劇場公開日 2025年9月5日

遠い山なみの光のレビュー・感想・評価

全430件中、21~40件目を表示

5.0忘却の彼方から蘇る長崎の原爆の記憶の語り直し

2025年10月14日
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鑑賞方法:映画館

長崎は原爆で壊滅的で放射能によるずっと続く不安も含め、悲惨な被害を蒙った

戦後復興のなかで、そこに住む原爆の被害をこうむった人々は、勇気を奮い立たせて前に進むために仕方なく、子供たちへの放射能の影響や日々の生活の苦しさや葛藤などの封印していた辛い記憶を抱えて戦後を暮らしてきた

復興が一段落し観光地として脚光を浴び始めていた長崎を舞台に、その一度、封印した記憶をあたかも遠い山なみから層をなすように浮かび来る仄かな光のように描き出す

母が語る記憶を見事に描いたのがノーベル賞作家カズオ・イシグロの「A Pale View of Hills」は傑作文学であり、石川慶監督が映像化に真正面から取り組んだのがこの映画「遠い山なみの光」だ

記憶の中で形作られる嘘も含めて、戦後における原爆が心に落とした影だけでなく、復興に取り組む人々の逞しさが放つ希望の曙光など、さまざまな記憶をしっかり胸に抱き留めた上での"語り直し"をしっかりと映像化している

タイトル「遠い山なみの光」は過去 現在 未来へ向かって逞しく生きる女性たちの放つ光が層をなして光っている情景そのものだ

過去のものだけではなく、現代を生きる娘のニキの葛藤を通して、この物語は、あなた自身にも照らしてみて欲しいというメッセージも伝えている

映画は記憶の中の嘘や混乱に明確な答えを用意していない、敢えて最後まで曖昧のままだからこそ、観客は映画館を出た後もモヤモヤを感じて自分や他者と語り合うことだろう

そして何遍も観ることで、自分なりに答え合わせが出来る、優れた文学のように余白を描いてみせた、紛れもない傑作だ

珍しく感想を言葉にするまで長い時間を要したが、その煩悶は心地よい時間でありました

記憶に残る美しい映像を是非とも映画館で観て欲しいと思います

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あさちゃん

3.5マリコちゃんと景子ちゃん

2025年10月13日
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鑑賞方法:映画館

戦後にハーフの子どもを抱えて、渡英したたくましい女性。
母の生き様に翻弄れる子ども。子育て終わった私はどうだったのか?
業を背負った母の話として、心が痛みました。

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jiemom

4.0もう一度みたい

2025年10月12日
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鑑賞方法:映画館

難しい

途中、「え?どういうこと?」巻き戻ししてもう一度みたくなる。見終わった後の余韻が数日続く。3人の女性の視点、素晴らしい女優さんたちによってよく表現されていたt。

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bukya

3.0前半が物足りない

2025年10月10日
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ウォリ坊

3.0人の人生は意外とこういうものかもしれない

2025年10月9日
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泣ける

悲しい

難しい

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nasuca

4.5関東屈指の大きなSCREEN😧贅沢!!🤣

2025年10月9日
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鑑賞方法:映画館

UNITED CINEMAS豊洲で映画『遠い山なみの光』を観ました。しかも10番SCREEN🤩封切りから1ヶ月経ちますが新作や話題作を抑えての上映 ほぼ貸し切り状態で贅沢すぎます。これだから映画は映画館で観るに限る。場所はららぽーとなので映画以外でも楽しめます。映画はカズオ・イシグロさん原作ですが脚本は石川慶監督なので彼の色が反映されているのでは🤔🧐(?) 彼が手掛けた作品の中で芳根京子さんが主演した『Arc アーク』は邦画の仮面をしたFrance映画で内容が難解すぎて玄人向けだという批評もあります。吉田羊さんは映画『ハナレイ・ベイ』と同様にこの作品でも輝きを放っていました。最初の感想は、昭和時代の邦画を鑑賞した後の余韻に似ていますね。横溝正史よりは松本清張かしら🤔🧐

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麻婆春雨と担々麺 大盛

4.0真実と嘘と夢と、現在と過去が重層的に重なり合って…

2025年10月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

公開から1ヶ月。漸く鑑賞した。
次女からの要請に応えて、30年前の自らの体験を語り出す悦子。ただ、どこまでが本当でどこからが嘘なのか、また夢はどこなのか?極めて分かりづらい。しかし、自らの過去ときっちり向き合うことで、心のなかの闇と対話しているように感じた。その意味で、悦子もまた原爆の被害者の一人と言えよう。悦子を演じる広瀬すずがとてもいい。映画女優としての成長を感じさせた1作である。

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正現

4.5ずっと考えている

2025年10月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

わかりやすい映画ではない。おそらく原作もそうなのであろう。鑑賞後1週間ほどはこの映画のことを考え続けていた。頭から離れなかった。

戦後80年。これから先もずっと考え続けなければいけないテーマなのだと感じた。

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かめ

3.5広瀬すずさん素晴らしい

2025年10月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

原作未読、殆ど情報を見ないで観た
「信頼できない語り手」に見事に振り回された自分
ある程度の種明かしがある
だが全てが語られるわけでもないので
観終わった後にアレはこうでアレはあれでと考えるの中々面白くもある

広瀬すずさんがとても色っぽくて素晴らしかったな

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まほろば、

3.0「夢」か?「騙り」か? 匂わせか?

2025年10月7日
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怖い

知的

驚く

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ちっちゃなきょゥじん

4.0レトロな美しさ

2025年10月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

カンヌと魅力的な俳優陣に興味を惹かれて観ました。わかりやすい映画ではないけれど、映像の美しさ、人の心のなかにある風景を描写したシーンに心を揺さぶられた。主人公だけでなく娘もいろんな苦しみをひとり抱え込んでいて、結局どの時代も女性が引き受けなければならない闇を見た気がしました。

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Aki

3.5どこまでが

2025年10月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

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nakadakan

4.0終わらない被爆

2025年10月5日
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鑑賞方法:映画館

いつものように原作未読、大した予習もせずに、鑑賞しました。
吉田羊が、遠い日々の記憶を語る内容がベースになっているのですが、そこにはいくつかの矛盾が…。
ただ、昔語りがベースになっているので、きっちりとした整合性や伏線回収を求めるものではないのかな、というのが個人的な感想です。

物語の根幹には、生き延びた被爆者に対する差別への憤りや、被爆者の苦しみがあるように感じました。
原作者が被爆二世とのことで、実際に見聞きしたことが投影されているのでしょうか。

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まみぃ

5.0ナガサキとグリーナム・コモン女性平和キャンプ

2025年10月5日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

(末尾に追記)
長崎原爆を経験した女性がイギリスに移住、映画は1982年の娘ニキとの対話シーンと、過去の1950年代の長崎での生活のシーンとを行き来する。冒頭の、母と娘の会話の短いシーンにしか込められていないのだが、この作品の底に流れているのは、核兵器への強い否定の精神と、これと戦う人々、特に女性たちへの応援のメッセージだと言うのは、反核運動に関わる私の思い込みだろうか。
この映画と、有名な80年代の英国の反核運動「グリーナムコモン女性平和キャンプ」との結び付きは、冒頭の、ニキが当時始まったばかりのこの運動を取材していることの描写と居間のテレビのニュース画面、そして母・悦子と娘・ニキの短い会話シーンだけに過ぎないが、この二人の次のやりとりに凝縮されて、今の私たちに問いかけるものになっていると思う。

ニキ ナガサキに関する家族の回顧録を出版しないかって言われてるの。
悦子 誰がそんな話に興味があるっていうの?
ニキ みんなよ。今だからこそ ちゃんと伝えなきゃ。
悦子 グリーナムと長崎は全然別の話よ。

実は、このグリーナム女性平和キャンプについては、つい最近、事件から40年も経った2021年にフランスで1時間のドキュメンタリーが作られていて、翌年NHKが放映した。つまりこれだけ「古い」話が「今だからこそ」伝えるべき、と作者やNHKの担当者が考えたためだろう。軍拡や戦争の影が濃くなっている今こそ必要な作品だと思う。そのドキュメンタリーの拙ブログの紹介記事もご覧頂ければありがたい。
「NHKが放映した「核ミサイルを拒んだ女たち - 証言 グリーナムコモンの19年」がネット上にオリジナルで復活!」(ペガサス・ブログ版)

ナガサキの惨害を潜り抜けた登場人物たちの苦しみを考えれば、非暴力である限り、ありとあらゆる手段と行動で「核」をこの世界から除去しなければならないと思う。

10/21追記:この小説が出版された1982年はグリーナムコモン女性平和キャンプは始まったばかりで、時間的に小説の題材にはなり得ません。つまり、この部分は映画で初めて盛り込まれた内容で、しかもそれは原作者イシグロ自身の意図だったということです。

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yamamoto ryohei

3.5それでも前を向いて生きていく

2025年10月5日
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鑑賞方法:映画館

公開から少し経った、日曜朝8時という上映回なのに結構お客さんが入っていた。

原作未読。
ザックリと「ミステリー」だということだけ把握して劇場へ。

戦後直後の長崎、そして30年後のロンドンを舞台に過去と現在を行き来する物語。
敗戦・被爆・性差別・妊娠…といった社会的環境による苦難の中で生きていく女性たちの姿が描かれる。

冒頭に「ミステリー」と書いてしまったが、ミステリーと言うには曖昧な表現が多く、直接的に回収されないパーツも多いので、そういう前提で観てしまうとモヤモヤするかも。

振り返ってみると、冒頭のシーンからいろんな伏線が張ってあることが分かる。
この主人公は、当時における「良き妻」に見えながら、決して戦後の男性社会の中で貞淑に生きていくことを良しとはしていない。
そんな、画面内で描かれること、話されることが、どこか一貫しない違和感。
これが最後の展開に生きてくる。

ただ、何にせよ全体として表現が曖昧なので、多様な解釈ができる、という意味では真っ直ぐエンタメ的な「ミステリー」とは言い難く、より「文学作品」に近い。

戦争という異常な時代を必死で生きてきた人々が後の世代に非難されたり、完全な被害者である被爆者が、同じ長崎の人々に差別されたり、女性は男たちの身勝手に振り回されたり。
それに抗うにせよ、飲み込むにせよ、人は前を向いて生きていくしかない。

表現は、ことさらに「映画的」。
ケレン味とも言える「溜め」「ズームアップ」「光」。

「うわぁ、映画っぽいなぁ」と思いながら観てた。

観た後の正直な感想は
「んんんん。つまり…どゆこと?」

でも、そんなわからないことが不快ではなく、思い出してパーツを繋げていく過程が楽しめるタイブの作品でした。
その辺りは好き嫌いが別れるかも。

【余談】
分かりやすく面白い映画より、こういうモヤモヤした感想の映画レビューを書く方が、記憶の整理ができるし、何となく思ってたことが文字化できた時の満足度も高いなあ。

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キレンジャー

3.0意図は何となく伝わるが、掴みどころがなく退屈だった。

2025年10月5日
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意図は何となく伝わるが、掴みどころがなく退屈だった。

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ゆ

4.0掴みどころのない映画

2025年10月5日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

イギリスに住む悦子が娘のニキに請われて、長崎に住んでいたころを語る物語。

何も考えずに観ると最後に「えーっ!そういうこと!?」ってなる。
そこからがこの映画のスタート地点。
意味深なやり取り、映像から、果たしてこの物語は誰が作った物語なのか、実際はどうだったのか、どうしてこのような物語なのかを想像する。

観た人の数だけ解釈があってもいい。
映像でのヒントは有り余るほどあるので、あとは勝手に考えてね!みたいな映画。

スッキリはしないので文学的映画の好きな人向け。

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ひとふで

4.0戦争ってのは、全ての人生を狂わせる

2025年10月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

戦後の長崎の当時最先端の団地でのお話と
その数十年後のイギリスの静かな地方の閑静な住宅でのお話。

最初は昔を懐かしむお話かと思ったら
観ているとだんだんに
あら?それって??どう言うこと???

真剣に観れば観るほど迷路に落ちてゆく映画(笑)

でも、観た後に、戦闘シーンも無い、空襲シーンも無い、
飢餓や大きな怪我も無い、一見平和な市民の話だけど、
戦争の無惨さ、原爆の非常さ、
戦争ってのは、全ての人の人生を狂わせる

その本質が、静かに立ち昇ってくる映画でした。

ぜひ映画館で集中しての鑑賞がお勧めです。

で、月に8回程映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては

いろんな方が感想を書かれてる通り
なかなかにトリッキーな流れの作品。
豪華キャストでカズオ・イシグロの原作なので
映画好きは期待大で観に行かれた方も多いでしょう。
前半にも書きましがこの映画も「リアル・ペイン」と同じで
当事者でなけれな分からない戦争の傷痕の苦しさ、重さ。
戦争に直接触れていなくても、その惨禍は
深く人の思いを捻じ曲げ、捻じ曲がった状態で起きてしまった事実に
後年になってさらに傷つけられてしまう。

「戦争」に限らず、人生の一時期には
後で消せるものなら消してしまいたい出来事なんて
誰にも何かしらあるとは思うが
「戦争」と言う惨禍はあまりにも大規模で深すぎて容赦無い。

この作品はカズオ・イシグロ氏による反戦メッセージなのかな〜と
私は受け取りました。

覚書
2025年の夏は人生最初で最後の大イベント「万博」に全集中してたので
映画鑑賞が極端に減ってしまった。
今年もあと2ヶ月半、何とか残りは映画鑑賞頑張りたい!

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星のナターシャnova

4.0原作未読で不安しかなかったが問題なし!

2025年10月3日
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松角洋平さんが出てるなら、もちろん観るしかない。

前作の「不都合な記憶」が微妙だったので、どうかなと思ってたけど、これが想像よりずっと良かった。
とにかく主演2人が素晴らしい。
中盤の演出と広瀬すずの見事なお芝居でオチは察しがついたけど、終盤の静かな盛り上がりは最高だった!
二階堂ふみの言葉尻が特にたまらんかったなぁ。
でも松角さん出てなかったら劇場行ってなかったw

石川慶監督の全部見てるわけじゃないけど、
なんとなく…石川慶以外の原作や脚本だと好みな気がする笑

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ちゃんぼ

3.5りんご取り放題

2025年10月3日
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鑑賞方法:映画館

原作はかなり昔に読んだが、あまり覚えていない。川のあたりが暗く、不穏な雰囲気だったことだけ、うっすら記憶している。カズオ・イシグロの小説は一貫して、影のような暗さと、痛みや悲しみなどが感じられ、異国で育つ上で体験したことが反映されているのでは、と想像する。

イギリスの家や庭などはすごく素敵で、この背景で撮影されると、ほんと映画に没入できる。庭に生ってるリンゴをもぎ放題。いいなー。ジャムにコンポートにパイ、うわー最高じゃん。母と娘で食事しているところも、お料理がおいしそうで、映画の中に入って一緒に食べたくなった。室内の設えも素敵で、花瓶に花をさすシーンなど、さりげなくおしゃれだった。吉田羊さんがこの家の中で、ものすごく自然で、30年住んでるかのように溶け込んでいた。滑らかな英語も素晴らしい!

終戦後8年の長崎は、こんなにキレイだったのかな。復興はみんなでがんばっただろうが、ずいぶん小綺麗。若い悦子も、いい色でいい布地の服を、とっかえひっかえ着る、素敵な若奥様。なんでこんないい暮らしができてるんだ。まぼろし〜? 河原で暮らす佐知子も、建物はボロいが、けっこういい服を着てる。それに、茶器や花瓶などが高級そうで、ほんとこの人どうやって金稼いでるの、と思った。長崎の話は、なんだか現実感が薄めだった。あと、夜の河原で、あんなに早く走れないんじゃないかな。暗くて転ぶよね。昼間に撮影して、色を整えたんだろうな。

原作に謎が多いのだろうが、映画で解説しているように思えた。でも、謎はそのままでもいいんじゃないかな。わかりやすくするのが良いとも限らない。それに、別にイシグロの小説じゃなくてもいいのではないだろうか。なんでか自分でもよくわからないが、鑑賞後なんとなくモヤモヤしている。

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ぷにゃぷにゃ
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