サンセット・サンライズのレビュー・感想・評価
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選んで正解、クドカン作品、140分
他に観たかった映画から急遽変更。時間が似てるものの中から選んだ。
あらすじ、予告も見ず、クドカンと菅田将暉なら面白いだろうと。
内容知らずに観ても充分楽しめた。
ただ、終わる時間を確認してなかったから、公共交通機関を使う人は最終に乗り遅れないように注意が必要
三陸
震災から10年、コロナ禍に起きる
ヒューマンコメディ。笑いと涙。
都会から来た人はあのような扱いを
受けたのを思い出した。懐かしい。
コメディとシリアスが上手に組み込まれていて
気仙沼の魅力満載。芋煮の違いも良いよね。
沢山の方々に観て欲しい作品。
見終わった後に旨い魚とお酒が欲しくなります。
東北や遠く離れた地に思いを馳せる
タイトルがよいね。
南三陸が舞台。時はコロナ真っ只中。
あの時、地方は、東京はどんなだったか。
コロナ初期の頃の大変な状況が思い出された。
鑑賞した今日は、クルーズ船集団感染から5年目だと、さっき帰宅してからニュースで知らされた。。
役場の職員 百香が、業務の空き家対策に先駆け賃貸に出した自分の持ち家空き家に、釣りが好きな東京のサラリーマン西尾がやってきたが、実はその家は…という話。
リモートワークと移住、空き家問題と、設定がなるほど面白いし演技もコミカルだが正直、前半は少しだれた。主人公2人のくっつき方も少し無理矢理な感じも。
でも、あの震災によるつらい経験を背景に百香も皆も日々を生きていくが、悲壮感が強くなくて良かったと思う。
日が沈み。また昇る。
人生はその繰り返しかも。
とにかく見てると魚介類が美味しそうだった。
景色は美しく、エンディングの海景色が特に良かった。
池脇千鶴さんの貫禄。。
三宅君はクレジット見るまでわからなかった。あんな顔だったっけ。
触れにくい部分に触れていく喜劇
宮藤官九郎さんの脚本らしくシュールな笑いが多いですが、バカ笑いし過ぎのお客さんもいるので、静かにクスッと見たい方は、なるべく落ち着いた客層のエリアと劇場を選ぶといいです。
東北や地方出身者でなくとも、なかなか笑えないセリフやヒヤッとする辛辣なセリフもありますが、原作者も脚本も東北出身だからこそ創れた言葉の数々なのかなと思いました。
震災については真正面からは描かず、真正面から描くコロナ禍 初期の地方あるあるについては笑いに昇華して描いているのが絶妙でした。
旅行者が軽率に震災のことを聞いたり、都心の大企業が現地を上から見てる驕った嫌な感じなど。また、逆に地元外からすると震災のことをどう触れていいのか分からない戸惑いや、純粋に地元の中で仲良くしたいのに排他的な扱いを受ける田舎のちょっと卑屈な側面など。
そういう一つ一つを菅田さん、井上さんはじめ個性的な演者の皆さんがすごく丁寧に笑いを交えながら伝えてくれて、ジーンとしたり温かい気持ちになりました。
余談ですが、たくさん美味しそうな料理が出てきます。三陸の岩手・宮城は食の宝庫で、海鮮はもちろん、本当に何を食べても美味しいです。作品を見る前はラーメンを食べて帰ろうと思ってましたが、見終えて真っ先に海鮮料理のお店へ直行しました。
笑って泣いて、笑って泣く
宮藤官九郎脚本というところに惹かれて観ている。
岸善幸は「正欲」の監督だったんだね。
役者の情報も、菅田将暉さん、井上真央さんくらいしか認識せずに見たら、
三宅健さんがアイドルオーラ完全に消してて、しゃべるまで全然わからんかった。
しゃべったら「学校へ行こう」で聞きなれた声だった。
居酒屋の四人衆面白かった。なんやねん守る会ってww
東日本大震災から9年経って、新型コロナで地方が首都圏を恐れすぎる2020年3月から物語が始まる。
ミミズのアニエスベーから、クドカンらしい笑いがそこここにあって爆笑しつつ、
田舎もんの閉鎖性、自虐、筒抜けな噂とか、懐かしくてその感じ知りすぎてて嫌だなーとか、思った。
でも隣のしげこさん?と西尾さんの交流とか、ちょっといいなって思う。
パチンコ屋への出退勤を、車で送るとか、悪くないじゃんって思う。
ももかとあきおが実の親子ではなく、長男の妻で、夫の父であるっていうのは、思い至らなかったなー。ずっとフツーに実の娘だと思ってたもん。
ラブストーリーになる予想をしていなくて、西尾がももかのマスク外した顔に見とれたところから、あれあれ恋の予感なの?と思って俄然楽しくなったけど、夫と子と夫の母を一気になくした傷って、想像を超えるなあと、西尾の恋路が険しくって切なくなった。
河原の芋煮会(よかった)、東京への異動辞令をいったん断る(ここで2021年だったよね)などして、そのまま一緒になれるかと思ったけど、さらに2年間を置いた描写が、地に足ついた人の決断だなーと思って、観てた。
最終的に、西尾はあきおの養子になって、ももかも関野のまま、3人で暮らしてるのかももかの夫が立てた家に、彼氏である元西尾と住んでるのかわからんかったけど、多分小日向さんの会社辞めて海の男になったってことよね。
法律婚ではない決着も、なかなかいいなと思った。
タコの干物(だよね?)をずっとしがんでる(関西弁でかみしめる的な意味)おじいとか、
とちゅうまで誰かわからんかった池脇千鶴さんとか、熊としめじとか、社長から逃げるオンライン飲み会とか、タコと西尾の戦いとか、面白かった。
そして、結構泣いた。どこから泣いてたかは全然覚えてないけど。
池脇千鶴、次は痩せるの!?
大きな悲しみと、穏やかな日々の積み重ねと
登場人物も風景も食べ物も、すべて素敵で、私も【おもてなしハラスメント】の会に混ぜてもらいたくなってしまいました。
そんな素敵なお話、素敵な光景の中にも、ぽつんと暗い震災の影…セリフにもあったけれど、あの時あの場にいなかった人間は、どうしたらいいのか分からなくなる。
それでも、「悲しんでる人のことはただ、見守ればいい」そして、「それぞれがやりたいようにやったら、こうなりました!」というエンディング。
見守るまなざしのあたたかさに、じーんと感動しました。
作中に登場した絵(2人の男女が、太陽に向かって歩いている絵)に、子どもたちが描き足されていたのも、悲しみを抱える百香を丸ごと大切にしたいという晋作の思いが伝わってきて、本当に素敵な映画でした。
井上真央さん良かった
クドカン脚本史上一番の映画(私的)
宮城県の映画シーンが盛り上がってる?
宮城県の南三陸に移住した釣り好きな菅田将暉が演じるサラリーマンが繰り広げる物語。
冒頭出てきた釣り船の船頭はだれかと思ってみていると中村雅俊。
クドカン脚本だし、宮城出身の中村雅俊と、宮城県を味わえる映画です。
気仙沼の大島への橋とか最初映ってたと思う。(たぶん)
セリフの方言も宮城弁がたくさん出てきてました。
『けっ』、『こっ』、『おだつ』、見ていた映画館も宮城だったので笑いが起きていました。
ここ最近映画館で見た『ぼくが生きている、ふたつの世界』、『最後の乗客』も宮城県がロケ地だったし、宮城県の映画シーンは盛り上がってるんですかね。
クドカン脚本という事でメッチャ期待していきました。
わたし的には期待していたほどの満足感は無かったかな。。
あまりツボらなかったという事です。
この辺は人それぞれなので難しいですね。
あまちゃん、ふてほど、にハマっていたので期待が大きくなってたんです。
井上真央はキレイだったけど、違うヒロインが良かったかな。
釣りバカみたいにシリーズ化してほしいですね。
宮藤官九郎の東北愛
豊かな自然に育まれた美味しい食材の数々。美しい海、田舎暮らし最高、だけじゃない、田舎で抱える現実的な問題と、震災がもたらした癒える事のない傷との向き合い方。小さなコミュニティならではの、人と人のつながりが温かく描かれている。菅田将暉が宮藤官九郎脚本でどんな風になるのかが楽しみだったのだが、優しい都会の青年でこんな役もやるんだと少し驚き。珍しく顔が丸くなっていて毎度の事ながら自然な役作りに感心。作品のポスターは全面に菅田将暉だが、実は井上真央がいてこそ成り立っているストーリー。
キャスティングも新鮮で、出演者のアンサンブルの面白さも見どころのひとつ。
複数のテーマが交錯していたけど、上手く纏まったと思いました。
予告を見た時点では、Wood Job!(ウッジョブ)のような作品だと思っていたのですが、
その実態は、都内で暮らす人に震災と過疎化の2点を再認識させる内容でした。
さらにそこにコロナを加わっていました。
そんなに色々詰め込んで大丈夫なのかなーとか思いつつも、それが現実なので…
空き家の改築ってあれ実際の住宅ですよね?すごくいい取り組みだなと思いました。
あと起きる問題がリアルですごく共感出来ました。
・震災の話に触れるか触れないか、話をされた時にどんな反応をするべきなのか
・空き家にランクを付けることへの反感
・これから空き家になる家への反応(高齢者一人暮らし)
などなど
勝手にWoodJobを期待していたので、思ったよか問題提起系の作品で面食らいましたが、面白かったです。
その土地に生まれただけ。その土地に生まれなかっただけ。
考えさせられることが多かった
田舎の過疎化・空き家問題とか、
田舎↔️東京の関係性とか、
震災、コロナ禍と、
昨今の問題が盛り込まれた良く考えられたストーリーで、
考えさせられることが多かったです。
西尾の「当事者じゃない者たちは、どう接したらいいんだ」
という問いかけと、
ケンの「ただ見ててくれたらいい!」って
返しのやり取りは、心に響きました。
その他、ストーリーに関係ないところで、
ビートきよしって、エンドロールまで気づかなかったー 笑
井上真央は、ナチュラルでかわいい!
池脇千鶴は、やはり上手い!
小日向さんは、本当の社長 みたいだった!
三宅健、あんなヤンキーあがりいるいるぅ~!
そして、田舎のヤンキーは、結構男前が多いからかなりハマっていた!!!笑
ということで、
とにかく、食べ物が旨そう過ぎて、
声に出して、旨そう…って言っちゃいました。
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