アンダーニンジャのレビュー・感想・評価
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アクションとコメディシーンのバランスが良く、飽きずに独特な世界観に入っていける福田雄一作品では出来の良い秀作!
コメディ作品は映画向きかどうかの選別を作る前に厳しく行うべきだと「聖☆おにいさん」の映画を見て強く感じましたが、「アンダーニンジャ」については、まさに「映画」に適した作品だと言えるでしょう。
本作は、基本はアクションシーンが満載のアクション映画なのですが、アクション一辺倒だと飽きが出る面があります。
一方で、「聖☆おにいさん」のように、ひたすらコメディシーンのオンパレードだと精度の低いシーンが増えて、寒々しい状況を生んだりします。
そこで本作では、アクションとコメディをバランス良く構成し、誰もが作品の世界観に入り込みやすいような仕組みを巧く構築しているのです。
コメディシーンを得意とする福田雄一監督作品では、アクションシーンは別の監督に任せる役割分担がなされていて、本作は「コメディシーンの福田雄一監督✖️アクションシーンの田渕景也監督」による共作で、総監督を福田雄一監督が担っていると理解しておけばいいでしょう。
現代に忍者が20万人という規模で秘密裏に活動しているという作品の世界観は斬新で、2時間くらいの映画ではイマイチ実態が見えてこない面もあります。
そのため続編があるのが理想ですが、アクションシーンを中心に映像が凝っているぶん制作費が高い面もあり、ヒットしないと続編が見られない仕組みです。
WOWOW鑑賞
まず1番のツッコミどころは
校内一の美人であり黒幕の佐藤さんはブスという事です
以下(順不同)
良かったとこ、残念だったとこ、感想などなど
(順不同)
・(全体的にギャグはダダすべりしている印象ですが)アクションは本格的で見応えあります
・猿田の敵役としての存在感◎
・サブキャラ ムロツヨシや佐藤二郎の悪ふざけ。特にムロツヨシの間やアドリブ、言葉遊びは秀逸◎
・山崎賢人(九郎)はほんとに死んだの?
・あのパーカー切に欲しい
・続編を思わせるラスト(十郎の登場)
・福田雄一のピーク、限界点を見た。もう落ち目っす⤵︎
・瑛太は最初から最後までつまらない
・山崎賢人(九郎)は善戦していたが、キャラが基本2枚目でクールだけどおバカな設定が古典的すぎ
全体的にギャグパートが物語のベースに多すぎるので、その分しっかりしたアクションや人間ドラマをもっとベースにしていれば、いいバランスで楽しめたと思います。
とりあえず肩の力を抜いて観るのにはおすすめだと思います◎
アクション映画かと思いきやコメディ感が強めの映画
以前から、予告を見て気になっていた映画を鑑賞することができた。
原作はコミックのようで、現代社会に潜む忍者の姿を描いた作品。
内容としては、主人公で下忍の雲隠九郎(山崎賢人)は、ある日戦後70年にわたり地下に潜っている「アンダーニンジャ」と呼ばれる組織の動向を探るため高校に潜入するなか、アンダーニンジャとの死闘が始まるという内容になっている。
福田監督特有の映画、笑いの要素も満載で面白かったしアクションシーンも良かった。
特に、山崎賢人さんとムロツヨシの掛け合いシーンは山崎さんが楽しそうで、思わずクスっと笑ってしまったし、浜辺美波さんの変顔は相当頑張ったなと感じました。また、佐藤二朗さんの演技もいつも通り面白くて楽しかった。
ラストは、正直中途半端な感じが否めませんでしたが、続編があるのかなと匂わせるような終わり方だったので、もし続編があれば見たいなと思いました。
当初アクション映画かと思っていましたが、意外とコメディ感が強めの映画でした。
〜2次元作品3次元化俳優山崎賢人〜
漫画原作ということを劇場来てから知ったが気にせずそのまま鑑賞。漫画やアニメの2次元作品を3次元化するにあたり、この人が呼ばれないことはない?くらいの頻度と個人的には思ってる山﨑賢人主演(本人はどう思ってるかインタビュー記事あったら読んでみたい)なので、まぁそれなりにまとまってんだろって先入観で鑑賞。アクションシーンはさすが。ヒロイン浜辺美波だったのでそこも個人的には加点。敵役にはこれまた武道系には欠かせない山本千尋さん。これも個人的には加点要素。
とはいえ、原作知らないから深い評価は難しいけど、山崎賢人が出る2次元作品の実写化作品の中では最もギャグが多めかな?木南晴夏さん演じるキャラとの絡みのギャグが特に個人的には面白かった。木南晴夏さんも好きなので、、、あれキャスト見たら加点要素多い?それが観た目的か?笑笑
面白いっちゃ面白いし、続編ありそうな終わり方だったけど、続編観て尚更作品として面白いのかってとこが気になるかなぁ。
星4だけど星3.8に近いイメージ。細かいこと気にしないで観るには良い良い。
映画館で観なくて本当によかった
飛行機の機内で観ました。
漫画のアンダーニンジャは好きなので実写化と聞いてどう料理されるのかとワクワクしてたのですが、その後に福田監督と聞いて映画館で観る気は消え失せました。漫画は好きなので機会があれば…ということで、飛行機の機内で配信されてるものを見つけたので観てみました。
原作にもちょっとしたシュールな笑いの要素はあるのでコメディパートがあるのは仕方ない気はするんですけど、やはりそこを福田テイストでやる必要ないと思います。しかもどのコメディパートも無駄に長いし、毎回毎回ワンパターン。本当にやめて欲しい。浜辺美波さんもこの福田テイストが絶望的にあってないと思います。
原作の改変についてはあの内容を2時間に収める為に仕方ない部分もあるとは思うのでそこはそことしても、説明が足りなすぎる箇所が多く、原作未読で意味わかったんだろうかってのは気になりました。NINもUNもきちんとした説明は無し。冒頭の外人が忍者狩りしてる理由も語られず、講談高校が戦場になる理由もふんわり。しかも講談高校の地下は手垢が付きすぎて黒光りしていると言っても過言ではない首都圏外郭放水路がロケ地で地下基地には全く見えない。有名すぎて首都圏外郭放水路でしかないわけです(後で読み返したら原作も割とそうでした)。NINがよくわからないから遁もよくわからんし。最後雲隠君が死んだのかどうかもわからないし、雲隠くん、野口さんに覆いかぶさって庇ってたはずなのになんで野口さんは雲隠くんの状況把握してないの?
原作未読かつアニメ未見の人、この映画のストーリーとか理解できました?
説明不足な点はつまんなくて冗長なコメディパートを削ればもう少しどうにかなったんじゃないのって感じもします。
仮に続編やるんなら少し背景とか設定の描写が足りない気はしますが、その辺は次回作(あるなら)でフォローされるといいですね。
ただ、アクションシーンの出来はいいですし、山崎さんとか間宮さんとかのキャラクターは雰囲気あってよかったです。原作のイメージ通りでした。
え……面白いけど
話は面白いけど、ギャグがしつこい……何度も繰り返すし、半笑いしてない??あれでOKテイクなのかな?よくわからないけど、アクションシーンはとてもよかった。ラストが意味わからなかった。結局死んでないの?死んだの???
原作再現の難しさと広告過剰露出--2025年邦画界の奇妙な事例
山﨑賢人・浜辺美波という盤石のキャストに、監督は福田雄一。原作は花沢健吾の人気漫画。これだけ条件が揃えば、そもそも初動はある程度読める。しかし、この映画の評価をめぐる議論は、作品内容と同じくらい、いやそれ以上に「宣伝のあり方」に引きずられてしまった。そこにフジテレビのスポンサー撤退騒動という時代的偶然が絡むことで、本作は妙な形で注目を集めることになった。
まず作品そのものに目を向ける。原作の持つ陰鬱かつシニカルな世界観を、福田監督特有のコメディセンスでどう料理するのか。結果としては「どちらつかず」というのが大方の評価である。アクションシーンには見応えがある一方、シリアスとギャグの切り替えが唐突で、観客が感情移入できない。原作ファンからすれば「改変が多すぎる」「軽すぎる」と不満が漏れるのも無理はない。ただし、原作を知らないライト層にとっては「忍者が現代社会に潜伏している」という設定自体が新鮮で、娯楽作としては及第点という声もある。
だが、問題はここからである。フジテレビがスポンサー撤退で大量のCM枠を空け、その穴埋めとして『アンダーニンジャ』の広告が延々と流されたという事実。これは業界関係者なら誰もが知る話であり、週刊誌にも「一日中CMが流れている映画」と揶揄された。広告とは通常、複数の作品や商品が枠を奪い合い、視聴者の接触頻度も分散する。しかし今回のケースは、異例なほど同じ作品が繰り返し流れた。視聴者は否応なく「アンダーニンジャ」というタイトルを刷り込まれる。結果として、映画館に足を運んだ人がどれほどいたかはともかく、認知度の高さだけは確実に担保された。
ここで留意すべきは、広告露出と興行収入の因果関係が単純ではないこと。確かに過剰な宣伝で「見てみるか」と思う層はいるが、逆に「またこのCMか」と不快感を募らせる人もいる。加えて、映画自体の出来が芳しくなければ、口コミで客足は伸びない。本作が初登場3位にとどまったのは、まさにそのバランスを物語っている。過剰な広告で注目は集めたが、内容がそれに応えられず、爆発的なヒットには至らなかった。つまり、広告過多が「知名度の最大化」には寄与したものの、「興行の持続力」には至らなかった。
結局のところ、この映画は「原作再現の難しさ」と「宣伝異常事態」という二重の文脈に巻き込まれた作品である。純粋に映画の完成度で評価すれば中程度だが、広告効果と不祥事という外部要因を考慮すると、2025年邦画界の象徴的な一作となった。作品単体ではなく、社会的コンテクスト込みで語られる映画。そうした意味で、『アンダーニンジャ』は成功と失敗の狭間にある異様な存在感を放っている。
あ、これ監督はあの人だ
福田組、全開!
福田雄一さんが監督したら、なんでも福田スタイルのモノになる。
佐藤二朗さんムロツヨシさん含めて。
僕は佐藤二朗さんが、まだ売れていない(小劇団演劇にゲスト出演していた)頃から注目していたし
何をやってもマンネリでも笑えるので
(僕自身が壊れていると思う)キライではない。
(その為に映画館へ必ず行く程では、ないが。)
ムロツヨシさんのブラ姿は笑いを通り越して、
見てはいけないモノ(犯罪か性倒錯)をみてしまった衝撃と恐怖を感じて、笑って済ませられなくなった。
おふざけも程々にお願いしたい。
いつもの福田作品、それ以上でもない。
ただ、役者の皆さんは福田お笑い劇場に忠実で感心。
浜辺美波さん、やはり素敵で(僕自身はこだわりないが)
ハデだけどイイ子を的確に表現。
アクションが観ててコメディ
福田監督作品の中では上位じゃないかな
福田雄一監督作品はクセがあると言っていいだろう。コメディは観る人との相性が重要だと思うが、福田監督の場合、感性が独特だからなのか、かなり人を選ぶからだ。
コメディシーンばかりで押し切られると視聴が厳しくなるものの、この作品に関してはアクションパートが多く普通に楽しめた。
あいかわらずクド目なコメディはやっているのだが、全体的に過去作に比べ少なく、且つ、主演の山﨑賢人が楽しそうだったからか、コメディパートも楽しかった。
浜辺美波は好きだし才能あると思うけれど、コメディエンヌとしてはそんなに良くなかったかな。相当頑張ってる感はビシビシと感じたけれど。
あとはアクションシーンか。コチラはかなり良かったんじゃないか。アクションメインの作品と遜色ないハイクオリティだったと思う。
全体的に無難な娯楽作品で、個人的には悪くないと思った。面白いからオススメってほどではないところが福田監督らしいかもしれない。
コミカル
な作品だけど結構暗い。シリアスだった。
木南晴夏さんやムロツヨシさんや佐藤二郎さんのシーンは流石だなと思ったよ。
ヨシヒコが頭の中で再生されちゃった。笑
山田さん役の山本千尋さんは可愛かった。
豪快によく鼻を穿ったな。笑
浜辺美波さんはめちゃ変顔するし。笑
みんなが高校生に見えない。私だけ?笑
ただ、福田監督ワールドだったのは間違いない。
コミカルでシリアスで嫌いじゃない作風だった。
けど、全体で見た時何の話?って疑問しか残らなかった。
これは原作読んでないと理解できないなかな。
UNの目的や山田さんが不明確すぎ
掘り下げてもらわないと理解できなかった。
学校で殺戮があったのに、先生、生徒たちが平和すぎて
目が不自由なの?
最後は学校崩れて行ったけど、みんなどこ行ったの?
地下に居た野口さんはどうやって這い上がってきたの?
そもそも、上半身だけの防具で無事に済むもの?
九郎くん。。って呟いていたけれど、野口さん九郎の上に覆い被さった最後だったじゃん。見失う?
えー、、、?謎すぎ。
「遊びゴコロ満載」?〜コミック実写化なんだから、これくらいやらないと世界観だせないかな。
2025年公開、配給・東宝。
【監督・脚本】:福田雄一
【原作】:花沢健吾〜『アンダーニンジャ』
主な配役
【雲隠九郎(十郎)】:山﨑賢人
【野口彩花】:浜辺美波
【加藤】:間宮祥太朗
【鈴木】:白石麻衣
【蜂谷紫音】:宮世琉弥
【猿田】:岡山天音
【山田美月】:山本千尋
【瑛太】:坂口涼太郎
【担任】:シソンヌ長谷川
【主事】:平田満
※他に「福田組」とされる佐藤二朗、ムロツヨシも出演している。
1.福田雄一監督作品
『斉木楠雄のΨ難(2017年)』とよく似ていた。
制服姿、学校が舞台、など設定自体に共通点も多いし、
主演級の女優に「顔芸」を仕込むところなどは全く同じ。
コミックが原作なので、やりすぎとまではいかないにしても、本作の浜辺美波や、斉木楠雄での橋本環奈に対しては少し気の毒に感じてしまった。
もちろん、原作に忠実に描こうとした結果なのだろうが。。。
コミックにどこまで寄せきれるか?に挑戦しているようだ。
2.忍者 vs. 忍者
原作を読んでないので、的はずれかもしれないが、
忍者の武器って、もっともっとたくさんあるのになぁ、
なんて思いながら観た。
一方で、宇宙空間からドカーンって、忍法の域を逸脱しすぎではないのか?
と心の中で突っ込んでみた(笑)。
とは言え、
冒頭の歩道橋シーンや、クライマックスの地下通路シーンは出に汗を握った。
女性キャラのアクションシーンでは、スタントと俳優の境目が、くっきりしすぎていたのはご愛嬌か。
3.まとめ
劇場で予告編『誰も観たことのない現代ニンジャエンターテインメントが幕を開ける!』に接して以降、
「面白そう、行きたい!」となっていたが、機会を逸してしまっていた。
6月にデジタル配信が解禁になり、早速観た。
予告編で強調されていた、「忍者アクション」より「コメディ要素」が多く配合されていて面食らった。
福田組と称される佐藤二朗やムロツヨシは、キーキャラクターではないという安心感からか、
おそらく、ではあるが、
アドリブがかなり多く、相手(山崎賢人)が笑ってしまっているシーンを堂々と本編に入れていた。
福田雄一監督の心の余裕が感じられた。
斉木楠雄と似ている、と書いたが
あれから8年、最も異なっていた部分かもしれない。
「遊びゴコロ満載」とみるか、
「悪ふざけ、内輪ウケ」とみるか。
いずれかで評価は二分されそう。
わたしですか?
ニュートラルです。。。え?ずるいですか?(笑)
最後まで楽しく観ることができました。
☆4.0
福田組で再構成された実写化
やはりと言えばやはりのコメディシーンの多さ。原作ではあっさり流される部分に尺を取りすぎている印象が強い。
道理で2時間越える訳だ。
原作自体が、主人公と目される雲隠九郎がソコソコ活躍してこれからどうなるって所で死んでしまう等読者を混乱させる内容。
組織同士の対立や攻撃衛星“遁”についての扱い等も徐々に出てくる。敵味方関係無く人はあっさり死んでいく。昨今は読者に緊張を持たせる意味ですぐ横の仲間があっさり死ぬ作品が増えたので、これも時流の流れと。
まぁ、こんな内容をどストレートに実写映画化は普通に困難だ。かと言って時流に乗った「キングダム」のような扱いになる作品ではない。
2作目を作れる保証もないだろうから、福田監督も原作に沿いつつ自分らしい演出でつくったのだろう。
福田監督が作ったらこうなるのは分かってる事だから、そこは仕方ない。出来れば「アンダーニンンジャ」の世界観が壊れない程度にやってくれれば良かったが福田要素90%位ある気がする。
名字のやり取りで引っ張り過ぎだろうし、会話シーンの度に漫才やってたらダメだろう…。
アンダーニンンジャらしさが見えなくなっちまうだろ?
心配した頃にラスト講談高校の惨劇でようやく「アンダーニンンジャ」の本領が…見え始めるけれど、原作にして数冊の内容…続編は作るだろう。
理由はソコソコ売れるから。
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