配信開始日 2025年2月14日

「北野武の暴力✕ビートたけしの笑い」Broken Rage とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5北野武の暴力✕ビートたけしの笑い

2025年2月15日
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混ぜもの=暴力と笑いという2本軸を殺し屋の理想(フィクション)と現実のギャップを明確なコントラストで描くチャレンジングな中長編映画で、日本の配信映画への取り組み方とはかくあるべきと思わされる。
タイトルの「Rage」激怒とは、『アウトレイジ』よろしく暴力を指していて、それが壊れている。つまり、いつまでも『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』などを期待する観客を一種煙に巻くような、やもすれば失笑モノでサブいバカバカしいコントの延長線上。死と隣り合わせのユーモア、他人への暴力を自分は痛くない安全地帯から見ることなど、すべては捉え方と見え方次第か。
正直、北野武作品でないと観ていない、あるいは最後まで観きれていないであろう下らなさだけど、錦鯉や空気階段など今頃の芸人も出演していて、映画にアマプラ配信オリジナルのバラエティ番組を足したようなヘンテコシュールな空気・雰囲気も特段嫌いではなかったし楽しめ笑える瞬間もあった。
北野武 as 殺し屋"ねずみ"✕大森南朋✕(体を張る?)浅野忠信=前作『首』コント・トリオ見ただけで笑いそうになっちゃった。しぶといなぁ〜こっち見ろってのコノヤロー!逆じゃねえか!チュー!!

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とぽとぽ