サンセット・サンライズのレビュー・感想・評価
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もっとコミカルかと思ったけど
コロナのときに、東京から三陸にリモートワークで移住した、釣りキチのサラリーマンのお話。
もっとコミカルなものを想像していたが、東京と地方の格差の問題、過疎と空き家の問題、東日本大震災の後遺症の問題など、シビアなテーマが盛り込まれていた。
しかし全体としては、東北の海産物を中心とした美味しそうな食べ物の数々、菅田将暉の飄々としていながらしっかりとした演技、美しい井上真央とのラブストーリーなど、エンタメ色を忘れることなく、盛りだくさんだった。
青葉市子さんの歌声がスンと沁みます
物語はそんなにフザけすぎてもいなくて、程々シリアスで、凡そ善人ばかりで汎用キャラを配置しています
年末公開の方がトランプの杞憂を束の間でも忘れたい需要にも合致していたかも
美しい岩手の海沿いの光景x旨そうな食材•料理を丁寧に映し出しています
菅田くん存分に溶け込みます
そして百香のスロー•マスク外しに射抜かれます
でも、ラストまでの心理描写はカエル跳び
夜の車中で聴く子供の歌声に涙に暮れる百香が、頑なに拒み続けた晋作(菅田)にいきなり跳び掛かるのも??
三宅健もキれすぎてるし、着ぐるみ熊のプレゼントを総員で受け容れるものかね?
取って付けた感否めないけど....
外からは見てるだけでいい(竹原)
皆な自分勝手でいい(中村)
....というのが主メッセージらしい
おトボけエピソードを見直して、もう20分縮めたらもっと良くなる筈
響かなかった
『それぞれが自分のことだけ考えたら
こうなった』
これがクドカンの答えなんだったら
私は無理だ
自分のことしか考えない人が
大嫌いだし
何より、白黒つけない
あいまいなことも受け入れられない
あんな、ちゃんとした新居があって
子どもが二人も居たなら
どんなに好きな人ができても
そこは、旦那と子ども達に人生を
あげてくれよ
とも思う
もし、それでも、思いを貫くなら
もっと、そこを納得できるくらいに
しっかり、描いてほしかった
描かれていて、納得できる人も
いるのかな
あの、独身軍団も、設定が
大袈裟すぎる
そもそも、美人という以外
男たちが、独身を貫くほど
桃香のどこがエエのか、伝わってきません
美人、美人って
イマドキ、不適切やろ💦
結婚するわけでもなく
息子が、いきなり
見ず知らずの家に、養子に行くとか
西尾さんの両親の気持ちは
どうなるん💦
とまぁ、次から次へと
文句が出てきて
中村雅俊さんと、菅田将暉くんが
大好きで
期待が大きかっただけに
時間を返して欲しい!!!
と、叫びたい気持ちでした
魚釣りが大好きで食べるのも大好きな丸い顔した男
震災を経た、コロナ禍の漁村に移住して、クセが強い周囲にも馴染んでしまう
若々しく美しい大家に恋するが、彼女は大切な人たちを亡くして新たな人生に踏み出せず、外から来た者は見ているしかない
二人の心持ちが素直に入ってきて、再会の爆発に心躍る
父からすれば、義理の娘と、養子になる男の関係はなんか笑うのだが
中村雅俊◎
釣りと三陸の、ほのぼの映画だと思いましたが
コメディタッチの映画でした
中村雅俊を久々に見た気がしましたが
喋りも演技も雰囲気あり最高◎
(昔「俺たちの旅」など最高でした)
井上真央、ピストルなどの脇役も素晴らしい
景色も良くて料理は本当に美味しそう
後半河原での喋りシーンはちょっと臭いかな
🐻はコメディですよね🍄とりも粗め
釣りシーンのそれですが・・いつも
魚が死んでいる
あんな港の様な手前では、大して釣れない
右利きならリールは左手で巻いて欲しい
あんなに空家リノベーションしたら
実際には、元をとるのが大変
悪くはないですが、詰め込み過ぎでは?
心と空間の距離感
コロナ禍、空き家問題、東日本大震災
新型コロナウイルスのパンデミックにより世界中がロックダウンや活動自粛に追い込まれた2020年、東京の大企業に勤める釣り好きな西尾晋作はリモートワークをきっかけに、南三陸に見つけた4LDK家賃6万円の一軒家に移住することにした。仕事の合間には近くの海で釣り三昧の日々を過ごしていたが、地元住民たちは彼のことが気になって仕方ない。特に大家さんの百香を守る会の人たちは晋作と百香がどういう関係か気にしていた。そして・・・という話。
2020年ってまだワクチンも行き渡ってなくて大変だったよなぁ、って思い出しながら観てた。
コロナ禍のリモートワーク、田舎の空き家問題、それに東日本大震災、マドンナへの恋心、色々と絡まってとっ散らかるかと思ったが、よくまとまってたと思った。
舞台の南三陸の海は美しかった。
菅田将暉のちょっととぼけた様な自然な演技が素晴らしかった。
百香役の井上真央が変わらず魅力的だったのと、中村雅俊、小日向文世など安定の演技もよかった。池脇千鶴はちょっと太って老けたかなぁ。
悲しいストーリーなのだろうけど、なんか観ててほのぼのとする良い作品だった。
まずまず面白かった、さすがはクドカンといつたところか。以下、感想羅...
まずまず面白かった、さすがはクドカンといつたところか。以下、感想羅列。
・空き家問題、リフォーム賃貸は厳しいと思うで。
・コロナ風刺は面白かった。ディスタンス!
・井上真央の境遇、悲惨すぎ。そこまでの設定でなくていいのでは。
・祈る会、ちょっとヤバい、ウザい(笑)
・芋煮会がカオス、クマ演出は賛否両論か。
・東北グルメがもはや飯テロ。孤独のグルメを超えてるかも。確かめに行こうかな。
・菅田将暉が楽しそう。太った?ちょっと中年色が…
・主役2人の恋愛がなんかイライラ。ラストで理解、この演出をしたかったのね。
・あれ、池脇千鶴やったんかー、びっくり。
「自分のことだけ考えればいい」が言いたかったのかな?クドカンの東北愛を感じた。
スクリーン4座席E-7 20:30からのレイトショー、観客6名でゆったり見られた。
期待しすぎたか
良い映画でした。
良かったです。
とても難しいテーマを扱いながらも、前向きになれる作品になっていました。
考えさせられながら、現実と向き合う意義を思いながら、笑えもする作品でした。
〝皆んな自分のことを大事にしたら良い〟というメッセージが(心に)響きました。
半星減っているのは、リフォームが現実的には難しのではないか、と思ったからです。
想いを込めて行うことのメッセージ性としては受け取りました。
クドカンらしさ少なめ。ところどころの台詞が⭕️
東北人って
ここ天国っすか〜???
いやぁ、多幸感。たまらん。
「グランメゾン・パリ」「劇映画 孤独のグルメ」に続き、またもや食欲増進映画。あぁ、腹減る。美味しいって何よりも幸せなんだなぁ。外でご飯を食べるのは勿体ないし、適当にチャチャっと済ませようってのがこれまでの考えだったけど、ここ1週間で考え方がガラッと変わった。一食一食を大切にしよう。
魚は刺身で食べることが8割以上を占めているけど、こうして煮付けだったりカルパッチョだったりで食べるのも最高だね。いいなぁ、採れたてで新鮮なカレイやタコ...。釣りしてみたい、魚捌けるようになりたい...。
菅田将暉が最高にハマり役。
最近変な役ばっかりやるから忘れてたけど、この人はキャラクターを演じること以上に、ごく普通の一般人がめちゃくちゃにいいんだよね。そうそう、こういう将暉が見たかった。ちょっと空気の読めない能天気でお気楽な男だけど、どこか憎めない可愛らしさがある、魅力たっぷりの東京人。これは愛されるし、愛したくなるよ。
大物を釣ったり、市場で安い牡蠣を見つけたり、美味しそうな料理を目の前にしたりした時の表情が、ほっぺた零れ落ちそうなほど幸せそうで、見ていてついつい笑顔になっちゃう。殺気立った男共を諸共せず万遍の笑み。くぅぅ、そんな表情しないでくれぇぇ、腹が減るだろぉぉぉ。。。
自由気ままなスローライフ。まるで実写版どうぶつの森のような温かい雰囲気に心が癒される。そんな中でも、コロナや東日本大震災、地方の過疎化問題などの強烈な時事ネタをぶっ込む、近年のクドカン節は本作でも健在。ただこれが上手いことハマっておらず、原作未読なので実際はどう展開されているのか分からないけど、正直なところやり過ぎかなと思ってしまう。
2時間越えというそこそこの長尺だけど、これらのテーマを一同にかき集めて1本の映画にまとめるのは難題。それでも最後は上手く締めくくれたなとは思ったけど、せっかくの雰囲気がぶち壊し、コメディとシリアスのバランスがなっておらず、居心地の悪いシーンが幾つか出てしまっていた。
登場人物に関しても、演じている役者はすごくいいし、前述の美味しい料理を目の前にするあの下りは最高に幸せな気持ちになれたんだけど、中盤の昼食を取っているシーンやラストの芋煮のシーンなんかはすごーく嫌な感じで、なんか勿体ないなーと思っちゃった。そんなことわざわざ言わなくていいのに。何が先に進めないだよ。干渉のしすぎは気味悪いよ。
それでも竹原ピストルが最高すぎる。どんなにやな感じでも愛くるしい。本業歌手だよね??なんで叫ぶだけでこんなに面白いんだよ。男臭さがたまらない。東京の釣りバカ社員にぃー!?!?のあのシーンが大好き笑笑笑笑 この人のおかげでいい映画になっている感じすごいするよね笑笑
気になるところはいくつかあったけど、楽しそうな俳優陣、美味しそうなご飯、ほっこり温まる空気感に心身ともに癒される、至福の139分間でした。興行的には厳しいかもだけど、こういう映画は大好物。グルメ映画の過剰摂取により、空腹が収まりません。
都市と地方
コロナの初期の頃を思い出して懐かしんでる自分がいました。全てはあの船から始まり、これからどうなるのかと不安になっていたのがもう昔話。コロナの時も地震の時も都市と地方の解離のようなものがあって戸惑ったこともあった。この映画は地方と都市の対比をちょっと面白くしながらも大事なところも訴えてる。地方の空き家問題や地震の爪痕など重たい内容には気軽に頑張ってとは言えないけど、きっかけはなんでもいい自分なりの距離感で向き合えばいいのかなとちょっと明るい気持ちになれました。
主演の二人はさすがでしたし、竹原ピストルさん良かったです。
お腹が空く邦画 第3弾
菅田将暉は絵心もあるんですね、驚きました。
まとまりの良い、よくできた作品だと思います。
喜怒哀楽もきちんと散りばめられているし、主張したいところは、じっくり魅せているため、動と静の乙張が、宮藤官九郎の脚本にしてはあります。
ちなみに映画の彼は、詰め込みすぎて、芋煮ならぬごった煮にしてしまい、テレビドラマほど良さは見られないのですが、本作は概ね悪癖が見られませんでした。
しかし、ひとつ、不満点は、あのラスト、他に持っていきようがなかったのか?
まあ、これは宮藤官九郎の範疇ではなく、監督編集の岸さんのそれなのかもしれませんが、こういう日常を画いた作品は終わらせ方が大事だと常々思っていて、サプライズじゃなくて日常の延長線上のそれが観たかったですね。
🎵スワ〜ノボリ〜
地震やコロナ、あの頃はいろいろあったなぁ。
遅ればせながら、最近ようやく後ろめたさを感じずに、当時の話ができるようになってきた気がする。風化したわけではないのだろうが、その過去が受け入れられるようになってきた証だろうか。
そんなに昔の話でもなく、最近でもない。そんな感覚を物語にしたような映画で、観賞後の清々しさは、ちようど、このタイミングでないと味わえないのかもしれない。
特に芋煮会での西尾さん(菅田)と居酒屋のケンちゃん(竹原)のやりとりが印象的。「外の人間は、その(被災の)話をされると、どうしていいかわからなくなるんだ」「見ててくれればいいんだ。(忘れないで)たまに見に来てくれればいい。美味しいものいっぱい用意して待ってっから」
311の地震で自分は千葉で被災したものの、程度も重くはなく、東北の有り様を見るにつけ「それよりは良かった」という気持ちが、どこか後ろめたさとしてつきまとった。被災後も、あの時は大変だったと口に出しかけたところで、言葉を呑み込む事が多かった。過去は消えないし、それに対して当事者以外が本質的に何かすることはできないけど、「見ててくれればいい」というのは、被災した人にも、応援する人にも、とても優しい言葉だと思う。
映画としては、全編軽いタッチなので、重くならずに観られる。劇中、至る所で食べるのシーンがあるのだけれど、どれも、孤独のグルメより食事が美味しそうでした。
中村雅俊の鼻歌「スワノボリ、スワスズム(日は昇り、日は沈む)」が、じんわりと効いてきて、なかなか頭から離れないのです。
総じて観て良かった一編です。
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