この夏の星を見るのレビュー・感想・評価
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近くて遠い星
大人の役割を知る
特に学生はコロナに取り戻しようのない大事なものをたくさん奪われ、本当に気の毒に思う。
一方、それがあったからこそ得られたことも少なからずあり、どの様に気持ちを切り替えさせるかは周囲の大人の大事な役割なのかなあと思った。
岡部たかし演じる砂浦第三高校天文部顧問はじめ教師達は何とかしてあげたいと言う強い気持ちがありつつも決してルール違反や特別な配慮をせず、一緒にどうすべきか考えながら導こうとする姿勢は素敵だと思った。
マスクをしないと成立しない話だが、一部の生徒役を除いてはほぼ初めましての役者さんばかりで、一瞬だけ画面に映るとどこの誰なのかわからず戸惑うことが多かったw
あの先生が朝倉あきだっていうのもかなり後から気がついたし。
スターキャッチコンテストは本当にあるらしいが、誰でもできる様に手作りの天体望遠鏡でエントリーというのと併せ、非常に興味を惹かれた。
離島に越境して来た野球部の彼、あまりにも爽やかでいい奴過ぎて泣きそうになった。
応援するぜ!
清水ミチコどこに出てた?
今だがらそこコロナだね、泣けたよ
いまさらコロナがテーマ?と思ったけど、好きな俳優さんたちが出ているので鑑賞です。原作の辻村深月さんの映画も好きなので。
あらすじを読むと大体のことは想像もできますが、軽く乗り越えて来ました。
単にコロナやコロナ禍、今思えばおかしな対策、辛い思い出、未知の恐怖感などを良い悪いという話だけでは無い。なかなか奥が深い感情でした。
いろいろな事が出来ない中高生の話であるけど、何をさせてあげられない先生たちの話しでもあって泣けてしまった。
難点は、マスクしていると誰か分からないこと。知らない俳優さんだとなおさら。ただ、それにも意味があって。
映像も良かったな。VFXのバランスというか。
今夜は空を見上げる、、、かも。
コロナ禍で動きが制限された地球
コロナ禍の青春
辻村深月の原作ということで鑑賞。コロナ禍の中高生の青春を描く。オンラインのスターキャッチコンテストでつながった茨城と五島と渋谷の中高生は、コロナ禍でそれぞれに悩みを抱えている。ただでさえ悩みの多い年頃に、コロナがさらに影を落とす。しかし、できないことよりも、何ができるかと考え、ゴールも正解も見えないままに突き進むことができるのが若者の特権。その若者の背中をそっと押す周りの大人が優しい。コロナ世代と言っても、何もしないで流されたか、何ができるかともがいたか、その違いは大きい。それはきっと大人になったときに答えが出るはずだ。コロナ禍に大人の立場にいた身だが、大人だって悩み、考え、正解のない答えを探し続けていたことを思い出した。桜田ひよりや黒川想矢など、すでに活躍している俳優だけでなく、PERFECTDAYSの中野有紗や、ゴールドボーイの星乃あんな、異国日記の早瀬憩など、印象に残る俳優たちの瑞々しい演技も必見。
中高生からみたコロナ禍
2020年、近くて遠い記憶(現実)
五島市の海、景色最高‼️
何が出来るか
原作:辻村深月氏、かがみの孤城が面白かったので鑑賞
何処へも出かけられないあの頃の閉塞感を思い出しました 思えば新入生は🌸咲いて浮足立つ新学期、しかもそんな時期は人生で数回しかないのに短い学生時代がコロナ禍で台無しになってしまったわけで、あらためて事の重大さに気付いた
タイムリーなテーマではないし、自分には疎い若者のお話しだったけど、望遠鏡はまさかの手作りで楽しそうだった
コロナ禍だから出来る、ならではの出会いも有ったのだ
黒川想矢は国宝と撮影重なってたのかな?もはや名優な予感ですね彼は。
あれはドブソニアンではなくて?ナスミス!?
個人的にはアニメ化して欲しかったかな
あの夏
私も劇中の彼らと同様、2020年の夏、学生時代真っ只中だった。
私は当時、一生懸命に部活動に打ち込み、夢だったキャプテンを背負い、大会で優勝することを夢見た。でも、その力を発揮する舞台にすら立たなかった。立たせてくれなかった。
周りからは、「この代は可哀想だね」と同情する言葉をかけられた。でも私自身、どこかその言葉に違和感を抱いていた。私たちは最初から、舞台に立てそうにない状態だということをわかっていたような気がする。そんな中でも、できることをひらすらこなして、1人で食べるご飯も多かったけれど、ネットワークが仲間を繋げてくれた。
憧れだった舞台に立てなかったことや、修学旅行が中止になってしまったことは、とても辛かった。でも、そんな状態の中でも夢に向かって必死に努力したこと、こんな状態の中だからこそ生まれた絆、沢山あったと思う。今を感じて、明日は自分の番かもしれないという恐怖と戦いながらも、今を必死に生きた。可哀想かどうかというのは人それぞれであると思う。
今を必死に生きる、そんな彼らの姿にどこかあの時の自分を重ねながら、胸を打たれた作品。
個人的に、岡部たかしさんの存在感がとても魅力的だった。顧問という、一番難しい立場だが、常に温かい目で彼らを見守るお芝居がとても好き。
最後、こちらに向かって語りかけた言葉には涙が止まらなかった。
みんな知ってた(過去形)
今を生きる誰もが過ごした、あの特別だった時代を切り取った群像劇。ただし私たち大人とは別の意味で特別であったろう、学生たちの物語りです。それまでの当たり前が徐々に消えてゆき、ルールやモラルというより正体のよく分からない恐怖や人の目という社会性に皆が縛られ傷ついたあの頃。
ネタバレでもなく皆が知っている通りそれらもやがては霧散していくのだけれど、私やあなたの周りにもあったであろう少し息苦しかった日々が、画面から若者の目線で伝わってくる。
救いはあり、オンラインでの新しい人達との繋がりは、新型コロナがあった故なのかもしれない。スターキャッチは皆が楽しんでいたし輝いていた。そして登場人物が皆優しい。この映画の半分は優しさで出来ている。
優しく流れるsuisの歌声を聴きながら、仙台育英野球部の須江監督の、青春てすごく密という思いやりに溢れたコメントを思い出した。
若者達の笑顔、やっぱりいい
リアルタイム感
「最高で、二度と来ないでほしい夏」のコピーの通り、「あの病気」と不可分な「あの夏」の物語。
私の息子も同じだったけど、あれもこれも「やっちゃ駄目」になったあの頃。たった3年しかない高校生にはキツかったろうなと思う。で、「なになら出来るか?」から発想したオンライン・スターキャッチ大会に関わる3つのグループの人間模様が、う〜んなんだろう…羨ましい。のかな…普通よりももっと濃い青春、みたいな…
夏だけで終わらないあたりも良い。そりゃそうだよね、って。
ただ、3ヶ所(いや、4ヶ所か?)それぞれの人間模様を描き切るには映画の尺ではちょっと足りなかったかもしれない。出来ればドラマでも観てみたいくらい。
いちばん良いなと思うのは、「あの夏」じゃなくて「この夏」というリアルタイム感。
コロナ禍であるが故の成立。でなきゃ単なる部活青春映画。
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