劇場公開日 2025年9月5日

遠い山なみの光のレビュー・感想・評価

全400件中、61~80件目を表示

4.0違和感を抱えたまま幻想夢に耽る

2025年9月21日
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鑑賞方法:映画館
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alfred

4.0戦争と被爆

2025年9月20日
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怖い

難しい

驚く

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まこやん

3.5被爆した女性の思い

2025年9月20日
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鑑賞方法:映画館

戦後、どんどん暮らしがよくなり、未来に目を向けながらも、被爆した可能性のある女性の心はいかばかりか。何回も観て考えたい映画。

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みかんのタネ

4.0やっぱり戦争

2025年9月20日
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鑑賞方法:映画館

戦後80年での映画化なのでしょうか。

ミステリー的な部分、ヒューマンドラマ的な部分、いろいろな解釈はあると思いますが、わたしはやはり戦争を意識せずにはいられませんでした。

「あの頃とは変わったのよ、新しい時代なんだから、変わらなきゃ!」

戦後におけるあの頃との違いとは、今の世の中のあの頃(何年か前)と今と比較して、それは余りにも大きすぎませんか。しかも長崎は被爆地です。

悦子さん、被爆して、七年後の街を高いところから見て、新しい時代=変わらなきゃ、そして女性の自立 凄い強さだと思います。

松下さんが発する三浦友和さんの万歳が憎い、その三浦さんも洗脳教育を渡辺さんから責められる、皆さん戦争を通過しているんですよね。

この映画、どこを期待して見るかで感想は変わると思いますが、わたしはとても良かったと思います。全く長くないです。

石川監督は今まで余り好きではなかったんですが(「ある男」なんて褒められ過ぎ)、今回はよくまとめたなと思います。

二階堂ふみさんも迫力満点ですが、大ファンの広瀬すずさんも嵌ってましたね。目力アップしてます。怖いシーンもありました。もっとも、広瀬すずさんの主演じゃなければ、今作見てないかもしれません(でも「宝島」は見る気しません)。石川監督嫌いでしたし、イシグロさんもそれ程のファンでもありませんし。

タイトルの意味は最後までわかりませんでした。

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ウルスアベイユ

4.0重厚な味わいの作品

2025年9月20日
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驚く

全体を通して暗いトーンでしたが、どのシーンも美しかったです。
実の娘に対してでさえ、空想を交えなければ話すことができないほど、主人公の心の傷は深かったのですね。
見終えたあとも、しばらく余韻が消えず、心にずっしり残る様な感覚でした。これは「どういう事だったのか?」を頭の中で整理すべきだったことと、作品を包む空気感、緊張感が強烈に印象に残ったからだと思います。
「解釈は観た人(読んだ人)に託す」というのが原作者の描き方という旨の記事を、少し経ってから知りました。なので、この作品の真意は、人それぞれにあるものなのでしょう。

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K.I

3.0「嘘」をどう描くか?

2025年9月20日
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naichin

4.0魂を作る素材としての記憶

2025年9月20日
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人間の記憶は時間の経過とともに単に薄れるだけでなく、形や内容が変容していき、元のかたちから大きくかけ離れることがあります。これは実験的に確認された心理学の基本知見だそうですが、「記憶」は、その人がある事象とともに感じた、喜びや恐怖や耐えがたい罪の意識などそのときの「感情」と深く結びつき、自身の精神の崩壊を回避するような合理的なカタチで保存され、その人の魂を構成する素材になるのだと思います。

この作品は、映画的表現を存分に駆使しながら、この「人間の記憶の曖昧さ」という性質を、実に巧みに利用していて、そのときどきの感情と結びついた記憶の断片を、サスペンス仕立てで観客に見せてゆきます。そしてその保存のカタチの変容の全体像が判明する瞬間に、主人公達の中に潜んでいた感情の傷の、時代背景とその強さが観客に理解されるような構成になっているように思いました。

「壮大な感情の力を持った小説を通し、世界と結びついているという、我々の幻想的感覚に隠された深淵を暴いた」2017年のノーベル賞受賞理由ですが、最近鑑賞した「私を離さないで」にも同じ物を感じ、なるほどと思いました。

主人公3人の演技も素晴らしく、大変見応えのある作品でした。
「ある男」も良かったですが、今後も目が離させない監督さんになると思います。

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pen

4.5二度観ると印象が変わった

2025年9月20日
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泣ける

知的

幸せ

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mr.buono

5.0テーマが流石に深く名作

2025年9月20日
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知的

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venti delfino

3.0広瀬すず、二階堂ふみの演技力が冴える!

2025年9月19日
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正直、わからなかった。
面白かったけど、わからないモヤモヤ映画に認定!
ストーリーだけでは全く理解はできないだろう。
登場人物の立ち居振る舞いや、表現や演出といった細かいものを観ないと本当の結末が見えない。

ボクは結末がボヤッとしたので、YouTubeで解説動画を観て精神を整えた🤓

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taku

4.5辛い思いをすると 記憶にまで障壁が残るのかと…

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

結論から言うと、最後の場面が鑑賞時に
よく分からず、ストーリーを読み返してやっと
分かった…イギリスの女優さんの演技力のせいか?

「嘘は良くない」というモラルが
当てはまらないほどの悲惨な
経験が世の中にある…
のが分かった映画
鑑賞はお勧めします🎦

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naosan_5.jeweler

4.5イシグロの若書き作品を見事に映画化。女優陣も好演

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

斬新

カズオ・イシグロの原作を読んだのは10数年前なので、すっかりディティールを忘れていたのですが、映画が進むにつれて記憶がみるみる蘇ってきました。まず驚いたのは原作を読みながら私が勝手に思い描いていた長崎の川沿い風景と映画で実際に見るその風景がかなり一致していたと言うこと。これはイシグロの描写力なのか、監督の再現力なのか……おそらく両方じゃないかと思いました。
原作はそれなりに密度の高い小説だけど後年の大作ような重層的な構造ではなく、分量も短めで、思わせぶりの謎を読者に見せつけながら、イシグロの若書きというか、一種の勢いで物語を進めていきます。しかし今回の映画ではそこは大衆芸術ですから、きちんと“落ち”を付けてくれて、「信頼できない語り手」問題もすっきり見通しよく、原作未読の人でも安心してストーリーテリングを楽しめるでしょう。
物語は1952年頃の長崎と1982年のイギリスを往復しながら展開されていきます。前者は広瀬すずと二階堂ふみ、後者は吉田羊(広瀬すずの老後)とオーディションで選ばれた英国人俳優のカミラ・アイコが中心人物となっています。広瀬、二階堂組も好演していますが、やはり吉田、カミラ組の醸し出す緊張感と悲しみは一日の長。調べてみるとカミラは英国の名門演劇学校出身だそうでシェイクスピア劇なんかも普通に演じられる技量を持った人なんだと思います。そうした相手に英語のセリフでしっかり渡り合っていた吉田羊もすごいと思いました。
で、1952年と1982年をつなぐ役割を果たしているのが劇中曲として使われているNew Order「Ceremony」。Joy Division として最後にレコーディングした曲を、イアン・カーティスの自死後、New Orderとして再レコーディングしてデビューシングルとしてリリースされた因縁の曲です。劇中で吉田羊が長崎で産んだ長女もイアン同様に首つり自殺しているということも選曲の一因かもしれません。
以下の歌詞も映画のテーマに通じていてとにかくこの選曲には感服しました。
This is why events unnerve me
They find it all, a different story
Notice whom for wheels are turning
Turn again and turn towards this time
All she ask's the strength to hold me
Then again the same old story
Word will travel, oh so quickly
Travel first and lean towards this time

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Shin

4.5色々と後から反芻してしまう映画だった。時間が経つと段々と大きな映画に思えてきた。

2025年9月19日
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泣ける

怖い

難しい

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mac-in

3.5記憶と夢の迷宮物語

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ノーベル賞作家カズオ・イシグロの40年前に書かれた長編デビュー作を「愚行録」「ある男」などの石川慶監督が映画化した。2025年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品作。
原作は未読のためどうアレンジされているのかはわからないが、謎の部分が残されるので観るものに解釈が委ねられている。
1980年代英国で暮らす悦子(吉田羊)と娘のニキ(カミラ・アイコ)はもう直ぐ売りに出す家の片付けをしている。ニキは母の故郷である長崎の戦争や原爆についての記録を執筆中で母はニキに長崎の記憶を語り出す。
映画は戦後間もない30年前の妊娠中の若き悦子(広瀬すず)と謎めいた女性、佐知子(二階堂ふみ)とその娘万里子(鈴木碧桜)とのエピソードと英国での悦子と娘のエピソードが行ったり来たりする。
物語が進むにつれ過去のエピソードは悦子の記憶と夢が混ざり始めミステリーの要素が強くなってくる。
長崎の話は悦子と夫、二郎(松下洸平)や二郎の父親(三浦友和)との話はリアリティがあり輪郭がはっきりしているのだが、公団住宅の窓から見える佐知子が住む川沿いのバラックや橋、草むらといった風景は書き割りのようでもありリアリティがない。バラックの内部は外観とは似つかない調度品や食器は欧米調でまるでセット。佐知子を演じる二階堂ふみの演技もどこか演劇風で謎めいている。
その謎は終盤になるにつれ明かされてはいくのだが判然とはしない。
理不尽な戦争に巻き込まれ、心にも体にも傷を負い、ひどい差別のなか生き抜いてきた人間の過去の記憶の曖昧さや輪郭がぼやけた夢はそうした人の心の闇を描いているようでもある。
一方分かりやすく時代の変化や世代交代、引き継ぐものと進化するものといった事もスーツケースや妊娠といった要素で描かれており、ミステリー要素との連動性がよくわからない部分もあった。
戦争を直接的には描いていないが人間の心に残される戦争の傷跡を丁寧に描いた良作だ。

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kozuka

4.5かりそめではない平和を

2025年9月19日
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hum

4.5回収されないのが人生かな

2025年9月19日
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お悩み姫

4.0世界最高精度の画面

2025年9月19日
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この映画は、ストーリーラインを律儀に追っているだけでは半分も分からない。色彩と光、画角、俳優の移動・カメラの移動、音楽をひっかけたシークエンス間の移行、それがどれほど緻密に組み上げられているか。そういう細部が「物語」の大半を担っている。この精度の高さは今の映画の世界で文句なく最高水準。

そして俳優の見事さ。広瀬すずは彼女の最大の武器である印象的な瞳をつかって、視線だけでさまざまな物語を語っている。そして吉田羊、そのたたずまいが物語るものの多さ(吉田羊の英語は本当に見事で、あの日本人訛りをも上手に利用している)。二階堂ふみの昭和のアクセントと語尾を駆使した演技もうまくいっていて、彼女の映画的教養の深さがよく分かる。

そしてショット演出と構図の周到さ。たとえば川縁の粗末な小屋へ行って、悦子(広瀬すず)が佐知子(二階堂ふみ)の長いモノローグをきいているとき、カメラは佐知子を撮っていなかったのを覚えているでしょうか。あのときカメラは、ずっと悦子の周りを回っていた。そしてようやく佐知子が映ると、彼女はカメラに背を向けている。二階堂ふみは、その表情の表現力を封じられたまま言葉だけで物語をつくりあげていて、広瀬すずのわずかな視線の動きが、それを補強している。観客はフレーム外から聞こえてくる言葉だけを追わねばならないので、想像力をつよく喚起されてゆく。

そんな風なので、この映画を見るときは台詞を追って物語だけを理解しようとしてはダメなのです。広瀬すずが視線をどこにさまよわせるか、吉田羊がどこでどう立つか、そして画面から画面がどのように切り替わってゆくか、その照明と光の関係は、どんな構図の画面がどこに挟み込まれるか…というところに注目してほしいですね。

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milou

4.0残酷な絶望の光 と 自責の念 と 切ない嘘 と 希望のかけら

2025年9月18日
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悲しい

難しい

斬新

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CS

3.0ネタばれありですが。。。

2025年9月18日
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鑑賞方法:その他、映画館

難しい

驚く

この映画、公開されたすぐ後の9/6に見ました。最後のほうの場面でショッキングな写真ががあらわれたあと、なるほど主人公ともう一人の女性(悦子と佐知子)とは実は同一人物で、佐知子の存在は幻想だったのだと確信したんですが、それにしても2人の娘たち万里子と景子が同一人物であるとは解せない!万里子が6-7歳のころ悦子は妊娠していて悦子の長女景子はまだ悦子のお腹の中にいたはずではないか、と。原作ではどうなっているんだろうと、カズオ・イシグロの原作(早川文庫、小野寺健訳)を読んでみました。たしかに佐知子は謎めいた人物ですが悦子の幻想上の「分身」とは読めない、2人は別人です。もちろん、万里子と景子もまったくの別人。映画と原作とは別ものと理解してこの映画を鑑賞したほうがよい。それにしてもカズオ・イシグロの原作もそうですが、この映画は何を描こうとしているのか、わたしにはさっぱりわかりません。

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yankumi

4.0もう一度観て確認したくなる余韻の残る映画

2025年9月18日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

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C.B.
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