「器物の精霊と青年」傘少女 精霊たちの物語 破雲泥さんの映画レビュー(感想・評価)
器物の精霊と青年
失いものの語だなあ
登場人物は物語の過程で様々なものを失って終わる
正直せつない
起きた事件は収まるものの決してハッピーエンドではない
主の遺志を継ぐ精霊が
「自分の意思」を持って「自分で決めて」行動する終盤の展開は
その筋道も含めてかなり良く中華アニメの演出力も上がってきたなということを感じさせる
明確に説明があるわけではないが
器物に魂が宿って精霊となり
その魂が抜けることで朽ち果てる
ということを感じさせる見せ方も良かった
ただ、個人的に気になったのは
ものすごく「丁寧」に「美しい映像を作ろうとしすぎている」
ように感じてしまったっとこ
全部のシーンを頑張りすぎて堅苦しさがあるのがね
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