劇場公開日 2025年3月28日

レイブンズのレビュー・感想・評価

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3.5Through the Raven’s Eye

2025年3月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

Fukase was one troubled soul who found his way to being one of the most influential photographers of our fashionable era. Befriending an imaginary crow that's as horrowing and adorable as Donnie Darko's campy bunny costume, Asano naturally leads Ravens as a pseudo-psychological headtrip into the pangs of strict uprbinging and eventual entrepreneurship. A European production organically Japanese.

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Dan Knighton

2.0マサちゃんwake up

2025年3月28日
Androidアプリから投稿

悲しい

難しい

幸せ

写真家の深瀬昌久と、妻であり被写体であった洋子の実話とフィクションを織り交ぜた話。

実家での親父との衝突に始まって、死と生という題材とか、モデルとして出会った洋子と意気投合とかから、頭の中の鴉を散りばめながら展開していくけれど、ゲージュツかの思想は難しいっすね(*_*)

一応2人の関係性の変化をみる作品だけれど、奇人写真家をみせる作品という感じだったのに、最後は急に締めに向かった上に、急に恋愛色増々な感じで、どうも締まらなかった。

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Bacchus

4.0我が良き友よ

2025年3月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

深瀬にとって写真とは「自分の(狂った)脳みそによる世界の見え方」の表現であり、その視線を共有するには恐らく別の狂気が必要で、それを洋子だけが持ち得たのだろうなあ。
主役二人がやたらと力んではいないのにやり取りが真剣勝負みたいで実に見応えがあった。

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ひろちゃんのカレシ

5.0ダメ人間ほど愛される

2024年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

萌える

天才と狂気の狭間で揺れた写真家・深瀬昌久の生涯。闇を抱えるあまり、鴉のドッペルゲンガーに囚われていく展開は、どうしても『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』とダブる。両方とも鳥がモチーフになっているから余計そう思えてしまう。
監督のマーク・ギルは、前作『イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語』では、ザ・スミス結成前のモリッシーをとにかく甘ったれで優柔不断な男として描いていた。本作の深瀬も、ドッペルゲンガーに急き立てられるように自分が撮りたい写真の為に驀進する。傍目から見れば2人ともダメ人間。でもモリッシーは女性にモテて(しかも美人)ちやほやされ、深瀬もまた妻の洋子や後輩の正田に呆れられつつもサポートされる。2人とも母親に愛されていた点もそっくりだ。
しかし、そんな深瀬もついに洋子に愛想をつかされる時が来る。深瀬が手で作ったファインダーに彼女が嫌悪感を示していく様は、『ラストタンゴ・イン・パリ』のマリア・シュナイダーとジャン=ピエール・レオのオマージュか。実際の深瀬はその後に別の女性と再婚しているが、そのあたりはオミットされている。
鴉に導かれるように、自らも鴉となった深瀬。表現する事を生業とする者はとにかく面倒くさい人間ばかり。だからこそ市井の人は惹かれる。
浅野忠信や瀧内公美といった主要キャストはもちろん、脇役に徹した池松壮亮も良かった。浅野と高岡早紀は『バタアシ金魚』以来の共演というから驚き。

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