「黒人女性部隊の孤高の戦い」6888郵便大隊 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
黒人女性部隊の孤高の戦い
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冒頭の戦闘シーンからグイグイと映画世界に引き込まれ、
黒人女性による味方との戦い、不可能とも思える郵便大隊としての任務遂行など、
その苦難の道を乗り越えていく様に猛烈に感動しました。
最初はリナと戦地に向かうエイブラムとの関係性や、軍人になる意思を固めたリナに
スポットをあてていて、その時代感やリナが受けている差別的な扱いを
視聴者にインプットすることで、今後の展開における重要な礎をつくっています。
そしていよいよ入隊してからの厳しく鍛えられるシーンと
戦地⇔戦地外との連絡をとる唯一の手段である手紙が届かないことが
課題視され、解決に向かうストーリーがシンクロしていき、
6888郵便大隊が組織されるところで
アダムズ大尉にスポットがあたるのが素晴らしく良かったです。
ここで主役が交代しているといっても過言ではありません。
最後にリナがエイブラムの墓を訪れ、エイブラムの手紙を読むシーンは涙が出ましたね。
後日6888郵便大隊の功績も認められた背景には、
アダムス大尉の凛とした佇まいと揺るぎない信念によるものだと思いました。
良い作品でした。
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