられそうですが、かわいすぎず、美人すぎず、ちょうどいいのだよね。蛇足です。

それにしても死を敵とみなしてしまっても、勝てるはずはないから、不毛な戦いとなるよね。

結局、死を恐れおののく老人映画という結論になってしまうのだろうか?

ちょっと、背筋が凍るし、残念に思う。

でも、映画は傑作だと思います。

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うさぎさん

3.5「敵」は老いとその先にあるもの

2025年1月20日
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かばこ

4.0見事!長塚京三

2025年1月20日
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長塚京三という素晴らしい役者が
日本にいたことを、改めて知らせて
もらった映画です。

物語は、77歳の元大学教授
(仏文)の一人暮らしの優雅な日々の
前編と、不穏なメールをきっかけに
襲いかかる夢幻、妄想のシーンが
続く後編で構成されている。

原作者の筒井康隆氏が「映像化は無理だと
思ったが、すべてに渡り映像化してもらった」
と絶賛。
僕は小説は読んでないので詳細はわからないけど
ユーモア、老いへの恐怖、愛欲への僅かな執着を
とにかく長塚さんが自然に見事に演じる。
身長181、ソルボンヌ大学留学、現在79歳の
この俳優にぴったり、堂々の主演作だ。

もちろん監督の吉田大八の力はいうまでもない。
「敵」とは何か。
本作を観た人と話をしたくなる映画です。

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高坂圭

4.0老いを研ぎ澄ます。

2025年1月20日
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箱入りの初版原作本に、とある番組ゲストで来局した筒井康隆さんにサインを入れてもらったのは、相当に昔の思い出だ。
小説と同じで、老いてボケてゆくインテリ教授の、ボケの『無自覚な進行の主観』を客観的に描いている。原作では、ボケとの対比で、様々な情景や行動描写が、狂気に近いほど細密に表現されていた。その緻密な文章が映画でどこまで再現できるかに、興味があった。結論として『映画は映画として』在るに過ぎない、ということだ。

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t2law

3.5

2025年1月20日
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これは全て夢の中の話です。
何故なら最後のシーンで双眼鏡に主人公が写っていました。
現実なら有り得ない事。もっともな日常のシーンも夢の中でみている。そこから異常な出来事が起きて行く。
全てがある日にみた夢であり、
主人公は今でも同じように生活してるのだと思います。

毎日同じような日課で生活するも、老いの怖さを感じるようになり、みた夢です。
定年後の老後をしみじみと考えさせる作品。

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vvv

3.5どう感じてよいか…難しい作品

2025年1月20日
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難しい

モノトーンの映像で現実と妄想の線引きがなく、不思議な感覚になる作品でした。やがて迎える死への『寂しさ』と『淋しさ』の狭間の孤独と欲望が『敵』という形で表現されてのは興味深い視点でした。自分が77歳になったら理解できるのでしょうかね。

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あにゃい

3.0何はともあれ、叱られたい爺さんなんだなあと思った

2025年1月20日
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難しい

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Dr.Hawk