Broken Rageのレビュー・感想・評価
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次作への期待を込めて!
基本 北野作品は好きで、「首」も大好きでしたが、これはダメだ。
シリアスパートも先が読める適当なストーリー、ギャグパートも全て寒々しい。
さすがに老いすぎててヒットマンとして実行役を演じるのは見てて違和感強すぎる。
真剣な中での弛緩の役割として、このセンスのギャグを塗すのは全然ありですが、もうギャグメインは見てられないレベルです。
まだまだ期待もしてるし、力入れた劇場作品を見てみたい!次作には期待してます!
まぁまぁ面白かった
監督や出演者曰く「これは実験的な映画」だと言っていたが、本作は、監督の過去作『TAKESHIS'』に比類するほどの類いまれな作品だった。
前半は"シリアスなクライムアクション"で、後半は"北野節炸裂なコメディアクション"で締めくくられているが、本作の一番の見どころは、やっぱり《後半》…つまり、"前半ストーリー" は、あくまでメインストーリー(後半)に入る前の「お手本」であることから、どちらかと言うと《後半がメイン》のように感じた。
私は、長い間、ずっと北野作品を観続けてきたが、今回の『Broken Rage』は、まぁまぁ面白かったが、やはり "実験的" であることから、これは、賛否分かれるより、"否"が多くなってしまう作品だと思う。
ただ一つ言いたいのが・・・
この作品が《北野武監督の"最後の作品"》にならないことを願いたい。。。
この作品で終わってしまっては「映画監督:北野武」の有終の美を飾れなくなってしまうからだ。
良かった
令和版「たけしの挑戦状」を叩きつけられた感覚
好きな作品が、いっぱいある北野映画。
新作が出るたびに期待値が上がり、ワクワクする。
30年前辺りの、学生の頃に観た作品群が、
やっぱり一番好きな時期であり、
次はまた、そうした作品に再び出会えるんじゃないかと思い、
最低でも一度は観ておこうか、という気になる映画監督。
初のアマゾンプライム配信作。
おおっ、今回「も」やっぱり、つまらんかった!
でも、もうそれでいいとすら思う。
たけしの映画は、観る前が一番、胸が高鳴る。
遠足の前日が、一番楽しいように。
むしろ、あれだけ素晴らしい作品の数々を、生み出してきた天才が、
自覚的に、視聴者を満足させる気が毛頭無い、
あえて、しょうもない映画を作ってきた、
という部分に、
北野武からの、何らかのメッセージが、
込められているような気がしてならない。
映画を映画館ではなく、配信なんぞで観るような、
畜生どものお前らには
「この程度で十分だ」
とでも、言われてるかのように。
ガツンとゲンコツを、食らわされたような感覚になる。
つまりこれは、たけしから我々に叩きつけられた、
令和版「たけしの挑戦状」
なのではないか。
映画の宣伝に登場する、北野武の口からは、
アマゾンプライムビデオに、ネガティヴなワードは一切、出てこなかったが、
作品を観た限りでは、ネガティヴなものしか、感じなかった。
ただ、正確には、配信媒体に対してではなく、
配信視聴者に対して、ネガティヴな塊をぶつけてきたように感じた。
その一方で、新たな媒体からの出品という事で、
監督の創作意欲は以前よりも、増したように感じる。
だったら良いことじゃないか。
期待するポジティブ要素は、そこになる。次の作品も、やはりワクワクしながら待ちたい。
コマネチ
危ない、危ない!やめろ!
北野たけしのおふざけ映画
過去のやくざ映画の話題作アウトレイジをぶち壊すという北野監督のおふざけ映画。
なんでまた、こんなふざけたヤクザ映画を撮ったのだろう・・。
推測だが秋元康が撮ったとんねるずを使ったおふざけヤクザ映画「銃声(2003)」が俺の才能ならやくざ映画はこう撮るぞといわんばかりでしたから、たけしさんが俺ならここまで遊べるぜという反撃、ある種マウント合戦かも知れないと思い乍ら鑑賞。
シリアス編とパロディ編の2部構成、タオルが燃えるのはシリアス編でも危ないと思いましたから、見事な伏線、まさか尺稼ぎにイス取りゲームとは呆れて物も言えません。途中で自虐的なクレジットも出て、なんだ確信犯、おふざけで悪いかと言う開き直りでしたね、脇のキャスティングの妙、清塚さんの怪しい音楽もコンセプトにピッタリ、良かったです。
まあ、おふざけが過ぎるとしても、たけしさんしか作れないだろうという点では納得です。
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