「なんとなく気持ちはわかる」山逢いのホテルで りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
なんとなく気持ちはわかる
スイスアルプスの麓の小さな町で服を仕立て収入を得ていた中年女性のクローディーヌは、障がいを持つ息子をひとりで育てていた。毎週、白いワンピースを着てダム湖の側にあるリゾートホテルを訪れ、短期での一人旅の男性客を選んではその日限りの体の関係を楽しんでいた。真剣に恋をすることなどないと思っていたクローディーヌだが、水力発電の技術者でドイツ人男性との出会いにより、彼との生活を考えるようになり・・・さてどうなる、という話。
スイスの美しい山々と巨大ダムのそばにある実在のホテルが舞台。スイスの登山鉄道でユングフラウヨッホを訪れた事が有るが、スイスのアルプスは壮観だった。本作を観て、再訪したくなった。
夫が居なくて、障害を持つ子どもがいて、大変だろうと思うし、色々と発散したくなる気持ちもよくわかる。
クローディーヌ役のジャンヌ・バリバールは50過ぎてるのにどんな服を着ても似合ってたし、あそこまでセックスシーンを披露できるとは、俳優魂が素晴らしかった。
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