「ノーモア、ヒバクシャ」TOUCH タッチ アベちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
ノーモア、ヒバクシャ
本編が始まる前に「原爆のシーンが出てくるので、。」云々の注意書きが出てきたので、どう関わってくるのかと思っていた。主人公が「ヒバクシャ」という言葉を恋人から聞き、彼女が「被爆2世」である事実を知り、図書館で映像も見て大変な事とわかった。しかし、恋愛真っ只中の2人に当時(1969年)の重さ(差別的考え)までは見えなかった。
そして51年もの時を経て、忘れかけていた大切だった人を探しに行く事を決意をしたクリストファー。初期の認知症が出てきたとは言え、凄いことです。アイスランドからイギリス、日本へ。日本では東京から広島、呉まで、。誰もがミコに会えることを祈りました。会えて本当に良かったです。更に2人が残した命にまで巡り逢えるなんて、。
Kokiはキムタク、工藤静香の娘として有名ですが演技を見たのは初。なかなかです。これからも良い作品に出会え経験を積めば大成もできる予感がします。
これは外国人監督の視点で「原爆」「ヒバクシャ」を扱った貴重な作品と言えます。
「被団協」のノーベル賞の件も当時はかなり報道されたが核兵器廃絶には全く向かわない世の中だが、このような映画があるという事実だけでよいから、もっと日本のマスコミに伝えてもらいたいものである。
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