劇場公開日 2025年9月5日

遠い山なみの光のレビュー・感想・評価

全400件中、21~40件目を表示

5.0子供の心が殺されないために

2025年9月29日
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鑑賞方法:映画館
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ふだ

4.0過去の自分に「エール」。

2025年9月28日
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鑑賞方法:映画館

これは心の再生の物語であると思った。過去を肯定することによって心の傷を癒す物語である。母悦子は娘景子の死について自分に責任があったのではないかとひそかに悩んでいる。娘ニキは一人で生きる困難さを抱えながら、姉景子との疎遠だった関係を悔いている。ニキが悦子の長崎時代の話を聞いていく中で、原爆投下からの困難な時代の姿が明らかになっていく。前へ進もうと必死だったあの頃は、失敗があったとしても責められるものではない。むしろ尊く大切な記憶になっている。原作よりも母娘の関係が濃密に描かれているのがとても良かったと思う。悦子だけではなくニキとの母娘の物語になった。長崎時代を肯定することで心の整理がつき、距離ができていた二人の関係も修復されたようである。
景子の死が二人の心に大きな負担となっていたのは理解できるが、彼女が死を選んだ理由はほとんど触れられていない。幼い頃にいじめられて対人不信になっていたり、イギリスに行きたくないのを母親の都合で無理に連れて行ったりしたのが原因になっているのかと想像するだけである。原爆投下後の悲惨な状況は、大人が考えるよりも深くこどもの心を傷つけていたのかもしれない。悦子は景子に対する負い目のようなものを抱いているから自分の本心を隠し、長崎時代を佐知子と万里子という人物に託して語ったと思われる。また、イギリスに渡った理由にもほとんど触れられていない。二郎と別れたと思われるが、悦子は緒方さんが好きであって、緒方さんをないがしろにする二郎の態度には違和感を持っていたのかもしれない。イギリスに行ってもうまくいくとは限らない。その気持ちも佐知子に託している。長崎時代の路面電車に乗る悦子と景子を見送る現在の悦子が出てくるが、過去の自分に「あなたの選択は間違っていなかったよ」とエールを送っているように感じた。
戦後の復興が時代背景としてあるが、長崎は既に都市として相当に発展し、人々は新しい理想を抱いて明るく生きている。大きな時代の転換を経て逞しく生きる人を応援する作品でした。

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ガバチョ

3.5品のある戦争のお話でした

2025年9月28日
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鑑賞方法:映画館

二階堂ふみさんと広瀬すずさんの凛とした美しさと、
三浦友和さんの燻銀の演技に魅了されましたが、
ストーリー自体は良く解らなかったです⋯。
カズオ・イシグロさんのお話は難しいですね。
なんとなくハイソサエティという言葉が浮かびました。

母が、あんなに粧し込んでいるならば、
娘ももう少し小綺麗にしないかなぁ...。
そういうのも意図があるのかも知れないのだけども、
その意図が汲み取れず、
作品全体に対しても同様で、わたしの力不足なのでしょう。

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hkr21

4.0目が喜んでいます

2025年9月28日
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悲しい

知的

難しい

まず、広瀬すず、二階堂ふみ、2人の女優さんの佇まいが美しい。ずっと見ていたい。

原作は残念ながら未読。
ストーリーは、主人公の回想と描かれた内容にズレがあり、何が真実か、想像をかき立てられる。
ミステリアスさを、二階堂ふみが、見事に演じていると思う。
発声の仕方や所作まで完璧に作り込まれていて見惚れてしまった。

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ちびくろ

4.0原作者がプロデュースに入っているから

2025年9月28日
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難しい

驚く

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ちえべ

3.0なかなかスッキリしなかった

2025年9月28日
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coco

4.0そうきたか

2025年9月28日
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驚く

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あちこ

3.0何やねん😮‍💨

2025年9月27日
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鑑賞方法:映画館

まあまあのレビュー点数に釣られて、ほのかな期待を抱いて、遅まきながら鑑賞しましたが…

重苦しい展開が長々続くも、最後にはスッキリ終われることを期待して耐え忍んでいましたが、クライマックスで何のこっちゃさっぱり分からずで、ただただお金と時間をかけて苦行を行っただけでした🫩

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おたか

3.5女優:広瀬すず

2025年9月27日
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鑑賞方法:映画館

混迷を誘う無責任なストーリーテラーはどうでもいいが、広瀬すずの美しさは尋常ではなかった。
特に虐待と殺人を匂わせる川辺のシーンは、女優としての凄みを感じた。
それだけでもこの映画は価値がある。

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takawind

3.0恥ずかしながら、分からなかった

2025年9月27日
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「切なすぎる真実」(予告編より)とは?
哀しいかな、私には理解不能。しかし、原作を読もうかという気持ちは湧かない。
カズオ・イシグロ原作、に若干の不安はあったが、やはり小難しい。
多分、ストーリの最後では私には分からなかった見せ場があったと思われる。
それにしても、もう少し分かりやすくしてくれてもいいのではないかな。
ただ、広瀬すずの予告画像が可愛かったので観たくなった、
というのが正直なところなので、偉そうなことは決して言えない。
しかし、彼女の演技はとても良かったと思う。楽しみな女優だと思います。

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ぜん

1.5信頼のおけない語り手が、語り得なかったもの

2025年9月27日
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〇~kubo

3.0映像の色と光が印象的

2025年9月27日
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悲しい

驚く

終戦後数年の長崎と今のイギリスが舞台の話
イギリスに住んでる老齢の女性が家を売るところから話が始まる。娘が母に渡英するまでの話を聞くスタイルで、昔の長崎に。終戦後の混乱も少し残ってるような荒々しい社会でたくましく生きる女性たちの日常

そして、その母の話す内容には、実は嘘というか濁した部分があり、最後には、え?そうなの?完全に騙されたぁとなったw

あとカメラワークや衣装、色使いなどに古さと新しさ、あと独特なマジックアワーの映像が印象的だった

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ケビン

4.0謎が謎を残したまま…

2025年9月27日
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怖い

知的

難しい

イギリスに帰化したノーベル賞作家カズオ・イシグロの処女作の映画化。

原作未読もあって、娘に語る回想に紛れ込む嘘に、最後の最後に気付かされる不穏さ。
しかし長崎の被爆が体験者にもたらした傷は、たしかに一筋縄のものではないはず。

それにしても彼女の周囲の男の無頓着さ、頑迷さは如何ともし難い。

あと二階堂ふみ演じる佐知子が娘から取り上げた子猫を川に沈めるシーンは、鬼気迫って出来れば見たくなかった。こういう役、彼女は上手い。

広瀬すずは、今年になって「ゆきてかへらぬ」
本作、「宝島」とあいついで文芸作品で大正、昭和の大人の女を演じ心境著しい。本格的な女優の途を登り始めていると言えるだろう。今後が楽しみである。

「遠い山なみの光」という表題がいかにも読書心を誘い、原作を読んでからもう一度噛み締めながら映画を見直したい気持ちになった。

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gin

4.0鑑賞後の考察で忙しい

2025年9月27日
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難しい

驚く

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molly

4.0空気感はお馴染みの不穏な感じ

2025年9月26日
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知的

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北のやまさん

4.5もう1人の自分

2025年9月26日
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悲しい

知的

難しい

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リコ

背景の安っぽさについて

2025年9月26日
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背景を安っぽくしているのは、おそらく語り手の頭の中の映像として出しているのではないかと思いました。薄れる記憶の中の映像だからこそ、チープな背景にしたのではないか、と勝手に考察しました。それを感じる場面が、ロープウェイ乗り場。物語の冒頭に出てくる白黒のロープウェイ乗り場の写真は、リアルな今の現場の写真が使われていますが、語られている時のロープウェイ乗り場は如何にもセット感がありリアル感がありません。リアルと語り手の記憶の中との区別がはっきりされてるんだなと感じた場面でした。あくまでも、個人の勝手な考察です。

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shoryu

4.0重厚な映画

2025年9月25日
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難しい

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SING SING

3.5普通に見て、登場人物と主人公のホントの関係を理解できる人はいるのかな?

2025年9月24日
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はりー・ばーんず

3.0衣装を楽しむ

2025年9月24日
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広瀬すずも二階堂ふみも綺麗でかわいいし吉田羊も悪くはない

ストーリーがわかりにくいし

戦後海外で生き抜いた女性増を描きたかったのか、戦後の女性の自由がなく生きにくさというところを描きたかったのか、それとも、戦争のせいで失った過去の栄光の苦難も入れたかったのか、

無理やり詰め込み過ぎた感があって、それをわざわざミステリー仕立てにする必要があったのかな

わざわざ不協和音を流してちょっと不気味なシーンもあって

もしかしたら、原作を読めばなにか打開できて、面白みが湧くのだろうか

この映画の楽しみといえば、戦後の衣装だろう

わざわざ当時の装苑と言う手芸雑誌から型を取り当時の衣装を仕立てたと言う

とても主人公達に似合っている素敵な装いであった

そして、新婚夫婦の部屋のしつらい

足踏みミシンやレトロな雰囲気の家電や部屋の雰囲気

広瀬すずの作るお弁当のオムレツ⇨じゅ〜っと卵に火が通る音と美味しそうに焼き上がるシーンがなんとも言えない

また、吉田羊がお料理をするシーンの海外の可愛いキッチンなんかも目が離せない

そう、この映画はストーリーではなく、映像を楽しむ映画だと思うと退屈しない

ストーリーとしてはやや残念だが、映像として楽しめるところが多いので⭐️3つ

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