劇場公開日 2025年4月11日

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「到達点」ゴーストキラー ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5到達点

2025年4月11日
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鑑賞方法:映画館

阪元裕吾脚本、園村健介監督、とベビわるアクションシーンの座組みで、高石あかりと三元雅芸の競演とくれば1作目だよね。今回伊澤彩織がいないのは残念だけど。
ただ今回の高石あかり扮するふみかはちさととは違って清く正しい大学生。似たような座組み・設定の中でその違いに説得力を持たせられる高石あかりはやはりたいした役者だ。
もちろんそれだけじゃなくて、憑依されたシーン(特にアクション中)のキャラクターの切り替えは演技モンスター高石あかりの面目躍如。「セフレの品格」2作目の衝撃を思い出させてくれる…しかもそれだけじゃなくて、二人で格闘することの意味がちゃんとある説得力。高石あかりのポテンシャルを知り尽くしたベビわる組だからこその到達点か…
アクションもレベルがグッと上がったベビわる3作目の熱演すら越える勢い。うまいこと憑依されたふみかと憑依している工藤のアクションを切り替えて見せていたのは薗村監督の手腕かな。編集まで自分で手掛けてるみたいだし。
ここに来て「ネムルバカ」と本作が公開されて両監督の特長かハッキリしてきて、ベビわるは彼らの良さが組み合わさっていたんだなとよく分かる。
黒羽麻璃央もよく知らなかったけど、良かったですね。

ぱんちょ