フード・インク ポスト・コロナのレビュー・感想・評価
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まず知ることは大事
眠い時間帯に鑑賞し
ずっと誰かが喋ってる感じの
映画だったので
時々寝てしまいました。
失敗。
資本主義の弊害が
あからさまに浮き彫りになってきている昨今、
商店では
個人の店がどんどん消えていき
大手のチェーン店が増え
多くの人が
そこで決して高くはない賃金で雇われる人に
なっているのと
同じだなと思いました。
農業でも商店と
同じことが起こっていて
価格も商品も
農家には決定権がなく
合併を繰り返した巨大企業に
決して高くない賃金で
雇われているのも同然だと
感じました。
人間にとって
大切な食べ物をつくってくれる
農業に従事する人を
もっと大切にする
仕組みを作っていかなければと思いました。
また、超加工食品の
恐るべき副作用も
初めて知りました。
自分が
添加物や香料などに
慣れっこになっていることが
怖いなと思いました。
食べ物は誰が作ってる!?
「トラクター画期的」
米国のゴミ捨て場になってるアジア諸国。人ごとじゃないね、
このドキュメンタリーのハイライトはウルトラ・加工食品?それも、インポッシブル・ミート(Pat Brownがオーナー)のようなどれを一つとっても、ホール・フードじゃない食べ物?健康・栄養面を考えてホールフードを食べよう。加工食品は極力控えようじゃあなかったの。インポッシブル・ミートもシリコンバレーの産物のような『無理に作られた食品』で、大気汚染、メタン排出量などの持続可能性を追求しているってこと?インポッシブル・ミートや蜂がいらないハチミツなどは安全性の高い食品?インポッシブル・ミートが市場に出回ったのはここ6年ぐらいだよ。これで、安全性が確認できたの?ワクチンと同じく、治験に治験を重ねられないよね。人間が最終的実験になるから。だから、この映画を見終わってから何か不信感が募った。しかし、他の面も考えて見ないとね。個人的に食や環境の意識は高いので、内容にあまり新鮮さはなかったが、他にも重要な点がある。
アイオア州のワーターロー(Waterloo, Iowa)にあるタイソンTyson Foods という会社だが、このタチの悪い会社は(ごめん)米国の食肉業、屠殺場があり、特にチキンの独占企業だ。パンデミックの時、工場を閉めないで、no masks, no regulation, no real concerted policy on how to protect each other.営業していたため、二千五百人中、千三百人がコロナになったと。何人亡くなったか忘れた。第1期のトランプ大統領Defense Production Act を持ち出して屠殺場を運営しておいたと。1950年の戦争のために生産を増やす法律をコロナの時に利用するとは考えられないが、政府と生産側がいかに癒着しているか、一般市民のことを考えていないかがわかる。恐ろしいね。タイソンはアメリカ国民のために生産を増やしていると言ったけど、それは中国に輸出するためのもので、結局は利益追求のみの悪事だね。郡のシェリフ、トンプソンが、They didn’t care about our citizens and way too many people paid the price for thatと。その通りさ。
ジョンテスター Jon Tester,(モンタナ州の百姓で、前のUS上院議員)が言ってたけど,この悪循環やシステムを変えるのはワシントンDCだけだって。つまり、議会なんだよ。しかし、議員がFDAやNHA( National Healthcareer Association )と癒着しているし、天下りがこれらのメンバーになるんだよ。法律が変わるわけないよね。危険な食べ物でも、自分の家族だけが食べなきゃ良いんだからさ。アメリカ市民が食べようと、海外の人々が美味しいって食べようと、どうでも良いことなんだからさ。世も末だね。
映画の最初のシーンがフロリダの南のイモカレー(Immokalee)の移民・季節労働者たちの姿だ。チャベスは子供の頃からこの仕事に従事しているようである。メキシコで1日に70ドルもらえるというデマa flat-out lieにのせられここにくるようだ。ここで働く人はラテン系かハイチからの人たちだと。こういう農産業は季節労働者を欲しがるが、その目的は営利だけのためだと。野菜や果物は季節労働者たちの安給料とコネクトしているって。コロナになろうと、どんな病気になろうと、知らないふりをしておこう。そして、収穫だけをあげようというのが経営者側の魂胆で、エッセンシャルワーカーなのに使い捨てされると。3ミリオンもいる働き手は奴隷と同じだと。米国にあった奴隷制度がそのまま形を変えて残っていると。ある働き手はタダで働かされ、ユーホールというトラックの中で鎖に繋がれ逃げられないようにしていると。これが裁判になったようだ。
チャベスを中心として働き手はこの不当な差別に戦うため、Coalition of Immokalee Workersを立ち上げた。彼は Fair Food Program などで、公正な食品プログラムについて講演している。これからが楽しみな人だ。
とりわけお金持ちの人や地位ある立場の人に観て欲しい作品
今日の食を支える(否、牛耳っている?)裏側のシステムに潜む欠陥への警鐘と、その欠陥システムが生まれる背景を考察する作品。健康面への懸念にとどまらず、食に携わる企業や労働環境に関する話、持続可能性の模索など、食に関わる全域に話は及ぶ。
いたずらに食への不安を煽るような内容・雰囲気ではなく、検証実験の結果を踏まえるなどして俯瞰的に、真摯に問題の本質に迫らんとする作品だと思った。ちょっと心配だったけど特に怖い映画ということはなくて、いち消費者として考えさせられる映画だった。
子どもや孫がいる人、普段何が入っていてどう作られているかわからないものをわからないまま食べてる人、飲食店で働く人、スーパーやコンビニを使う人、先進国の人も途上国の人も・・・全ての人に観てほしいというか、観る価値ありだと思う作品。もし「フード・インク イン・ジャパン」とか、アメリカ以外でのこういう作品があったら、それも是非観てみたいなと思う。
イタチごっこ、エゴとエコ。
もっと関心を持ちたい食
もっと関心を持ちたい食。世界の食の現実を
観る事ができた。
生産者の事を考えていかなければいけないと
この作品を観て改めて痛感した。
コロナ後の世界の食ビジネス、食生活の現実を
知る事もできた。
ウクライナ事変や中東事変後の世界の食ビジネスを知りたい。もっと映画館やサブスクで観ていきたい。
少しだけ未来に希望が持てた……かな
これを観るため数日前に1作目を観たばかり。
その時は業界の闇とか絶望感とか暗い気持ちになり、レビューも『ポストコロナで食品業界が人と地球に優しい世界に変わっていますように、という期待を込めて❤ ❤ ❤』で終えていた。
今回、観てよかったーε-(´∀`*)ホッ
期待した通り、前作から15年が経過して、技術の向上だけでなく消費者や農家の意識の変化もあったみたい。そのきっかけとなった(または問題を浮き彫りにした)のがコロナだったとか。
明るい未来に希望が持てる世の中に変わったことを安堵し純粋に喜びつつも、食品業界のハイエナっぷりが新産業でも既に垣間見える構図に唖然とするほかない。
これでは歴史が繰り返されるだけ……
更には闇深い業界の言いなりとなってた米大統領の再選……
フード・インク3はまた15年後……かしら?
以下👇️箇条書き
・テスター(元)上院議員やブッカー上院議員など、消費者側に立てる政治家の台頭(いや、テスターは再選ならずだった模様?)
・ペプシが認めることを拒否したボディメタボリズムについての新研究結果(←超興味深い)
・ザックさんのオーガニック農法。農場を裸足で歩けるのが羨ましい!
・食品はなにも陸の上での話だけではない!海の中の話にも言及しているこの続編は素晴らしい!
・植物由来のチキン胸肉が一切れ2000ドル⁉️馬鹿馬鹿バカぁぁぁぁ
・エンドロールで流れる曲が1作目と同じ“This land is my land.”でもアレンジバージョンが異なっててとっても好感出来た💜
そして、終わりの方で不用意に大量の蛙とか映さないでーーー!!!
フード・インク ポスト・コロナ(映画の記憶2024/12/10)
現代の食産業が持つ闇の摘出
アメリカの食品業界や農業の闇に迫ったドキュメンタリー『フード・インク』の続編で新型コロナウイルスのパンデミック以降より一層進んだ巨大食品企業の市場独占や個人農家の衰退といった問題を浮き彫りにする。現代の食産業が持つ闇の摘出。良くも悪くも企業がオブラートに隠し通してきた食に対する真実が語られ、暗い気分にはなる。題材柄 非常に興味深かったため鑑賞。栄養失調が減少する一方で肥満患者の続出でこれらの原因を考察したさいにやはり加工食品の摂取が考えられるだろう。身近で言えばコカコーラゼロの”糖質ゼロ”などのうたい文句も、前々から勘付いていたが気のせいではなかった。オブラートに隠され続ける食への真実を暴くドキュメンタリとしてはこの上なく上質である。
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