「パディの悪さがエスカレート」スピーク・ノー・イーブル 異常な家族 mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
パディの悪さがエスカレート
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サイコスリラー。始終、不快な空気が漂った映画で、気味の悪さが自分にも関係しているような気分になりました。あの「おもてなし」は最高(最悪)でした。
ジェームズ・マカヴォイといえば、『スプリット』を思い出しますが、あれより恐ろしかったです。ダルトン一家の夫(スクート・マクネイリー)は線が細いので、パディと対照的でした。ジェームズ・マカヴォイといえば、瞳のきれいな、まあまあハンサムなイギリス人というイメージがあったので、ちょっとびっくり。シャイニングのジャック・ニコルソン、ミザリーのキャシー・ベイツの狂った感じにダブりました。
アント役の少年の演技もよかったです。アグネスに「舌をハサミでちょん切られた」とジェスチャーで示すところは、ある意味、クライマックスの始まりでした。
それにしても、パディもキアラも息絶えて、ダルトン一家とアントが車で去って行くラストのあの安堵感は何とも言えませんでした。やっと終わって逃げ出せたーという感じで。
オリジナルはデンマークの映画『胸騒ぎ』だというのは後で知ったのですが、これは未見。
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