「夢オチを多用しすぎ」敵 jaxさんの映画レビュー(感想・評価)
夢オチを多用しすぎ
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序盤は美味そうに食事を摂り、引退後の生活を楽しんでいた主人公が、敵が来るといったメールを受信したあたりから心身ともに不安定になっていく様子が描かれている。
不気味な演出をより不気味にしたり、血便や犬糞の生々しさを緩和したりと、モノクロの特性が巧みに活かされている。
終盤の納屋のシーンを観ると、主人公が生きていたときと死んで遺言を読まれているときの時間が交錯しているかのような演出になっている。
井戸を掘りに来た教え子が見たという若者は家を相続した親戚だったということだろうか。
中盤以降は夢オチが多用されるため、後半でインパクトの強い展開・演出を出されても冷ややかに観てしまう点は残念だった。
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