アンダーニンジャのレビュー・感想・評価
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原作の良さが消えた印象
「TVバラエティーっぽい何か」へ天秤が傾きすぎ、「映画じゃないもの」になりすぎていたような。
原作初期は「シリアスな絵柄、すごい忍術、技術の無駄遣い」みたいなコメディではあったけれども、そこを福田監督の文法で過剰に塗りつぶしすぎたために、原作の良さが消えちゃった気がします。
『銀魂』『今日から俺は‼︎』『聖☆おにいさん』などはうまく行っていたように思えたのに、本作は『新解釈・三國志』『ブラックナイトパレード』のように、福田色に染まりすぎてバランスを崩し、支離滅裂になってしまった印象。
もっとおもしろくなりそうなのに・・・
原作未読ながら、おもしろそうな予告に興味をひかれて期待していた本作。しかし、公開初日の夕方時点の評価はまさかの2.5!というわけで、かなりの不安を感じつつ鑑賞スタートです。
ストーリーは、戦後の日本へ進駐したGHQの命により解体されたはずの「忍者」組織だったが、実はその後も忍者組織「NIN(ニン)」として現代社会でも暗躍を続けていた中、「NIN」から離反した者たちによって組織された「アンダーニンジャ」の動向を探るため、暇を持て余していた末端の下忍・雲隠九郎に、とある高校への潜入が命じられるというもの。
あまりの低評価にどんなにひどい作品かと思いましたが、そこまで悪くはなかったです。事前に期待値を限界まで下げて臨んだおかげで、思ったより楽しめました。いや、むしろまだまだおもしろくなりそうな要素がたくさんあると感じます。
まずは、魅力的な世界観。現代においても忍者が暗躍しており、その組織は国外まで活動範囲を広げ、なおかつ敵対する忍者組織まであるというのは、なかなかおもしろいです。そして、忍術はハイテクガジェットによりさらに強化され、現代忍者としてアップデートされています。
もちろん忍者としての身体能力の高さを見せつける、キレのいいアクションも随所に盛り込まれています。中でも、後半は各所でバトルが繰り広げられ、それを迫力のVFXで派手に演出し、見応えのあるシーンに仕上げています。
そんな忍者のシビアな世界が描かれるのかと思いきや、テンポのいいポケとツッコミ、豪華俳優陣の振り切った演技もふんだんに取り入れ、前半は福田監督らしさが色濃く出ているのを感じます。福田組の常連は言うまでもないですが、浜辺美波さんにまで容赦しないのはさすがです。
こんなぐあいにいいところがたくさんあるのですが、イマイチ盛り上がらないのが本当に本当に残念です。その最大の原因は、ストーリーの魅力不足でしょうか。九郎が重要ミッションを受けて潜入したはずなのに、寄り道が多くてメインストーリーになかなか引き込まれません。いやむしろ当初の目的を忘れちゃってましたよ!
終盤が近づいてやっとミッションが本格化するのですが、ここまでに広がった伏線が回収されそうでされない感じにちょっとモヤモヤします。それどころか、逆に話がさらに広がり、収束しないまま終幕なんて、もう完全に消化不良です。せめて一本の作品としての区切りはつけてほしかったです。脚本がもう少し練られていれば、かなりおもしろい作品になったのではないかと思うと、ちょっと残念です。
主演は山﨑賢人さんで、もはやコミック実写化の御用達俳優と言ってもいいでしょう。脇を固めるのは、浜辺美波さん、間宮祥太朗さん、白石麻衣さん、岡山天音さん、山本千尋さん、宮世琉弥さん、坂口涼太郎さん、平田満さん、木南晴夏さん、長谷川忍さん、ムロツヨシさん、佐藤二朗さんら。中でも岡山天音さんのアクションが新鮮で、キャラも立っていて、とてもよかったです。
解像度高い
監督もUNも何をしたかったのかわからない
これが福田ワールドなのかな?
福田雄一節が好きならば加点されると思うが
まぁどこかで見たようなコントじみた芝居が続くこと続くこと。原作も何も見てないから、何がどうしたとかもこの映画が初めてで全てだけど、まさか原作こんなじゃないよね?
とりあえず演者では女性陣で浜辺美波と白石麻衣、ちょい役だけど木南晴夏、男性陣では何故か岡山天音が良かった。岡山は『ある閉ざされた雪の山荘で』以来気になってみてる(同出演者の間宮よりも)。
きっと映画として詰め込んだからあんな雑な仕上がりになったんだとは思うけど、アニメで止めておけばよかったんじゃないかという予感はする。ぶっ飛んでる内容の漫画の実写化は高確率でそう。
しまいにスタッフロールでのクリーピーナッツでとどめを刺された感じ。
アクションシーンの頑張りと女性陣が可愛くなければ星一つでも良かった作品。
みんなが佐藤二朗推しではないのでマイナス3点
佐藤二朗さんのギャグが推せるか推せないかで評価が変わると思います。
アクションパートは山﨑賢人が良いから引き締まった作りで観ていて面白かったけど、ギャグパートはムロさんと山﨑賢人や佐藤二朗と白石麻衣が合わないです。間が悪いのが売りにしたいのでしょうが、ネタが長くて観ててヘタれる。
福田監督の作品でよく佐藤二朗さんのギャグが挿まれるけど、推し以外には「聖☆おにいさん」もそうだったのですが、全く長い間が評価は低いと思います。
期待外れが見終わった感想です。
押し入れでの天丼合戦が好きです(笑)
コミック原作ですが、原作は全く読んでいません。出演者が豪華だったので観に行ったというミーハーな私です。
物語自体はそれほど面白くないんだけど、クドすぎるコメディ部分が面白かったのと、浜辺美波、白石麻衣が可愛かったです(笑)
アクションシーンは確かに見応えはあるのですが、個人的趣味としては前半のコメディ部分のほうが好きですね。
特に雲隠九郎とお隣に住む大野さんとの天丼合戦は・・・これが好きか嫌いかで全く評価は変わるのでしょうけど、私は好きですね。あと、浜辺美波の変顔もやはり面白かったです。
アクションシーンは・・・これは仕方がないのでしょうけど、少々残酷でした。前半のコメディと後半のアクションのバランスが悪いのがちょっと気に入りませんが。
で・・・やはり続編が作られるのでしょうね。あの終わり方は(汗)
途中で寝てしまった
独特の映像の間合いが中毒になりそう?!
疲れたときに観ると、すごく癒されるような痛快アクション劇でした。ギャグもてんこ盛り!私は漫画もアニメも観ていませんのでただの通りすがりの視聴者ですが、演技と演技の間にある独特の間合いが妙にハマってきて、中毒になりそうでした笑。警察官は約26万人、自衛官は約23万人、そして忍者が約20万人という設定には、少々度肝を抜かれましたが、忍者がそれだけいたら日本社会が激変しそうで笑えました。あと気になったのは色々な部分で、かなり端折ったような映像シーンがあって陳腐感否めなかったことでしょうか笑。また、繰り広げられるギャグの砲弾の多さもちょっぴり疲れます。それでも点数をつけられる部分をいくつか挙げてみましょう。山崎賢人をはじめとする出演者のアクションシーンは、めちゃくちゃ秀逸でした。特に白石麻衣のアクションはお見事(スカートを履いての立ち回りで下着が見えた時はびっくりです笑)!浜辺美波については顔に鼻くそがついているというギャグを、なん度も繰り返しましたが、可哀想なくらい一所懸命に演技している姿が可愛い!!山崎とムロツヨシのやり取りでは、彼が堪えきれずに笑っている横顔が見えて楽しさ100%でした。ということで、この作品は娯楽作品としては一流と言えるかもしれません。いずれにしても、アクションとギャグの総合芸術的?なエンタメを堪能できたので、今回もまたまた感謝できた映画でした。
追記 評価については、かなりのアップダウンがあるようですが、私個人としては、次回作につながるサインもありましたので、また観てみたいです。
doppelgänger
原作・アニメ共に鑑賞中&鑑賞済みです。
映画を観る前から絶対に福田監督と相性悪いだろと思っていましたがしっかり相性が悪かったです。
ただ困ったのがアンダーニンジャをやっている場面は普通に面白かったところで評価を悩ませてくれました。
まず良いところとしてアクションはアンダーニンジャ原作とは違う解釈ながら生身でキュルキュル動き回っていて良かったです。
普段アクションの印象のない俳優陣が想像以上にアクションしていたというのも拾い物でした。
謎にスローが多かったりとそんなに誇張しなくてもとは思いつつ、決めるところは決めていたのでアクション班がめちゃくちゃ頑張って作ってくださったんだなと思うとこれまた感謝です。
ストーリー面はアンダーニンジャを捕まえるために高校に潜入した雲隠九郎と他の忍びや生徒たちのコメディ、そして切り替わってシリアスというのが特徴的な作品ですが、福田監督はやりたい事を優先するので原作のギャグパートは一蹴し自分の世界観へとすり替えてしまうのでダメですし、尺としてはアニメ1期までの範囲をそのままやっているので、アニメの方ですら唐突な場面かつ急な終わり方に戸惑いましたが、今作では九郎の裏の部分なんかがほとんど描かれずなので分かりづらさはマシマシでしたし、原作の導線にもなれていなさそうなのが残念でした。
悪いところは福田監督の色が出過ぎているところです。
女優に変顔をやらせるのが面白いと思っているのはずっとですし、佐藤二郎さんとムロさんのギャグパートも変わらずありますし、アドリブで長いことやらせて俳優陣が笑うのを待つというのも余すことなくあります。
これ自体は福田監督のいつもなので全然良いと思うのですが、あくまで原作をお借りしているという立場で「聖お兄さん」に続き身内内での悪ふざけをやるのは原作者(喜んではいらした)や原作ファンはどうしても許せないと思いますし、ジャンル問わず観る人でも振り落とされてしまうので、こういうのはオリジナルの作品でやって欲しいものです。
役者陣は全然大丈夫でした。
オリキャラもガンガンぶち込んでいきますが、原作のテンポは損ねることなく、賢人くんや間宮くん、宮世くんに天音くんと男性陣はばっちり決まっていましたし、坂口くんのコメディリリーフは最高にハマっていました。
女性陣も白石さんと山本さんのアクションは華麗でしたし、浜辺さんはやりすぎなくらい変顔をやっていてもう頭が上がりません。
福田組はいつも通りの配置でやっているので可もなく不可もなくです。
佐藤二郎さんはやっぱナレーションくらいがちょうど良いんですよね。
「新解釈・三國志」以降悪ノリが目立ちまくってる福田作品ですが、これを好きな人がいる限りこれは続いていくんだろうなと思わされました。
続編は違う監督でお願いします。
鑑賞日 1/24
鑑賞時間 9:40〜12:00
座席 O-22
終始ついていけない。
えーっ、なにこれ?正直私は面白くなかった。結局どういう設定の何の話かよく分からないまま無駄に長い上、最後に謎の人物登場で終了。コメディとして笑えるわけでもなく、アクション凄いけど、まぁ最近の流行りかなって感じでした。
なにより山本千尋がせっかくのスペシャリストなのにもったいない。もっと剣のアクション見たかった。佐藤二朗とムロツヨシのやり取りはこれ自体がおもんないんじゃなくてこの2人がやるから既視感がエグくて、もうええってなるんよな。めっちゃ真面目そうな絶対こんなことやらんやろって人がやればまだ多少は笑えたと思う。
これはちょっと原作未読だとついて行けないかも。途中からだいぶ飽きちゃってもはや半目で惰性のみでなんとか最後まで鑑賞。ただエンディングは良かった!曲が!
ギリギリのバランスで成り立っていたコメディアクション
昨年末に観た「聖☆おにいさんTHE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団」に引き続いての2カ月連続の福田雄一監督作品でした。個人的に「聖☆おにいさん」は後半の戦隊モノの展開がイマイチで残念でしたが、本作はいつもの福田色を出しつつ、”ニンジャ”を名乗るに相応しくアクションシーンは結構本格的で、その点結構良かったです。また山﨑賢人や浜辺美波の砕けた感じもほどほどに良く、佐藤二郎はじめ福田組のおふざけも前半に止まっていて、バランスが取れたコメディアクションに仕上がっていたように思いました。
また、「ゴールデンカムイ」や「キングダム」で令和のアクションヒーローの地位を築きつつある山﨑賢人にとって、かなり毛色の違った癖のある作品だったとは思いますが、相変わらず動きは軽快で、今後もこの路線で頂点を目指すして欲しいと感じました。浜辺美波は、「六人の嘘つきな大学生」の時も思いましたが、東宝の宝であるゴジラが憑依した割に、何となく軽い役が続いている感があり、次回以降もっと重い役を見てみたいと感じたところでした。
そんな訳で、本作の評価は★3.2とします。
久々にうーん
マンガを読んでないので何ともですが…。
ギャグはクスッと笑えるところもありましたが、何だかな。
テンポが悪く感じ、特に前半はつらかったです。
戦うところも、目新しさを感じなくなってる自分もダメなのかー時々ニンジャじゃなく、怪奇に感じたりもして。忍者の「忍ぶ」感じが、スイッチで一発で透明…ってのがどうもなあ。。
坂口涼太郎は良かった。この手の笑えるシーン向きな、そっちのセンスが良い方ですよね。
消火器重い…がいつまで言うのか面白かったんですが、賢人君とムロさんの襖開け閉め&「え?」は、しつこくて飽きてしまいました。
二朗さんの作家先生も中途半端。
原作冒涜 最低クラスの出来
多分原作読んでいる人にとっては、信じられないくらい悪改ざんし、有力な登場人物まで端折り過ぎと言うのが正直な意見だろうと思う。くだらないギャグ満載で酷すぎる演出も含め上映禁止クラス。最後に次回作への布石を打ってあるが、福田が監督である以上、絶対見ない。間宮祥太朗の加藤がハマっていたので、星一つ追加で2がやっとの評価。同じ原作者のアイアムアヒーローが上出来だったのと比べると雲泥の差。まぁ酷すぎ。
いつものパターン
アニメ版、観てからの方が良いかも・・。
私はアニメ版から入って、先が気になって原作を読んだ人です。
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山﨑さんファンなのかな・・、多くの方が足を運んでいましたが、
開始早々の吉田部屋シーンで、スーっとひいてる人がいたように感じました(笑)
これから観る方は、アニメをさらっと観てから。とか、
原作がヤンジャンであることを加味いただくと良いかもしれません(笑)
アクション目当てだと、ちょっと、しんどいかも・・・。
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原作の再現度、世界観の表現、忍者アクション、各キャラクターの演技は素晴らしく、
原作「アンダー ニンジャ」好きには、たまらない作品。
個人的な印象では「九朗」「加藤」「鈴木」「蜂谷」「大野」「吉田」が凄い。
ホント、頑張ったと思う。摩利支天がスイッチなのは、ちょっと残念。
アパートでのシーンも秀逸で、ムロさんの凄さが出てました。「え!?」
キャラクターとシナリオを削ってまで、1つにせず、
一部、二部と分けても良かったような気がするが、
それはリスクがあったかな・・。
是非、売れていただき、アニメ版の続編、映画の続編とやっていただきたい。
リアル「アストン」を観たい(笑)
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