サンセット・サンライズのレビュー・感想・評価
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都市と地方
コロナの初期の頃を思い出して懐かしんでる自分がいました。全てはあの船から始まり、これからどうなるのかと不安になっていたのがもう昔話。コロナの時も地震の時も都市と地方の解離のようなものがあって戸惑ったこともあった。この映画は地方と都市の対比をちょっと面白くしながらも大事なところも訴えてる。地方の空き家問題や地震の爪痕など重たい内容には気軽に頑張ってとは言えないけど、きっかけはなんでもいい自分なりの距離感で向き合えばいいのかなとちょっと明るい気持ちになれました。
主演の二人はさすがでしたし、竹原ピストルさん良かったです。
お腹が空く邦画 第3弾
全国8000万の菅田将暉ファンの皆様、大事なお知らせが2つ程、あります。
良い知らせと、悪い知らせの2つ、ございます。
まずは、良いお知らせのほうから。
日アカ最優秀受賞以降のここ数年、
菅田将暉は、作品運にあまり恵まれない印象が、
続いたように、個人的には感じていましたが、
久しぶりに作品運に恵まれたと、鑑賞後に確信しました。
ご安心ください。これは、当たり作品です。
次は、悪いお知らせのほうです。
「ミステリと言う勿れ」、「Cloud クラウド」に続き、
今作品で、菅田将暉主演作を、公開1週目に観たのは3度目ですが、
3作品とも、近くに座った40代くらいのオバさん二人連れに、
上映中「お喋り攻撃」を食らって、集中力を欠きイライラしてしまいました。
普段から、映画館に足繫く通うタイプの観客では、無かったのでしょう。
映画館のルールに精通されてないファンが、菅田主演作の1週目には、
個人的体験としてですが、ほぼ間違いなく、います。
不愉快な体験になります。警戒してください。
ただ、そういう、ライト層とでも呼ぶべき映画館にあまり来ないであろうファンを、
劇場に連れて来てしまう菅田将暉の求心力は、決して悪い事だけではありません。
長い目で見れば、きっと良い事になるはずです。
なので、私はピーチクパーチク煩かった、あのオバさん達を、許します。
ストーリーは、コロナ禍において、リモートワークの時運に便乗し、
田舎暮らしを始めるサラリーマン青年と、田舎の地元住民らとの交流のお話。
主人公は、釣り三昧、郷土料理三昧の日々で、徐々に地元民とも触れ合い、
充実したリモートワークと、自然あふれるライフワークを謳歌し、
田舎の「陽」の部分を、存分に味わうのだけれども、
田舎の、とりわけ3.11を経験した東北の「陰」の部分も、徐々にわかってきて、
その陰の人間関係に、巻き込まれていくという展開に。
私も田舎出身者で、都内の大学に進学、就職し数年後、
1年だけ田舎に戻り、再就職した経験があり(今は都会に再移動)、
共感する部分が多々あった。
作品の中では、「陽」のシーンが、私のそれに比べ、かなり多く感じた。
実際の、というか、個人的体験談としての田舎暮らしは、大半が「陰」の部分だった。
しがらみに雁字搦めになるのは、日常茶飯事。
ご近所づきあいや相互監視の目など、面倒な事が多々ある。
他の映画で例をあげるならば、藤井道人の「ヴィレッジ」で描かれるような、
信じられないような鬱屈さや面倒臭さを、田舎というのは本質的に持っている。
あと、経済的に田舎は、私の場合、半島地域で経済が回っていないせいもあろうが、
どんよりと平均的に「貧しい」。
地域によっては、役場の公務員勤めが、階級的に上流だったりする。いや、マジで。
釣り三昧の生活は同じ位できるけれど。
映画の主人公は、生ガキ三昧で楽しそうだったが、
美味いモノは基本、観光地料金で提供され、
地元民は、都会人のイメージほどは安くはない食材を、
市場ではなく、スーパーで手に入れる。
どちらかというと、井上真央の同僚役だった、池脇千鶴の主張と同意見の感想だ。
そして、中盤辺りから、話の中核として出てくる、空家問題のお話。
これは本当に切実な問題だ。
私の田舎再就職時にも、空家問題を実感した経験はいくつかある。
顧客の1人に、6DKの築60年の家に住む、一人暮らしのおばあちゃんがいた。
主人公菅田将暉の、隣家のおばあちゃんとの交流のシーンと同じ出来事を、私も経験した。
なんでこんな素晴らしい家があるのに、素敵なおばあちゃんがいるのに、
誰も帰ってこないんだ!?と、当時は思った。
私のそのおばあちゃんは、亡くなって数日後に発見された。
そんな孤独死を、たった1年の間に、何度も経験した。
そんな田舎暮らしの中で、一番切ない個人的体験は、
葬儀屋の会場案内の看板が、毎日のように電柱に立てられるのを、眺める事だった。
あれは本当に、切ない。過疎地域の日常の光景である。
映画の方は、また違った角度で、3.11経験地域ならではの、
切ないエピソードが、終盤に用意されている。
是非、劇場に行って、主人公が感じた切ない思いを追経験して欲しい。
1月早々、賞レース候補の作品を観ることができた。
今年の映画界も、楽しみな1年になりそう。
菅田将暉は絵心もあるんですね、驚きました。
まとまりの良い、よくできた作品だと思います。
喜怒哀楽もきちんと散りばめられているし、主張したいところは、じっくり魅せているため、動と静の乙張が、宮藤官九郎の脚本にしてはあります。
ちなみに映画の彼は、詰め込みすぎて、芋煮ならぬごった煮にしてしまい、テレビドラマほど良さは見られないのですが、本作は概ね悪癖が見られませんでした。
しかし、ひとつ、不満点は、あのラスト、他に持っていきようがなかったのか?
まあ、これは宮藤官九郎の範疇ではなく、監督編集の岸さんのそれなのかもしれませんが、こういう日常を画いた作品は終わらせ方が大事だと常々思っていて、サプライズじゃなくて日常の延長線上のそれが観たかったですね。
🎵スワ〜ノボリ〜
地震やコロナ、あの頃はいろいろあったなぁ。
遅ればせながら、最近ようやく後ろめたさを感じずに、当時の話ができるようになってきた気がする。風化したわけではないのだろうが、その過去が受け入れられるようになってきた証だろうか。
そんなに昔の話でもなく、最近でもない。そんな感覚を物語にしたような映画で、観賞後の清々しさは、ちようど、このタイミングでないと味わえないのかもしれない。
特に芋煮会での西尾さん(菅田)と居酒屋のケンちゃん(竹原)のやりとりが印象的。「外の人間は、その(被災の)話をされると、どうしていいかわからなくなるんだ」「見ててくれればいいんだ。(忘れないで)たまに見に来てくれればいい。美味しいものいっぱい用意して待ってっから」
311の地震で自分は千葉で被災したものの、程度も重くはなく、東北の有り様を見るにつけ「それよりは良かった」という気持ちが、どこか後ろめたさとしてつきまとった。被災後も、あの時は大変だったと口に出しかけたところで、言葉を呑み込む事が多かった。過去は消えないし、それに対して当事者以外が本質的に何かすることはできないけど、「見ててくれればいい」というのは、被災した人にも、応援する人にも、とても優しい言葉だと思う。
映画としては、全編軽いタッチなので、重くならずに観られる。劇中、至る所で食べるのシーンがあるのだけれど、どれも、孤独のグルメより食事が美味しそうでした。
中村雅俊の鼻歌「スワノボリ、スワスズム(日は昇り、日は沈む)」が、じんわりと効いてきて、なかなか頭から離れないのです。
総じて観て良かった一編です。
憧れの海釣り生活
コロナ禍が始まった頃の三陸が舞台
釣り好きな主人公が都会から
海が近く広い家なのに家賃が安い
好条件に惹かれて来ちゃいました~
という感じでコメディに
菅田将暉が登場
ディスタンス。
ディスタンスと言いながら
真央ちゃんもオモシロク登場
相変わらず真央ちゃんは
キレイで魅力的♡
このふたりは・・
何となくいい感じだな~思った
で・・ラストは
[ももちゃんの幸せを祈る会]
を結成してリーダーの竹原ピストルさんが
ももちゃんへの思いが伝わってくる
仲間たちと言いたい放題
わちゃわちゃ賑やかしい
そこに主人公の西尾が
巻き込まれていく
3.11の震災も絡めつつのstory
宮城出身の
中村雅俊さんが漁師役で
出演していましたが
なまり方言が自然
百香を本当の
実の娘の様に接していて
優しさ愛情を感じます
震災で家族を亡くし
痛みを共有しているからこそなの
かもしれませんね
笑って泣いて
あたたかな作品です
海の三陸の
海の幸が美味しそうで
三陸に行ってみたくなりました。
パーフェクト感動+爆笑
知らないことは怖さであり、それはイメージになる
2025年劇場鑑賞5本目 優秀作 74点
半年近く前から菅田将暉主演でコメディ感ある特報と共に、盤石な彼が作品を選べる立場ながら出演を決めた位には秀逸な作品なのだと期待を膨らませて公開の日まで楽しみにしていた作品
個人的には菅田将暉の集大成とも取れるほど、今までの彼の特色を総合的にレベルアップされたような、新たな代表作が生まれた瞬間だと感じた
家賃6万という都会住みの人からしたら事故物件なのでは無いのかと疑ってしまう認識の違いと知識不足が菅田将暉と井上真央お互いのチャットでのやり取りや出会いの第一印象から露わになっており、菅田将暉の若者都民のSNS紛いの構文に対する、年代や感覚、環境のギャップを感じ不信に思うも、悪意ある悪気では無いのだと容認し、社会情勢を鑑みながら受け入れる姿勢を持っていた井上真央は物語冒頭から今作のテーマを先に体現していたように見える
彼も彼なりに都会の淡白さというかどこか拭えない寂しさのようなものから、大地から伝わる人と街の温もりのようなものを求めるようになり、コロナ禍でリモート業務をいいように地方移住を試みるのも頷ける
チャットの文面や初対面の言動、思い立ったら飛んできたり、人目を盗んで沖へ釣具を担いでいくなど、どこかで何度も見たような菅田将暉の飄々さというか、地に足がついていない感じが、多く出演作を鑑賞してきた人はもれなく早速に心を掴まれる
次第に道中で顔を合わせることが増えたおばあちゃんや魚を酒に変えてくれる居酒屋にいる店主と常連3人、近所のおじさんや井上真央と亡き旦那(?)の親父など、この街に住む人達からすると得体の知れない、流行りの病が集中していると言われている東京から身を弁えず現れた人物に良い思いをする人は勿論おらず、煙たがられるも、直接的に多くかかわらなくても彼の素行含め行動を日常といして散見するにつれて、彼の人柄もあってか次第に受け入れられていく
これはこの街の人々の寛大さがあってのことは勿論だが、町おこしの意味も作品が進行するにつれてそれを意識していることが同時に描かれていことから溶け込んでいく
これも冒頭の彼の飄々さに加え人たらし感が今まで菅田将暉が演じてきた人物像に通じるらしさが伝わる
居酒屋の常連3人のファンクラブ(?)や職場の同僚の女性のおかげもあってか、井上真央のアイドル感が顕著で、一層お顔が可愛く美しく見えたのは勿論、所作や言葉の節々の品性など、作った男受けのようなものでなく、若くから美人ゆえに形成されたであろう美女の雰囲気がこれ演技なんだったよな、そうにしか見えないなぁと感心し、マスクを外しスローモーションに流れる菅田将暉の眼差しは言わずもがな説得力のある感情表現でした
上映時間約2時間20分と長編であるが、昨今の言語化された事象をふんだんに盛り込んでいて、まとまりきらない部分も多少あるにはあるが、良い締めくくりと深みのあるドラマに見応えと感動がありました
どうやら興行がふるわなかったそうで、個人的には綺麗はお顔でマルチに活躍しており、キムタク、小栗旬、の次の世代を代表する筆頭俳優だと思っているし、この認識はとりわけ外れていないと思うが、菅田将暉が意外とアイドル的な人気がないのか、はたまた今作の予告や売り込みが現代ニーズにそぐわなかったのか、映画ファンは高評価もその域を越えマス層にまでは響かなかったのが、今作の出来に感動している身からすると大変残念でならない
是非
前へ進め。
予告編だけではクドカンテイストがピンとこない。楡周平原作、宮藤官九郎脚本の作品。原作ものなので芸風を発揮して、そう派手に逸脱は出来ないだろうと想像。楡周平もスリラー&ハードボイルドの作品群のイメージだったが、この作品は<震災10年後>の三陸を舞台にしたもの。もちろん震災と津波の被害で、大事なものや人を喪失した傷を残しているストーリーだ(主人公が思いを寄せる女性は津波で夫と二人の子供を失っている)。となると、楡が岩手県一関市出身という因縁。宮藤の大ブームとなった朝ドラ「あまちゃん」の因縁。それぞれの作者における<その後>を清算しようということだろう。
まさに舞台はコロナ発生から収束までの三陸に生きる人々の、ディザスターまみれの日本を見つめるものになっている。
どうしよう、筒井康隆の敵のレビューが書くことが多すぎて終わりが見えない!
だから、箸休めにこの映画のレビューをするYO!
何かねー、港の見える地方に移住した菅田将暉が、
魚うめー!エビうめー!アワビうめー!うわぁ、こんな大きいお魚さんが釣れたギョ?!田舎最高ー!
と、思っている事をまるでTVのスイーツ野郎よろしく、そこんとこ4649、口に出して喋っているシーンが続き、心底どうでも良かったYO!?
また、無駄に長い映画なんで、退屈で退屈でならねぇから、欠伸がどうにも止まらない。悲しみも止まらない。
貴方に彼女会わせた事を悔やみながら、それでも退屈が止まらないので、映画の上映中だけど、筒井康隆の映画のレビューを書いていました。いやー、捗った!捗った!!
ぶっちゃけ、この映画、面白いか?
本当に、クドカンが書いたの?この脚本?
一字違いで、宮藤官九郎じゃなくて、宮藤宮九郎が書いたのではないよね?嘘だー!信じない!信じない!
クドカンはこんな変な構成の脚本なんか、絶対に書かない!おかしいよ?
原作が余程つまらなかったか、自分達のつまらない思想を映像作品にぶっ混むテレビマンユニオンが戦犯に違いないのですー!
あの、芋煮会の暑苦しい事この上無いトコとかもそう!メシ食っている時に熱弁するな!!つばきが飛ぶでしょーがぁ!馬鹿ちんがぁー!?
と、いう訳で、この映画!俺が、責任をもって断言する!見る価値なしだ!デストーローイ!!
菅田将暉を愛している男子と、女子と、男子か女子かどっちの性別にしようか迷っている人と、こっちのけんとには、楽しめると思います。はい!喜んでぇ🎵
井上真央と中村雅俊が最高
前情報なく観ました。釣りバカ日誌的な感じを期待して。
そしたら、とりあえず、井上真央!!めちゃくちゃ良かった。
とにかくそれがよかった。
中村雅俊も渋くて、あったかくて、最高。あと菅田将暉と仲良くなるお隣のおばあちゃんも最高でした。
東北の海とか山とか景色の美しさも映画で観れてよかったです!エンディングの余韻と美しい海も。
居酒屋の常連みんなでわちゃわちゃするのが、クドカンのドラマっぽいな〜って感じで、ちょっとマイナス。竹原ピストルと三宅くんのキレどころに共感少なめでちょっとマイナス。竹原ピストルの歌は最高。クマがドッキリなのかガチなのか疑問になっちゃったのもちょいマイナス。コメディなのにごちゃごちゃ言うなよ!自分!!
社長の秘書が素敵過ぎてちょっとプラス。中盤の空き家解決編がなんとなく退屈ちょいマイナス。
エンディングの菅田将暉達の結論が新しくて最高でめちゃプラス。自分達のやりたいように生きるんで!ほっといてもらって大丈夫!
色んな偏見、先入観、同調圧力へのアンチ映画でした!それを説教くさくなく、楽しく、ゆるくみせてくれる素敵な映画でした!
菅田将暉と井上真央、良かった〜😃
震災復興、都会と地方のギャップ、素敵なラブコメディに様々な人間模様と社会問題が織り交ぜられた快作❣️
宮藤官九郎の脚本は勿論素晴らしいんだけど、菅田将暉と井上真央も最高😆
いや〜新年早々めっちゃ良い映画観させてもらいました〜💕
楽しくもほろ苦いエンタメ作品ながら……ちょっとだけ期待外れ
クドカンさんの脚本で菅田将暉さん主演なら見ないわけにはいかないでしょう。
クドカンさんならではのクセのある地方描写とちょっとオカしい展開ながらも、その合間に見えるペーソス。その独特の世界に飄々と入っていき、視聴者を誘う菅田将暉さんはさすがでした。井上真央さんの存在感、画面に出てくるだけで安心感をもたらしてくれる中村雅俊さんなど、キャスト陣も申し分ありません。
ただし、ちょっと長すぎる気はします。
震災やコロナに加えて、空き家問題や地方創生、家族の在り方などテーマが盛り込まれすぎたせいか、中盤までの密度が濃すぎて、終盤に主演二人にスポットが当てられますが、どうしても取ってつけたような印象はぬぐえません。
あの二人はストレートにくっつけちゃうか、あっさりと本作の結末まで導いちゃってもよかったんじゃないですかね。
想像より面白かった
正直、釣りとか興味ないし…。えー、面白いのかなぁ…?などと思いつつ、菅田将暉だから、観に行きました。
前半は、コメディ感すごくて、クスクスと、ずーっと小笑。いや、観て良かったわぁと思いました。
でも、後半は、ヒューマンドラマって感じで、笑いがなくなる感じ。西尾くん、いつから関野さんのこと好きだったんですか?マスクを外した時に、ちょっと堕ちたなって感じはありましたけど、それ以降、全く、そういう素振りなかったのに。ま、でも、全てを知ってる地元の人よりは、西尾くんぐらいのひとが良かったんでしょうね。西尾くんの、鬱陶しくない適度な前向き具合というか、マイペースぶりというか、ポジティブぶり、なかなか好感持てました。そりゃあ、惚れるわな。
被災地の話でしたが、同情を誘いたいような描き方をしてなかったのも好感持てました。
なんかグッとこない
岸監督のリアリズムとクドカンのファンタジーがどんなふうに融合しているのか楽しみだったけど、あっち行ったりこっち行ったりして最後まで身を委ねられないまま終わった
菅田将暉が上手いから見れちゃうけど、主人公の彼の出発点がイマイチかなぁ
わかりやすく都会者にした方が彼の変化で見ていける映画になったのではと思った
いい人しか出ない映画なのか?と思いきやそうでもないし、作家の語りたいことは見え隠れするものの…
芋煮会でなんかみんな急に語っちゃうし、更に彼女の傷を知った上で「震災もどうでもいい」っていう男絶対無理なんだけど…
その後の井上真央の心の動きもよくわからないままハグに繋がったところ、雑じゃない??
急にお約束の大団円になっちゃうのが岸監督らしくないなぁって…
違う出汁も入っちゃってますねw
釣り好き若者の移住話かと思ったら、もっと深いイイ話でした
ピッチピチでてんこ盛りの笑いやモヤモヤばたばた、そして涙も
誰もが忘れられない思いをそれなりにのこしている震災とコロナ
あの頃から住まい方、ひいては生き方自体を見つめ直すことになった人も多いはず
主人公もその一人
リモートワークの普及もあり東京から南三陸に移住を決めた釣り好きな彼は、地元を舞台に人間くさい心の行き交いを体験していく
個性的な登場人物に加え被災地・コロナ禍という特殊な状況下、都会ではあまりないだろう出来事が新鮮な刺身のようにピッチピチとあらわれ、てんこ盛りの笑いやモヤモヤばたばたが畳みかけながらほろっと涙も誘ってくる
そんななかでみんなのマドンナももちゃんが胸に秘めてた本音、義父の本音、仲間の本音、被災者側としてのある本音、気になりながらも関わり方を思いあぐねふみとどまってしまう側の本音に触れるのだ
ちょっとどきりともした
そしてタイトルの意味が染み渡る時、それが災害、病気だけではなく感情を持つ私達の日常全てに通じることを思い出す
晋作演ずる菅田さんは、彼自身が役柄を通し本当に心洗われる瞬間をいくつも過ごしたようにみえたのだが
どうだろう
フライヤーにある自然な表情になんだかほっとするのだ
東北に行きたくなった
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