スピーク・ノー・イーブル 異常な家族のレビュー・感想・評価
全85件中、81~85件目を表示
2人の子供達が主役でありヒーロー
スピーク・ノー・イーブル 異常な家族
元の胸騒ぎとの比較にはどうしてもなってしまうが、内容はほぼ同じ。
最後の結末がバッドエンドなのが胸騒ぎであり、ハッピーエンドなのが本作である。すなわちどっちの結末を求めるかで好みは大きく変わると思う。
個人的に胸騒ぎの好きな所は、被害者家族の両親が違和感不信感から正しい判断をできず、あらゆる選択肢を間違え続けた結果娘を失うバッドエンドに繋がった所が妙に納得し好きであった。
どんなに娘を思う気持ちがあろうと、両親が間違えた選択を続ければ守れるものも守れなくなるという現実を突きつけてくる様な感覚が好きであった。
対して本作ハッピーエンドでは終わるものの被害者家族の両親の間違え続ける選択シーンは胸騒ぎと同じながら、行き当たりばったりで運が味方して逃げることに成功するのがモヤモヤが残る。
胸騒ぎのIFの世界をせっかく作ったのだが、両親がきちんと正しい選択をし自らハッピーエンドに導く展開が見たかった。
結局この作品の主役でありヒーローなのはアグネスとアントの2人の子供達であり両親が守りきれてない隙の多さが個人的には胸騒ぎと比較してしまうと物足りなかった。
まぁ基本的には胸騒ぎとは同じ内容ではあったが、シリアルキラー夫婦の妻の方も被害者の可能性がある?みたいな所とマカボイの体格が良過ぎで、あの自分本位の行動言動が胸騒ぎの時とは違って気持ち悪さ、不快感より単なるモラハラ感強めに見えてしまったのが気になった点かな。
胸騒ぎでは犠牲者となった少年アントも生存でき(これもアグネスのおかげ)最後これまでの苦しみを少しでも晴らして終わるシーンは個人的には1番好きなシーンだった。
良質なスリラー
旅先で知り合った友人一家の自宅に招かれて楽しい休暇、のはずがその一家が実は…という、巻き込まれ型スリラー。
予想通りばっちり怖がらせてくれて、楽しかったです。
ジェイムズ・マカヴォイが嬉々としてサイコ野郎を演じていますが、本当に彼は上手いですね。
アレ?この人、いい人だけどちょっと変?でも、話は面白いし、職業○○だし、たぶん信用していいよね?
と、観客もミスリードされます。
不安症っぽい娘と、若干過保護な母親の設定がストーリーに生きているのもよい。
欧米人はやたらと家族ぐるみの付き合いを好んだり、笑顔を貼り付けて綺麗事を言う文化ですが、犯人がその虚をついて主人公一家をじわじわ追い詰めるのもなかなかない視点で面白かったです。
日本人から見ると、そんなに簡単に他人を信用していいの?偽善的すぎない?って違和感があるのですが、この映画を作った人も同じように思ってるのかもしれませんね。
この先ネタバレ
↓↓↓↓↓
犯人の動機が最後まで謎のままだったのがちょっと残念。
起承転結、の、転から結にいたるまでが長い。
スマホを使えばいいんじゃない?と何度も思いましたが、あの辺境の地は電波もwifiもないという設定なんでしたっけ?
(見逃したのかも)
元となったデンマーク映画「胸騒ぎ」(未見)は鬱エンディングらしいですが、こちらは勧善懲悪で決着をつけていたのでリメイクにあたり改変したのかもしれません。
何も調べないで観て下さい。
今年2024年の5月に公開された『胸騒ぎ』のハリウッドリメイクですが、
『胸騒ぎ』を観ているか観ていないかで、この作品の評価は変わると思う。
僕は『胸騒ぎ』は、イヤな気持ちにさせられたのに2回も観ていて、監督のインタビューも読みあさりました。
そんな僕の評価ですが、本作は今年2024年度ベスト10に入る。
これから、この両作を観ようと思っている方は、
オリジナル『胸騒ぎ』→リメイク『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』
この順番がオススメで、本作を最大限に楽しむためには必要な事だと思います。
そして、何も知らない状態で観た方が絶対に面白い。
必要な情報は『胸騒ぎ』のリメイクって事。
それ以外の情報は必要ない。
何も調べないで観て下さい。
僕の評価は、85点ぐらい。
このリメイクを作って下さった方ありがとう。
許されない結末!?
これは、オリジナル映画『胸騒ぎ』の時に書いた焼きまわし。
映画とはあまり関係ありませんけど... 何か?
海外で暮らすという事は、同じ日本人でも相手を信じていいのか?そうでないのか?(あたしは、実際に自動車の売買で騙されている。)その嫌な思いを別の形で思い出す。
同じ南の島で華人の間での特徴的なある出来事があった...
ある島国の地方都市の中華レストラン...
シンガポーリアンが経営者で近くに土産物屋で働くマレーシアンの夫婦が友達のように毎日のように接していた... けど実際のところレストランのオーナーは夫婦の事を前職の職場まで行って素行調査をしていた。同じマンダリンを話していたのに でもこの映画では
共通語としての英語の存在があり、他の国の人たちには知られたくなければ自国の言葉を話すというアリキタリないやらしさのファクターが重要なカギとなっている。だから、そこがこの映画の肝かもしれない... とまぁ、このように感想を載せていた。で、本作はというと
母国語が英語では、疑心暗鬼になるファクターが無くなり、いくらシノプスがよくても直線的な違和感しかなくなる。それと最も映画の質を落としているのが、ラストシーンを大幅に改変したことで、映画を観終わっての "胸糞感" や 行き場を無くす "アリ地獄観" なんて重要な要素を投げ捨てたようなエンディングでは、オリジナルの『胸騒ぎ』と比べると同じ視聴制限 PG12 でも天と地の差がある。
※追記
南の島での出来事に戻ると
仮に彼らに知れたら関係が壊れても敢えてわからないように素行調査なんて何故?したのかは、当時、本土の一般の人たちは観光で国外に出国なんてありえなかった時代に(1997年解禁)、そして元なんて紙屑同様なので、最強の通貨であるドルの札束を財布に詰め込むことのできる本土の偉いさんだけが、へんぴな島に観光?(視察)できていた経緯や背景がある。母国ではないところでレストランを構える苦労を知っている華僑たちは、金の臭いには敏感で、大金を見逃すわけはないし、それと観光客は、土産物屋を見た後は決まってといい程、レストランへと向かうというか、向かわされる。しかも、当時としたら本土の人達だけでなく韓国の観光客も増えてきていたし、その夫婦は韓国人のオーナーの下で働いていた。すみません、自分でも分かりにくいけど... この話には、まだ続きがありますので... また別の機会に
※追記の追記
観光をしていればご自身自体は気付かないかもしれない。これを傍観者としては...
観光客を見れば同じルートで同じように名所に行く。そして、土産物屋やレストランに途中よるのは欠かせない。皆さまは、すでにご存じかも知れませんが、そこには観光という一見して、"楽しい" 事にはいつも裏があり、超が付くほどの大手で一度はお世話になっている方が多い有名なJ○Bでもバックマージンがある。大手の会社がそんなことを今でもしているとは...
そんなことが、すぐ分かるのは、海外のツアーガイドを見れば彼らの目が血走っているのが分かる。レストランや土産物屋はバックマージンを少なくするための工夫があるために
JT○のツアーガイドに聞いたことがある。何故、よその店に行かないのか?彼らは即答する。「それは、観光客が日本に帰ってから日本の親会社へのクレームを避けるため」...
頭のいい回答です。でも旅行中の安全・安全は担保されるかも?例えば、ムートンの加工過程で使われる脱脂剤の危険性を...
この事が、映画より胸糞になれば、幸いです。
全85件中、81~85件目を表示