シンペイ 歌こそすべてのレビュー・感想・評価
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中山晋平を知る2時間
1日1回にはなったが、まだ先行上映中。 地元がロケ地になっているので、見知った場所が度々出てきて「おお、あそこをこう使ったか」という発見の面白さと、自分のような世代にとってノスタルジーに浸れる場面も多々あり、トータルで2時間楽しく観ることができた。 1人の人生をそのわずかな時間で描くので、どうしてもダイジェストにはなってしまうのだが、中山晋平がどこに矜持を持っていたのかは、監督もご自身を重ねられたのだろうか、しっかりと描かれていた。 あの曲もこの曲も中山晋平だったのかということを知れて、日本のフォスターと呼ばれるのも素直に頷けた。とりわけ、東京音頭のエピソードは「まさしく」の思いだった。 西条八十との二人三脚の曲づくりの場面で、表現者として譲れない部分と、クライアントからの要望との葛藤がよく伝わってきた上に、「それをこう乗り越えるか!」というのが、自分としては、一番よかった部分。
ゆっくりとした良作
大袈裟な展開や盛り上げはなく、淡々とゆっくりとシンペイさんの生涯が綴らます。 悪い奴とか、鬱陶しい出来事など描かれませんので、のんびりと歴史、登場人物(こんな歴史上の著名人にこんなつながりがあったのかと、知識不足の自分に気付く)、聞いたことのある歌とメロディ(今のPOPSは分からなくても聞いたことがある歌がたくさん)、を楽しみましょう。 わたしはお勧めします。 退屈と思う観客がいても驚きませんけど。 橋之助さん、やっぱり歌舞伎役者ですね。志田未来さん、実はとてもいい役です。こんな奥様羨ましい。三浦さん、こんなに太ってましたっけ?メイクじゃないですよね。真由子さん、津川さんの娘さんですか、知りませんでした。中越さん、久々に見たような気がします。危ない役じゃん!とヒヤヒヤしましたが良かったです。他にも至るところに名前のある役者さんばかりでした。それは楽しいです。 実は、ボランティアでエキストラやりました(上田市で)。カットされてなくて良かったです。楽しい経験でした。神山監督、その日はエキストラ5名だったんですが、みんなに挨拶してくれて、リハでもエキストラさんもいい感じですよ、とか声かけてくれて、やっぱり大物監督は違うなぁと思いました(大体、監督なんてエキストラはガン無視ですよね。ゴジラの山崎貴監督は違ってましたけど。)
11月28日上田東宝シネマでシンペイを見てきました。素晴らしい映画...
11月28日上田東宝シネマでシンペイを見てきました。素晴らしい映画でした。懐かしい人々が出て来るのと、上田の多くの知った場所が出て来て大変楽しかったです。しかし、一か所だけ時代考証が間違っているところがありました。中山新平が昭和の初め頃養女をもらい、その子にいくつかと聞いた時、その子は5歳と答えていました。明治大正から昭和30年代頃まで、5歳なんて言う子はおらず、5つとか7つと答えるのが普通でした。私の子供時代までみんなそうでした。また、野口雨情の童謡にも「烏 なぜ啼くの 烏は山に 可愛七つの 子があるからよ」とあります。平成に入ってから、世間の子供たちがみんな、5歳とか7歳とか答えているのが、私は気づいていましたが、昔人間の私には違和感がずっとありました。ここは5つと答えるように直した方が、大正から昭和初期の雰囲気が出てよかったと思いますが、皆さんどうでしょうか。
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