鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版のレビュー・感想・評価
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ゲゲ郎「怨念が、おんねん」!!
昨年通常版を鑑賞して、実質二度目の鑑賞として朗読劇のような脚本を楽しめました。ストーリー自体は変わりませんが、細かい変更点を探すのはマニア向けだと思いますが、何か省略した箇所もあるようなので、初見なら通常版が良いように思います。ラストの穴ぐらとエピローグの墓場のシーン(水木さんオリジナルの鬼太郎誕生シーン)は、相変わらず繋がっておらず違和感があり、完全版を名乗れるような仕上がりではなく「真生版」の名称で誤魔化した印象です。水木の「俺がゲゲ郎と付き合ってから」の台詞で、いつの間に付き合っていたのかと前回笑えたのですが、今回また聞けて笑えました。沙代さんのお淑やかさや言葉遣い等がやはり可愛いですが、劇場グッズはほぼ無くて残念です。沙代さんと水木が銀座を歩いているイラストを描いて欲しいです。
鬼太郎は幽霊族の望み。
約70年前に放たれた狂骨の亡霊を退治する為に哭倉村に訪れた、鬼太郎、目玉のオヤジ、猫娘ともう1人の記者、時は遡り昭和31年、龍賀一族の当主・時貞の死を弔うを建前に哭倉村の謎、「M」の調査の為に訪れた帝国血液銀行の水木と、行方不明の妻を探しに来た鬼太郎の父ゲゲ郎(目玉のオヤジ)の話。
よそ者として捕らえられ、首を斬られそうになるゲゲ郎を助けた水木とゲゲ郎が行動を共にすることになるが…。
オリジナル版公開から約1年、327カットのリテイクと音の再ダビングという事で4DX2Dにて再鑑賞。(配信含め観るのは3回目)
前回、感想レビューは書いたけど改めて、まずゲゲ郎のキャラがいい!普段はちょっとおとなしく控えめな感じだけど、いざという時のギャップ、声優さんの声もあってる、話し方もいい。
前回も書いたけど狂骨となった時弥君の亡霊の「忘れないで」のシーンとエンドロール後の墓場から産まれた鬼太郎、水木が抱き抱える鬼太郎を墓場の影から見守る目玉だけになってしまったゲゲ郎の姿には涙。
ゲゲ郎の妻に対する一途な愛が観てて何とも泣けてくる。1回目のレビューは☆3.5だったが…観る度に面白さが増すし、良く出来てる作品!面白かった。
PG12→R15で上がる解像度。
確かにグロさは増してたと思います
ストーリーの流れは、当初のものと同じ。
戦争の表現とか、グロさの部分は、より強調されていた印象です。
実際に見比べなければ分からないですが、上手くリテイクした感じなので違和感なく見れましたが、確かに子供にはキツイ表現なので、ある程度の年齢に達してないと、ちょっとトラウマになりそうな強烈なインパクトはありました。
リテイク前もリテイク後も、どちらも良い作品なのには変わりないです。
万人におすすめできないが
通常盤は未鑑賞ですので、両者の比較は記載しません。
原作をご存知の方や昭和20〜30年代までに生まれていた方には蛇足ですが、今の子に水木の勤務する血液銀行が何かわからないのではないかという心配があります。わからなくてもストーリーは楽しめます。気になる方は、Wikipedia等で調べていただくと、売血やら血友病肝炎や薬害エイズまで続く根源となった組織ということがわかりますので、興味のある方はどうぞ。
話がそれました。ストーリー自体はどこかで見たことがあるような感じであるが、全体の雰囲気は悪くない。カット割もこだわっていることがわかります。
ツッコミどころが全くないわけではないですが、謎解きや伏線の回収も、この尺の中ではまとまってよくできていると思います。それでも謎は残るのですが、いずれ明らかになるのでしょう。
通常と戦闘シーンの緩急の付け方等も美しく、見ていて飽きない内容でした。
グロテスクなシーンが多く、見る人選ぶ作品と思いますが、良い作品であると思います。
ストーリー展開は前回と同じだけど。。
やっぱり、鬼太郎の父と水木のタッグはカッコいいな!
イケオジの活躍はいつみても良いもんだ
てんこ盛りだがわかりやすい
前作より絵も綺麗でクオリティアップしてる
昭和31年、帝国血液銀行に勤める水木は、日本の政財界を牛耳る龍賀一族が支配する哭倉村へ、当主・時貞の死の弔いと自分が支援する人の後継ぎ祝いのために訪れた。一方、後の鬼太郎の父となる男も、行方不明になった妻を捜すため村へ来ていた。時貞の跡継ぎを巡り、神社で後継者が惨殺される事件が発生し、その後も次々と怪奇事件が発生し・・・という、話。
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎、の映像と音をクオリティアップさせ、多くのカットをリテイクし、音も再ダビングを行い、恐怖演出を追加したため、映倫のレーティングがR15+指定になった(オリジナル版はPG12)との事。
前作からのクオリティアップは感じられた。
前作のレビューで合わなかったと思ってた本作の内容だったけど、真生版を観て(2度目だからか)だいぶわかるようになったのと、クオリティアップ分で評価を上げる事にした。
おすすめかと言えば、好き好き、だろうが、鬼太郎の誕生を知るために一見の価値はあると思う。
実質的には去年のリマスター版。評価は分かれようがおすすめ枠。
今年360本目(合計1,452本目/今月(2024年10月度)11本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
こちらの作品です。
実質的に去年(2023年)のリテイク版、あるいはリマスター版で、いくつかシーンが追加・削除はされているようですが実質内容は同じなので、評価内容も重複する点はありますね。個々追加削除されているとはいっても映画のストーリーも同じだし、評価する点も大きく変わることはないので…。
ただ国民的アニメという事情もあるのでR15といっても内容表現(残酷な表現ほか)が厳しくなったかなでありアダルトなシーンは一切ないし、昭和のアニメでこのようなものがあったのだというなつかしさ、あるいは、昭和のアニメを知らない今の10~20代の方が見るのもいいのでは…と思ったところです。
評価に関しては先のものと重複するところもありますが、個々触れておきます。
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(減点0.2/遺言状の開封について(説明不足))
遺言状はその開封について家裁の関与を要求し、罰則規定もあります(1004条、1005条)。民法の親族相続の中にある数少ない強行規定(当事者の取り決めより法の規定が優先されるものをいう)の一つで、遺言状の改ざん防止を目的としたものです。
この点についてはエンディングロールでも注意書きがあってよかったかなと思います。
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(減点なし/参考/「血液銀行」から今日の「輸血」への道のり)
・ 映画内で出てくる「輸血銀行」は架空の存在ではなく、日本にこれらは実際に存在したものです。
戦前戦中は個人が勝手に血液のやり取りをするのが当たり前で、戦後にGHQの支配下に置かれたとき「血液銀行」という名前に改められ会社等法人が組織し個人間どうしでやり取りすることはできなくなりました。本来「銀行」ではないものが「銀行」を名乗れたのもGHQの指導・関与があったからです。ただしこのときの「血液銀行」も、個人間での金銭のやり取りを防いだだけで、個人/「銀行」間でのでのやり取りはありました。
やがてGHQが去っても、戦後の貧しいころには個人が何度も「血液銀行」に行きお金を稼ぐことが普通になりました。このことは国会でも問題になり、今の日赤などによる「献血」のはしりが始まりましたが、当時の日赤とお金のやり取りがあった「血液銀行」で前者が勝てるはずもなく、結局、国の関与もあって「血液銀行」は姿を消すことになります。
しかしそれでも、当時では「助けたら、助けられるもの」という考え方(相互扶助を想定していた)が日赤にもあり、日赤の発行していた献血手帳にも「この手帳を持っていれば、あなたやその家族の力になれます」という趣旨のことが書かれ、本質論は変わることはなかったものの、これらも問題視され血液手帳からこれが削除されるのは昭和57年(1982年)と、「ごく最近」の話になります。
ところがそれでも、法規制により金銭や換金性の極めて強いもの(当時はテレフォンカードが多く想定されていた)ものとの交換は禁止され、少なくなっていきましたが、当時の図書券などとの交換は広く行われており(ポイントをためて交換できる制度だった)、これらも排除されて真の意味での「献血」となるのは平成10~20年度ごろになります(現在でも、献血時のジュースサービス等ごく最低限必要であろう点は残っています)。
R指定になったけど心配しすぎなくてもいいかも
血が赤くなってリアルになったけれども、話はそのままでものすごくグロくなったわけではないので、通常版を楽しめた方なら楽しめると思います。
表情とか細かいところが変わっていた気が……する。ポンコツ脳なのでどこがどう変わっていたかとか自信を持って言えないのだけど、明暗のコントラストがパッキリとして、水木の表情とかも綺麗になっていました。
通常版は7回劇場で見ていて、今回が通算8回めなんですが、沙代ちゃんの最期のシーンと、時ちゃんの魂が救われる最後のシーンで泣きそうになってしまう。沙代ちゃんに関しては自分の決断の結果とも言えるけど、時ちゃんは本当に巻き込まれただけなので悲しい。
水木とゲゲ郎は、再会の約束をするけれど、水木は鬼太郎の母にちゃんちゃんこを譲ってしまったがために記憶を失い、ゲゲ郎は呪いで元の姿を失い(そして目玉だけになってしまい)、2人は再会できたのに永遠に交わらない存在になっているんだよなと思うと、うずくまってしまいたくなる。
哭倉村での記憶は無くなっても、身体がなくなってしまっても、鬼太郎が生まれたことで水木とゲゲ郎の縁が続いたわけで、そう思うとやっぱりゲ謎の正式タイトルは『鬼太郎誕生』で正解なんだよな、としみじみ思う。
取り憑かれた者たちの物語
グロいけど満足度が高い作品
ゲゲゲの鬼太郎は過去放送されていたものはそこそこ見た事があり、キャラもレギュラー陣くらいは把握済。猫娘の変更にネガティブ派なので最新シリーズは視聴なし。ゲゲゲの謎無印版は特典目当てでたしか3回くらい見に行きました。(評判を聞いて見に行った勢です)
真生版の差分は終盤の沙代さんによる虐殺シーン辺りで血の色が赤く鮮血になっていたくらいしか気づけませんでした。より出血のイメージが強くなっているので苦手な人はキツイかもしれません。(自分は出血の表現によってはクラっとする場合がありますが、本作視聴時は一応大丈夫でした)
どうせなら親父さんと裏鬼道の人達の戦闘時の線が不安定なとこを調整して欲しかったですが…(一番好きなシーンだったので)動きが激しいシーンなので調整が難しいんでしょうか…
作品の感想としてはよくまとまっているので見やすくて(内容は鬱ですが)おすすめなのですが…無印版も含めて低年齢層が見るには闇が深すぎますかね…個人的には乙米様の死亡シーンが1番グロいです…庚子さんのも…トラウマになるのでは…
無印の時は即満席になっており、早い時間を予約しないと特典は手に入らなさそうでしたが、空席はある程度には普通の客入りっぽいので初日でなくても間に合っていたのかもです。第1弾と記載されてるので特典続き次第見に行こうかと思います。
R+15であるべきと前作視聴時に進言さしあげておりました(笑)
間違いなく良作であるのは前作視聴の際、確信しておりましたが、PG12→R+15になる付加要素に微かな期待?を込めて前作鑑賞以来、一年振りに劇場に足を運びました。
結果的に「迫力あるアクションシーンや巧妙な脚本、繊細で情動的な演出など2回目の視聴でその良さがさらに明確に認知された」・・・となりましたが、全体的に素晴らしくてどこが変化したのかよくわかりませんでした(笑)。
とりあえずエロ要素をぼぼ追加しなかった点は残・・じゃない、作品をよりよくしたいという製作陣の本気度を窺い知ることが出来てむしろ良かったと思います。そのあたりのこだわりは今回劇場で発売の有料の冊子に書いてありますのでぜひご覧ください。
前作レビュー時に、表現はギリPG12でもシナリオ的に間違いなくR+15ですと申し上げました。例えば小学4年の息子に「お気に入りの何があかんの?」とか尋ねられたら、間違いなく回答に窮すからです(笑)。
晴れて製作陣も納得のレイティングで再調整され、映画館で再上映されて良かったと素直に思いました。
では。
前日譚(プリクエル)ものとしては最高のひとつ
初鬼太郎
鬼太郎シリーズ見たことなく、妖怪の話と主人公の鬼太郎には目玉のお父さんがいるぐらいは知ってた。今回の映画最初観る予定なかったが、かなり話題になったので試しに観に行ったら衝撃を受けた。
好奇心をそそるミステリーの事件から、恐怖、気持ち悪さ、怒り、切なさ、悲しさ、そして感動。後半はジェットコースターを乗ったように、こんなに情緒を揺さぶる映画は本当に久しぶりだ。しかも終わりと思って一旦落ち着きができた後、エンドロールの最後でもう一回やられた。アニメーションの制作も凄く素晴らしかったから、感情移入しやすかった。もしこれは映画館ではなく、家で観たらもう我慢できず泣き崩したと思う。
ちなみに昭和三十一年という背景もとても興味深かった。あの時代まさか電車の中で喫煙し放題できるとはショックです!
本編の鬼太郎は多分こんな感じの作品ではないが、もし観る機会があれば多分今回の話の影響で、ちょっと考え深い物になると思う。
鑑賞動機:通常版10割
通常版鑑賞済み。
時間表記が1分だけ長くなってるのは、どこかに何かあったのだろうか。
血の色とかグロテスク描写がどうこうではなく、他者を踏みつけにし、命を弄ぶことを何とも思わないことこそが、忌まわしくおぞましいのだ。そんなことを思えたのも、水木先生の想いが作品の中にきちんと受け継がれているからなのだろう。
入場者特典は通常版時ほどズルくはなかったけど、カッコよさを狙ったのかな。
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