「あっ、中村航さん」大きな玉ねぎの下で やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
あっ、中村航さん
エンドロールを観ていたら、ストーリー原案の所に中村航さんの名前が有って、なんか納得しちゃいました。
中村さん、青春の少し上の世代の青春を描くのが巧い印象なんです。
役者さんは、神尾さんと桜田さんだから安心して観られますよね。
だけど鑑賞前に大きな不安が一つ有ったの、それは曲自体がハッピーエンドではない事なんです。
それでいて、情景が目に浮かぶ歌詞になっているの。
なので、曲の情景は壊さないで、ハッピーエンドにして欲しいという、相反する私の勝手な願望を満たしてくれるのかなと。
結果、大満足でした。
丈流が美優を待つシーンは、曲の情景そのものだし、その後の再会シーンの二人の距離感が絶妙なんですよね。
曲のイメージを壊さず、しっかりハッピーエンドにしてくれました。
それから、この映画で巧いなと思ったのが、連絡ノートの設定です。手書きの文字でのやり取りに不自然さが無いんですよね。
ペンフレンドなんて、ほぼ絶滅してるだろうし、交換日記って時代でもないでしょうしね。
ん!?
そういえば、桜田ひよりさん『交換ウソ日記』って、おもいっきり交換日記が題材の映画のヒロインでした・・・。
交換日記の時代は続いているかもです。
それにしても、手書きの文字ってやっぱり良いですよね。
書き手の思いが綴られている気がして。
なので、このレビューも手書きで書けば、私の感動がもっと伝わるのかな。
それは無理だけど、この映画を含めて好きな作品のレビューは、気持ちを込めて文章を書いているので、伝わるといいな。
関係ないけど、昼と夜の会わない男女のやり取りっていう設定だと、『こちら放送室よりトム少佐へ』が思い浮かぶけど、一度でいいからスクリーンで観てみたいな。