サンセット・サンライズのレビュー・感想・評価
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原作とはひと味違う味わい
宮藤さんの味付けでより一層味わい深い作品になったように思います。街の復興も人の心も一朝一夕では変わらないもの。長い時をかけてじっくりと熟成するように馴染んでいくしかない。そのために人はその場その時で知恵を絞りながら暮らしていけばいいのでは…そんなふうに感じました。
コロナ禍の日々を振り返った
とてもおすすめされたことと、レビュー数が多くて評価が高かったこともあり、仕事終わりにレイトショーへ。
(間に合わなさそうで、めちゃくちゃ走った)
久しぶりに邦画を映画館で観た!
あらすじも調べずとりあえず映画館に突撃。
菅田将暉は素朴な一般人を演じるも、そのスタイルの良さで登場からやっぱりすごいなと思いました。
コロナ禍はこんな感じだったなと懐かしく思いました。当時は得体の知れない、目に見えない恐怖で毎日を過ごしていましたが、それを懐かしいと思う日が来るなんて。
晋作の素直で朗らかな性格と南三陸の拳で👊の御三方、やり取りを見ていてニコニコしてしまいました。
(あの雰囲気に怖気付かず飛び込める晋作が素晴らしいですが)
お刺身美味しそう!海や川、山、豊かな自然。
気づかずにいたけど、日本のほとんどはこんな風景。
地震のことも詳しく話すわけでなく、しかし住民の心から離れることはない感じがとてもリアルと思いました。
「地震なんて正直どうでもいい」(正確ではないですが)そんな率直な晋作の言葉はナイフにもなりがちですが、そんな意味はないことしか伝わってこない感情がこもって聞こえました。
地震、過疎、コロナ、空家、様々な問題が詰め込まれた作品ですが、映画館でも笑いが聞こえてくるほど温かいストーリーになっているのはすごいことではないでしょうか。
とても爽やかで、自分についても考えさせられる映画だったと思います。
久しぶりに映画館でポップコーンを食べました🍿
あんなにサイズ大きいのね!
こんなに食べれないよ〜て思っていましたが、序盤で完食笑
仕事終わり好きな映画観て、ポップコーンをたくさん食べて、とても素敵な時間でした。
笑って泣いてスッキリ
そうそう!コロナ禍って、そんなんだったって思い出しながら鑑賞しました。
過疎化が進む三陸の小さな街へ、フルリモートになった東京のサラリーマン西尾(菅田将暉さん)が移住するところから始まります。
首都圏から来たってだけでバイキン扱い、なおかつ余所者なので地域の人たちから怪しまれるなんてもう苦笑ですね。それがだんだん馴染んでいくっていうのは予想通りな展開。
人情とか恋愛みないな人間関係に社会風刺を絡めてくるのは、さすがクドカンだなぁと思いました。
コロナ禍の反省とか過疎地の活性化とか、こちら側にも問いかけられてるようにも感じました。
一瞬、熊は必要??って思いましたが、昨今の熊出没のニュースもあるしアリかーとこれまた納得しました。
選んで正解、クドカン作品、140分
三陸
震災から10年、コロナ禍に起きる
ヒューマンコメディ。笑いと涙。
都会から来た人はあのような扱いを
受けたのを思い出した。懐かしい。
コメディとシリアスが上手に組み込まれていて
気仙沼の魅力満載。芋煮の違いも良いよね。
沢山の方々に観て欲しい作品。
見終わった後に旨い魚とお酒が欲しくなります。
東北や遠く離れた地に思いを馳せる
タイトルがよいね。
南三陸が舞台。時はコロナ真っ只中。
あの時、地方は、東京はどんなだったか。
コロナ初期の頃の大変な状況が思い出された。
鑑賞した今日は、クルーズ船集団感染から5年目だと、さっき帰宅してからニュースで知らされた。。
役場の職員 百香が、業務の空き家対策に先駆け賃貸に出した自分の持ち家空き家に、釣りが好きな東京のサラリーマン西尾がやってきたが、実はその家は…という話。
リモートワークと移住、空き家問題と、設定がなるほど面白いし演技もコミカルだが正直、前半は少しだれた。主人公2人のくっつき方も少し無理矢理な感じも。
でも、あの震災によるつらい経験を背景に百香も皆も日々を生きていくが、悲壮感が強くなくて良かったと思う。
日が沈み。また昇る。
人生はその繰り返しかも。
とにかく見てると魚介類が美味しそうだった。
景色は美しく、エンディングの海景色が特に良かった。
池脇千鶴さんの貫禄。。
三宅君はクレジット見るまでわからなかった。あんな顔だったっけ。
触れにくい部分に触れていく喜劇
宮藤官九郎さんの脚本らしくシュールな笑いが多いですが、バカ笑いし過ぎのお客さんもいるので、静かにクスッと見たい方は、なるべく落ち着いた客層のエリアと劇場を選ぶといいです。
東北や地方出身者でなくとも、なかなか笑えないセリフやヒヤッとする辛辣なセリフもありますが、原作者も脚本も東北出身だからこそ創れた言葉の数々なのかなと思いました。
震災については真正面からは描かず、真正面から描くコロナ禍 初期の地方あるあるについては笑いに昇華して描いているのが絶妙でした。
旅行者が軽率に震災のことを聞いたり、都心の大企業が現地を上から見てる驕った嫌な感じなど。また、逆に地元外からすると震災のことをどう触れていいのか分からない戸惑いや、純粋に地元の中で仲良くしたいのに排他的な扱いを受ける田舎のちょっと卑屈な側面など。
そういう一つ一つを菅田さん、井上さんはじめ個性的な演者の皆さんがすごく丁寧に笑いを交えながら伝えてくれて、ジーンとしたり温かい気持ちになりました。
余談ですが、たくさん美味しそうな料理が出てきます。三陸の岩手・宮城は食の宝庫で、海鮮はもちろん、本当に何を食べても美味しいです。作品を見る前はラーメンを食べて帰ろうと思ってましたが、見終えて真っ先に海鮮料理のお店へ直行しました。
笑って泣いて、笑って泣く
宮藤官九郎脚本というところに惹かれて観ている。
岸善幸は「正欲」の監督だったんだね。
役者の情報も、菅田将暉さん、井上真央さんくらいしか認識せずに見たら、
三宅健さんがアイドルオーラ完全に消してて、しゃべるまで全然わからんかった。
しゃべったら「学校へ行こう」で聞きなれた声だった。
居酒屋の四人衆面白かった。なんやねん守る会ってww
東日本大震災から9年経って、新型コロナで地方が首都圏を恐れすぎる2020年3月から物語が始まる。
ミミズのアニエスベーから、クドカンらしい笑いがそこここにあって爆笑しつつ、
田舎もんの閉鎖性、自虐、筒抜けな噂とか、懐かしくてその感じ知りすぎてて嫌だなーとか、思った。
でも隣のしげこさん?と西尾さんの交流とか、ちょっといいなって思う。
パチンコ屋への出退勤を、車で送るとか、悪くないじゃんって思う。
ももかとあきおが実の親子ではなく、長男の妻で、夫の父であるっていうのは、思い至らなかったなー。ずっとフツーに実の娘だと思ってたもん。
ラブストーリーになる予想をしていなくて、西尾がももかのマスク外した顔に見とれたところから、あれあれ恋の予感なの?と思って俄然楽しくなったけど、夫と子と夫の母を一気になくした傷って、想像を超えるなあと、西尾の恋路が険しくって切なくなった。
河原の芋煮会(よかった)、東京への異動辞令をいったん断る(ここで2021年だったよね)などして、そのまま一緒になれるかと思ったけど、さらに2年間を置いた描写が、地に足ついた人の決断だなーと思って、観てた。
最終的に、西尾はあきおの養子になって、ももかも関野のまま、3人で暮らしてるのかももかの夫が立てた家に、彼氏である元西尾と住んでるのかわからんかったけど、多分小日向さんの会社辞めて海の男になったってことよね。
法律婚ではない決着も、なかなかいいなと思った。
タコの干物(だよね?)をずっとしがんでる(関西弁でかみしめる的な意味)おじいとか、
とちゅうまで誰かわからんかった池脇千鶴さんとか、熊としめじとか、社長から逃げるオンライン飲み会とか、タコと西尾の戦いとか、面白かった。
そして、結構泣いた。どこから泣いてたかは全然覚えてないけど。
池脇千鶴、次は痩せるの!?
大きな悲しみと、穏やかな日々の積み重ねと
登場人物も風景も食べ物も、すべて素敵で、私も【おもてなしハラスメント】の会に混ぜてもらいたくなってしまいました。
そんな素敵なお話、素敵な光景の中にも、ぽつんと暗い震災の影…セリフにもあったけれど、あの時あの場にいなかった人間は、どうしたらいいのか分からなくなる。
それでも、「悲しんでる人のことはただ、見守ればいい」そして、「それぞれがやりたいようにやったら、こうなりました!」というエンディング。
見守るまなざしのあたたかさに、じーんと感動しました。
作中に登場した絵(2人の男女が、太陽に向かって歩いている絵)に、子どもたちが描き足されていたのも、悲しみを抱える百香を丸ごと大切にしたいという晋作の思いが伝わってきて、本当に素敵な映画でした。
井上真央さん良かった
クドカン脚本史上一番の映画(私的)
宮城県の映画シーンが盛り上がってる?
宮城県の南三陸に移住した釣り好きな菅田将暉が演じるサラリーマンが繰り広げる物語。
冒頭出てきた釣り船の船頭はだれかと思ってみていると中村雅俊。
クドカン脚本だし、宮城出身の中村雅俊と、宮城県を味わえる映画です。
気仙沼の大島への橋とか最初映ってたと思う。(たぶん)
セリフの方言も宮城弁がたくさん出てきてました。
『けっ』、『こっ』、『おだつ』、見ていた映画館も宮城だったので笑いが起きていました。
ここ最近映画館で見た『ぼくが生きている、ふたつの世界』、『最後の乗客』も宮城県がロケ地だったし、宮城県の映画シーンは盛り上がってるんですかね。
クドカン脚本という事でメッチャ期待していきました。
わたし的には期待していたほどの満足感は無かったかな。。
あまりツボらなかったという事です。
この辺は人それぞれなので難しいですね。
あまちゃん、ふてほど、にハマっていたので期待が大きくなってたんです。
井上真央はキレイだったけど、違うヒロインが良かったかな。
釣りバカみたいにシリーズ化してほしいですね。
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