「内容の薄い継ぎ接ぎドキュメンタリー」鹿の国 魔グニ彦さんの映画レビュー(感想・評価)
内容の薄い継ぎ接ぎドキュメンタリー
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諏訪在住の者です。期待して観に行きましたが、内容の薄い説明不足の継ぎ接ぎドキュメンタリーで正直がっかりしました。メインは中世で途絶えた御室神事の再現なんだろうが根拠となる文献の解読や再現に向けた識者の説明の映像が殆んど無く信憑性に欠ける。破壊された仏像の修復についても諏訪に於ける神仏習合や廃仏毀釈の歴史についての解説が無いので(明治維新との言及はあったが)、知らないとなぜ破壊されたのか僧侶がなぜ今回諏訪大社を訪れたのか分からない。移住者の稲作シーンなんて必要あっただろうか。その尺を主テーマの掘り下げてに使って欲しかった。唯一印象に残ったのは実際に催されている諏訪大社の神事と諏訪の自然を撮った映像だけでした。
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