「オンライン会議というものが世の中で受け入れられた契機」この夏の星を見る Bigcatさんの映画レビュー(感想・評価)
オンライン会議というものが世の中で受け入れられた契機
コロナ禍の真っ只中であった頃を思い出させてくれる作品であった。そういう意味では、本作品より少しだけ先に上映の始まった「フロントライン」も同じであり、5年たった今ようやく、当時を振り返ることができるようになったということで、同時期に上映されたのも単なる偶然ということではないのかもしれない。
また、オンライン会議というツールが広く受け入れられるようになったことは、良いことのあまりなかった当時の社会情勢の中で、唯一とも言える良い変化だったと個人的には思う。約5年経過し、正直、忘れかけてさえいたところ、本作品で学生たちが活用し、重要な位置を占めている描写により、改めて思い出させてもらった。
登場した学生たちも、現実世界で当時学生であった方々も、今はその時よりも何かしら、良くなっていることを願うばかりである。とは言え、自分を含めた大人たちは、そういうサポートをできているのか、自問させられる作品でもあった。
コメントする
