ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価
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鑑賞動機:塚原あゆ子&坂元裕二9割、予告1割
予告でもちらほらその様子はあったのでおそらく大丈夫だろうとは思ったが、かなりコメディ色が強くて良かった。出版年を確認するところ吹いた。
この最早ありふれたネタをどう捌いて味付けしていくかが腕の見せ所何だと思う(偉そう)。これで安直な作りだったら、感想が「うへえ」で終わるところだったが…。
いやそういう方へ行きそうでもあるんだけど…行かない。ああ、そっちかあ。個人的には生存至上主義だし、「運命」など無いし、「シュレーディンガーの子猫」圧倒的支持の立場なので、相入れないところもある。(回避しようとすると、より悲惨なことになるから、自罰的だったり諦念とはちょっと違うのだけどね)
タイムトラベルの仕組みほかもろもろがゆるすぎるのは好きじゃない。逆に状況設定や脇役、小道具の使い方、それと何といってもセリフ周りは、すごいなあしか言葉が出てこない。
松さん、やっぱりすごいわあ。松村くんをちゃんと観て認識したのは初めてだけど、松さん相手にここまでできれば上出来でしょう(さらに偉そう)。
大切な人と過ごす時間を大事にしたくなる映画!
よくあるタイムリープものではなく、
自分の生き方を見直してみたくなる素敵な映画でした!
松たか子さん、松村さんは2つの年齢設定を違和感なく演技されていて、魅力的でした。
また、最後の手紙を読むシーンでは思わず涙が止まりませんでした…
同じギョウザでも冒頭のシーンと最後のシーンでは違ってみえて、心が温まる映画でした!
振り返ると物凄く深くて心温まる
坂元裕二さんの作品は、映画見終わったあと数日間、もしくはふとした時とかに思い出す、あの余韻が、物凄く心温まる。
だから坂元裕二ファンなのよなー。
ストーリー的には平凡。内容的に面白くなるサプライズも特にないと思う。でも、細々と入り込む日常の些細な亀裂とか幸せとかの表現が本当に素敵。大豆田とわ子と三人の元夫のときのようなコメディも沢山入ってた。
個人的にはカンナがめっちゃ勉強して振り向かせようとするところがツボだった笑
恋と愛の違いとか、その言葉はもうプロポーズとか、過去現在未来の捉え方とか、ほんと好き。
過去に戻り出会った頃の若い夫と恋をし直すラブストーリー 夫を救うため繰り返し過去に戻るループものの面白さと 松たか子のコメディエンヌとしても魅力的
結婚15年目にして夫の駆を失ったカンナは、駆を事故から救うために過去にタイムスリップするが…。
あらすじからは良く有る話にしか思えないが、話の中心はそこだけではない。
何度も過去に行き、好きだった若い頃の夫と恋愛し直すときめき。
何回繰り返しても結ばれてしまう展開、後半からは未来を知った夫の視点に変わって、愛情いっぱいに過ごす生活が愛おしい。
夫を救うため、わちゃわちゃと行動する、松たか子のコメディエンヌとしての魅力全開!
生前、よく夫の靴下を間違えて、死後も続けて履き続けるところに愛を感じる。
主人公のルーズなところなんか、歳を重ねた松たか子が本当に魅力的。
若い頃の姿も美しく、逆にCGによる多少の違和感がいい感じです。
「結婚とは、夫婦とは?」を問う新たな視点のタイムリープもの。
「靴下の片方と恋愛感情はいつかなくなる」
「結婚生活は互いが教習所の教官」(←ちょっと違うかも)などなど、
今回も飛び出す、坂元裕二の名言の数々。
“恋愛結婚は結婚する時がピークだからあとは落ちていくだけ”なんて言葉はよく言われる。結婚は恋愛感情がなくなった後からが勝負。他人が一緒に生活して生涯を共にするって、難しいし、いやな部分が見えてしまうのも当然のこと。「結婚は忍耐だ!」なんて言葉があるくらいに、結婚生活を維持するのには努力が必要。
何度も「あるある!」と、首がもげそうなくらいに頷く場面が盛り沢山。
かけるの死は変えられなかったけれど、カンナが何度も2009年にタイムリープして会いに行ったことで15年の結婚生活は大きく変わった。
人は遅かれ早かれいつか死ぬ。
だったら後悔しないようにその時その時を懸命に生きよう、愛する人と濃い時間を過ごそうという新たな視点で、描かれている。
前半の冷め切った夫婦像、後半の何年経っても仲良しな夫婦像が対比されるように描かれていたが、これもちょっとした心の持ちようで変化するんだよね。とはいえ、子どもが生まれるとまた全然変わります。
キュンキュンする場面もあれば、クスッと笑えるシーンもあったり、涙涙な場面もあり。松たか子は相変わらず可愛いし、松村北斗はかっこいい。
三組に一組が離婚する現代において、結婚とは、夫婦とはのテーマを投げかける良作。
美味しい餃子が焼けますように
ズルズル泣いた。
坂元裕二の世界にどっぷりと浸り込みながら、次から次へと湧き出てきたのは、どうしても重ねて考えさせられる自分たち夫婦関係のこと。
気に入らないときもあれば、ケンカするときもあるけれど、それも含めて、今の妻のかけがいのなさを改めて思い起こさせてもらった。感謝。
松村北斗がいい。
「夜明けのすべて」の山添と近い雰囲気でもあったが、今回は年齢差のある役柄も、とても自然に(声だけでも)演じ分けており、キネマ旬報の主演男優賞に恥じない演技だった。
もちろん松たか子は、申し分なし。坂元裕二との相性だけでなく、30歳頃のキュートさや青さが、40代の時にも、時折顔を覗かせるような演技の深さがさすが。
今作は、「死」がストレートに描かれる。ドラマづくりやエモさのために、安易に「死」を扱ってないかい⁇…と言いたくなる作品もあるが、今作は「死」ではなく、その反対の「生きること」がテーマなのだなと素直に納得できた。
自分の中では、孤独の中での老いとの向き合い方を描いた「敵」と対をなす、夫婦(パートナー)と共に、いつかくる互いの終末にどう向き合っていくかを描いた作品と感じた。
★以下、内容に触れています。ネタバレを避けたい方は、以下はお読みにならないでください。
映画を観終わって考えたのは、オリジナルの世界線のカンナが、最後のタイムリープを終えて現在に戻り、やっぱり駈がいなかったことを確認した時に、どんな気持ちになったんだろうということ。
でも、きっと、それまでの20回ほどのタイムリープ時とは違った受け止めができたんじゃないかなぁと思う。
この映画の中で一番泣けたのは、夫婦生活のすれ違いや離婚に至ったいきさつまで、まだ現時点では付き合ってすらいないカンナの口から聞かされて、なおかつその内容は、今は何もアクションを起こしていない自分自身の未来の行動についてであって、どうもカンナにだって非がありそうなのに自分ばかりが責められて…という駈が発する、「僕は結婚したい。なぜなら、もう一度君に会いたいから。結婚しなければ、今の、15年後の君に会うことはできないから」というセリフだった。
ああ、これだ…と思った。
ぶつかることはダメなことと思いこんで、よかれと、ぶつからないように我慢しあった結果、取り返しのつかない所まで行ってしまったのが、オリジナルの世界線の「離婚」なんだろう。
それに対して、最後のタイムリープの時にカンナの口から出てきたのは、「結婚は減点方式で、教官同士の教習所」とか、2本のボールペンの例え話とか、ここぞとばかりに駈にぶつけるマイナスの言葉だらけなのだが、それは同時に、駈に生きていてもらうために、何回も何回もタイムリープをリピートしてきた末に生まれた、自分と結婚させないための言葉な訳でもあって、きちんとカンナの言動の奥にある気持ちを受け止められた駈に泣けたし、カンナの振る舞いが、自分も愛おしかった。(あのロクでもない教授のいけ好かない娘に譲ってまでも、駈を生かそうとするところとか…)
自分が死ぬとわかりながらも、迷わず赤ん坊を助ける駈の心情も、想像するだけで泣ける。一瞬躊躇するだけで、赤ん坊は助からなくなるかもしれない中やり遂げた訳で…。
カンナに「赤ん坊はどうなった?」と尋ね、無事だったことを聞いて安堵の表情を浮かべたときから、カンナも、駈はきっと自分が死ぬとわかっていてもまた助けるのだろうと思ったに違いない。でも、そういう清廉さと勇気を持った駈だから、やっぱりカンナは「家族に悲しい思いをさせて…」と恨みごとを言いながらも愛していたんだと思う。
この映画の中で、正確には覚えてないが、「寂しいって気持ちは、愛おしさがあったからこそ」のような言葉が出てきた。「あれ? 最近、別の映画で似たようなセリフに出会ったぞ」と思ったら、アットザベンチで、生方美久が書いた脚本の中に、「寂しいという気持ちは、楽しい時間があったから」みたいな表現があったことを思い出した。
生方美久といえば、坂元裕二のファンであることを公言しているが、同じようなセリフを同時期に執筆したであろう脚本の中でシンクロさせるなんて…と思ったら、鳥肌が立った。
いずれにしても、「死」は、誰も避けることができないものだし、多くの場合、そのタイミングについては誰も知らない。
ならば、我々ができることは、生きている間、どれだけ愛おしく楽しい充実した時間を過ごせるか、そしてそれを、愛する人たちと悔いなく分かち合えるかどうか、そこしかないということだろう。
オリジナルの世界線のカンナも、ラストシーンのカンナも、それぞれ美味しい餃子が焼けるといいね。
“私は15年前、未来の夫と再び恋に落ちる”であり“僕は今、15年後の君に恋をする”
こういう恋愛ものはほとんど劇場で観ない。
遡って調べてみたら、“THEラブストーリー”を劇場で観るのは同じ松たか子主演の『ラストレター』以来。
別に恋愛ものが苦手な訳じゃない。劇場へ観に行く気恥ずかしさはあるかもしれないけど。
だけど本作は監督と脚本家に惹かれた。
塚原あゆ子と坂元裕二。
塚原あゆ子は『わたしの幸せな結婚』『ラストマイル』『グランメゾン・パリ』が連続ヒット。坂元裕二も『花束みたいな恋をした』をヒットに導き、『怪物』でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞。近年、ヒット作や話題作続く二人が初タッグ。
出演作にほとんど外れナシの松たか子(新春SPドラマ『スロウトレイン』も良かった!)と俳優として躍進著しい松村北斗(『夜明けのすべて』でキネ旬主演男優賞!)の魅力的なW主演。
こ、これは…! 食指が動いた。
“THEラブストーリー”を劇場で久々に。
ラブストーリーではあるが、+αの要素も。
結婚15年目のカンナと駈。(ちなみに駈は“硯(すずり)”という珍しい名字)
が、夫婦仲はすでに冷えきっており、会話もほとんど無く、寝室もご飯も別。
離婚届を提出しようとした日、駈は駅のホームに落ちた赤ちゃんが乗ったベビーカーを助け…。
気まずいままの突然の別れ。
周りは駈の行動を称え、ドラマ化の話も。
しかしカンナは、悲しみや失意より憤りすら感じていた。
妻より他人…? 他人を救うのは尊い行動だけど、残された者は…? 私の事は考えてくれたの…?
ある日首都高を走っていると、トンネルが突然崩落。
その時何かが起こり、気付くと…
全く別の場所に居た。
季節は冬だった筈が、真夏。厚着姿では暑い暑い。
何処か観光地。
カンナは来た覚えが…。
そう、ここで…。
再び会う。それとも初めて…?
駈。まだ出会う前の駈。
カンナは15年前にタイムトラベルしていた…!
タイムトラベル×ラブストーリーもよくあるジャンル。
ユニークなのは、そのタイムトラベルの仕方。車に乗って、首都高を走って、崩落事故に遭ったその先に。戻る時も首都高から。車でのタイムトラベルは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を意識…?
タイムトラベル先は同じ日、同じ場所。
自分の意に反してではなく、自分の行きたい時に。“こっち”と“あっち”を言ったり来たり。
ここら辺、『時をかける少女』っぽい…?
フリースタイルのタイムトラベルはちょっと目新しい…?
何度か駈に会いにタイムトラベル。
あちらは初対面だけど、こちらは幾度も会う内に、改めて気付く。
やっぱり私、夫がまだ好きだ。
出会いをやり直す。
未来(現在)が少しながら変わっている事にも気付く。
ならば…。運命を変えられるかもしれない。
夫との出会いをやり直し、夫が死なない未来を…。
大切な人を死の運命から救う。
すでに比較で挙げられている通りタイムトラベルの名作『バタフライ・エフェクト』と通じるものがある。
時間を遡り運命を変える事は、その世界や宇宙そのものを滅ぼしかねない危険性もあり。故に悲劇を迎える事多々。
しかし本作は結構コメディ要素が濃い。
筋金入りのSFファンからはあまりにも緩すぎてSF考証もなってないと指摘受けそうだが、軽やかな作風で間口は広い。
夫を死の運命から回避させる為、後々それに繋がりそうな些細な事を自然に変えようと。行き着けのコロッケ屋とか。
上手くいったり、失敗したり。失敗したらまたやり直し。何だかちょっと『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を思い出した。
タイムトラベルするカンナには幾度もチャレンジだけど、駈はその都度その都度初対面。
駈の気を引こうとアプローチも。
それも成功したり、失敗したり。
ある時は、カンナが既婚者である事を知り、駈は動揺。カンナは“別れた夫”の事を話す。
夫の嫌だった所をチクチクと。うわぁ…って顔するけど、いやいや、あなたなのよ。
そんな二人のやり取りが楽しい。
夫との出会いを変えた。死に繋がる事柄も変えた。
現在に戻ったら、きっと…。
が、駈は死んだまま。
運命は変えられないのか…?
ただ一つの方法を除いて。
夫と結ばれない。
そうすれば駈は別の人生を歩み、死ぬ事もない。(『バタフライ・エフェクト』に通じるのはまさにここ!)
しかしそれは、苦渋の決断。
夫との出会いをやり直す度、夫への想いが増していた。
救いたいけど、結ばれないなんて…。
一方の駈。
会う度に初対面だが、いつタイムトラベルしても同じだった。
駈も年上の不思議なこの女性に惹かれていた…。
重暗い立ち上がりから、タイムトラベルしてからはユーモア溢れ、しんみりと自然に感動へ誘う。塚原あゆ子の巧みな演出が冴える。
坂元裕二の脚本も共感たっぷり。些細な会話、日常のあれこれ、マニアックな古生物の話まで織り交ぜて。
リアルな考証のタイムトラベルではないかもしれないけど、時の流れには過去も現在も未来も無い、全てが同時に存在しているという理論は私のSF心をくすぐる。
これは『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』っぽく、坂元裕二が古今東西のタイムトラベルの魅力や要素を詰め込んだかのよう。
豪華なキャストが脇を固めているが、ほぼ松たか子と松村北斗の二人芝居。
松たか子の15歳若返り演技が巧いのか、松村北斗の15歳老け演技が巧いのか、ナチュラルな演技、軽妙なやり取り、年齢差を感じさせない二人の温かなケミストリーに魅せられる。
舞台は明確にされていないが、静岡や山梨で敢行したというロケーションが素晴らしい。
豊かな自然、行列のかき氷店も評判になりそう。季節が真反対なのも別の次元に来た感じをさせる。
ここのロケーション巡り、してみたいなぁ…。
駈からの想いに気付きながらも、カンナはきっぱり断る。
あなたへ“好き”の感情は微塵もない。
あなたを救う為、本当の気持ちを押し殺して…。
駈はカンナの衣服に付いていた付箋に気付き、それを見て不審がる。
これ、どういう事…? 僕、2024年に死ぬの…?
君は誰…? 何処から来たの…?
カンナは全てを打ち明ける。
15年後から来た事、私たちは夫婦になる事、離婚する事、あなたが死ぬ事…。
ショックを受ける駈。タイムトラベルや自分が死ぬ事は受け入れても、カンナと離婚する事は信じたくない。
だって、こんなに好きなのに…。
最初はそうだった。でも、いつしか…。
付き合ってる時は互いの好きな所を探すが、結婚すれば互いの嫌な所を探してしまう。
独身の私の胸にも痛々しくこの言葉が突き刺さった。
ならば、結婚って何…? 夫婦になるって何…?
現実を知るカンナと、夢理想を信じる駈。
例え死ぬ事が分かっていても、君と夫婦になれるなら…。
新しい出会いからの二人の歩みに、運命はきっと変えられる…。
そう信じて。カンナは元の時代へ。駈はこの時代のカンナと出会い…。
幸せな結婚生活。それは15年経っても。
ここでユニークなのは、事情を知ってるカンナが15年前の駈に会いに来ていたが、新たな結婚生活ではカンナとの出会いがあって事情を知ってる駈が何も知らぬカンナと暮らしている。
ちょっとややこしいが、この物語に身を委ねていれば、自然と難なく。
そして運命の日。
自分の運命を知っている駈は運命を回避したのか…?
否。自分の運命を知っていても、駈は駈だった。駅のホームに落ちた赤ちゃんを見捨てる事は出来なかった。
それは尊い事だが、残されたカンナは…?
この時間軸のカンナには突然の不幸だが、観てる我々からすれば2度同じ悲劇に見舞われたカンナを見ているだけで胸が痛い…。
OPのカンナは突然死んだ夫へ憤りを感じていたが、ラストのカンナは失意と悲しみ…。
運命は変えられず…いや、変えず、カンナも観てる我々も救われぬままなのか…?
偶然見付けた夫の隠し手紙。そこに記されていたのは…
君と出会えた幸せ。
君と共に過ごせた幸せ。
他愛ないけど、日常に満ち溢れた幸せ。
君の癖、君の好きなもの、全て。
君の事がどんなに好きか。
君への溢れんばかりの感謝。
ありがとう。
OPとラストは同じシチュエーション。
しかし、伝わってくるものはまるで違う。3年越しの餃子の味も格別だろう。
あなたを失って悲しいながらも、あなたの温もりと優しさに包まれて。
恋はデジャ・ブ‼️
この作品は、タイム・トラベルものの新たな名作だと思います‼️タイム・トラベルと言うよりは、同じ日を何度も繰り返すビル・マーレイ主演の「恋はデジャ・ブ」に近いような気がします‼️事故で亡くなった夫の未来を変えるため、松たか子さんの妻が同じ日に何度もタイム・スリップ、若き夫との出会いを繰り返す‼️タイム・トラベル理論的には矛盾点が多々あるのですが、今作を鑑賞するにはそんな矛盾点は忘れたほうがイイでしょう‼️離婚するくらい最悪になってた夫婦関係‼️しかし15年前の夫との再会、改めてのラブストーリーが展開‼️夫は愛し始めた女性が未来の妻である事、自分の身に何が起きるかを知ってしまう‼️結論から言うと夫の運命は変えられなかったけど、15年間の新たな、そして幸福な結婚生活を手に入れた夫婦‼️そして3年越しのギョーザも‼️なんか幸せな気分にしてくれる作品ですね‼️ラストの夫から妻への手紙のシーンは破壊力バツグン‼️そして松たか子さん‼️夫を助けるため、一生懸命奔走する姿がホントに魅力的‼️そして15年前の若かりし姿‼️ハリウッド映画みたいにCG処理してるのかな⁉️凄まじい若さと美しさです‼️
ハンカチ必須
予告の松たか子と松村北斗に
胸鷲掴みにされたので鑑賞←ちょろい
偶然過去に戻ることが出来るようになったカンナ
(松たか子)
少しづつ現代に影響出てきた中で、
遺影の表情の違いに泣ける。
驚愕の未来をすんなり受け止めるの早くないですか
カケルさん(松村北斗)と思うんだけど、
それを飲み込んだうえで、未来のことを考えたうえで
カンナさんとの結婚生活15年間を大切に大切に
小さな幸せをふたりで築きながら生活していたんだと思うと、
いつか来る避けられない未来のためにカンナさんの為に
残すソレの思いとかを考えるとたまらない。
松村北斗、ほんとうまいですね😭
幸せの本質を突く今年ベスト級作品!!
前半の主人公カンナ(松たか子)と後半の主人公 駈(松村北斗)、
基本この二人の恋愛×愛情=幸せを描いた作品だ。
脇を固めるリリー・フランキー、吉岡里帆、森七菜は本当に脇。
基本はカンナと駈の物語。
カンナのキャラ設定が秀逸だ。
大らかで夫の駈の靴下も履き、トーストの皿を出すのがめんどくさいため
マグカップにパンを乗せるような人。そして平時もコミカルだから
いわゆる天然系なんだと思うが、そこに駈は惹かれたのだろう。
私からみてもとても魅力的だし、男なら誰もが恋してしまってもおかしくない。
一方、駈は細やかなキャラクター設定だ。
カンナの雑なところが許せないので、いちいち注意したり嫌味を言ったりする。
そんな狭量なところが冒頭に際立たせている。
ただ、正義感が強く自分を犠牲にしてでも人を守ろうとする。
そういうところにカンナは惹かれたのだろう。
駈の死から始まるこの映画、
タイムスリップの方法を偶然知ってしまうカンナが
駈を死なせまいとして、様々な試みを何度もタイムスリップしながら実践するも
駈の死は変えられない。最後のタイムトリップで自分が何者なのか一部始終を話すことで、
今の世界線のカンナはいなくなる。
そして未来のカンナに出会ったことで現在の駈が25年後もカンナを大切にし続け、
“死”という結末は変えられなかったけど、“幸せ”な15年をカンナも自分も生きれたことが
人生を変えることにつながっていて、
カンナに残した手紙で、私は涙腺崩壊し号泣でした。
前半はカンナのキャラクターを松たか子が見事に演じていて、すごく笑えましたし、
後半の駈を演じる松村北斗が実に素晴らしい演技をしていて、すごく泣けてしまいました。
ファーストキスは、15年後のカンナと15年前の駈によるもの。
そのタイトルにもグッときましたね。
パンフレットも大島依提亜さんデザインで素晴らしいので、是非手に取っていただければと思います。
駈によるカンナに宛てた手紙原文は本当にヤバいです。
今現在、今年べスト!!猛烈に感動できる超オススメの作品です!!!
運命は変えられる?
観たかった作品。キュンを求めていったけど、それ以上に悲しい気持ちが残りました。運命を変えられないという結末も斬新だけど、ここでの見どころは、それでも君との人生を選ぶという覚悟。そこにズキュンとやられてしまいました。それでも見終わった後は、なんとか変えられるでしょ?ああやってこうやって、とか考えてしまう自分が諦めが悪いと思ってしまいました。だから、そこじゃないんだってば(笑)
松たか子さんと松村北斗さんだからこそ成立した大人のラブストーリー。切ないけどそれ以上にこういう人に出会える事の素晴らしさを教えてくれるような作品です。恋愛と夫婦はどう違うか。色々と坂元節が飛んでいたけれど、気持ちだけは運命を変えられたんだなぁ…という摩訶不思議。結局思いの強さで、生死は変えられないけど、気持ちは変えられるという事。恋愛から夫婦生活になっていくと、日常で弱点をついていくみたいなことは、あるあるなのでしょうね。いずれ死んでしまうという事実があったからこそ変えられたというのもなんだか悲しい。鑑賞後は重い悲しみが右往左往するのですが良い作品であることはたしか。万人におススメ。私も何度もあのセリフを聞きたくて繰り返してしまう気持ちはわかります(笑)もっかい観たいなぁ。
淋しさの正体
分担が決まっていた柿の種とピーナツ。
マグカップの上に乗せた食パンときちんと茶碗によそわれた卵かけご飯。
あの時間にホームにいる理由になったコロッケとチョコレートドーナツ。
タイムトラベルのきっかけになった餃子。
色んな会話を重ねた行列の出来るかき氷。
タイムトラベルが現在に影響することに気づくきっかけのとうもろこし。
二人で帰り道に買い食いしたアイス。
そして、駈と入れ違いに届いた餃子。
食べるということは生きるということ。
だから、同じテーブルで食事をするということは、一緒に生きるということだ。
成り行きでなく本人たちの意思であのかき氷に並んだ時から、二人は一緒に生き始めたのだと思う。
一人で食べるためにカンナが注文した餃子は、二人で食べるために駈が注文したものに。
駈が一人で食べるために買ったコロッケとドーナツは、二人で飾るための花に。
あの手紙を書きながら、それでも最後まで未来が変わっていることを駈は望んでいたのではないか。
三年待ちの餃子のお届け予定日の通知が来た時、駈はどんな気持ちだったんだろうか。
朝は和食派の駈が買ってくれた、パンが美味しく焼けるトースター。
味の違いは分からなくても、そのトースターで焼いたパンはきっと駈の想いの分だけ暖かいはず。
もし未来が変わっていなくても、自分が一緒にテーブルを囲めなくても、美味しいものを食べて欲しい。
こんなに優しくて暖かい愛は、他にはない。
けれど、あなたと食べればきっともっと美味しかった。
これもまた愛で、淋しさの正体なのだと思う。
駈は未来を変えられたはず・・・
最初に、他人と他人が一緒になるのは大変なのですよ.恋愛中は良いところを探して、結婚したら欠点を見つけてマイナスし合うってとこズキっときた笑。途中の会話劇はさすがなところもありましたが、やはり未来を知った後の駈の行動だろう。自分が死んだこともショックを受けていたが、赤ちゃんの生死の方が気になっていた。多分あの流れだと自分が助けに行かなければ助かっていたはずなのに・・・
終わっていた夫婦なのに助けるのか?ってとこもあるが、最後に玄関で駈を見送るカンナにはやり直したい気持ちで溢れていたのだろう。
タイムリープの時に毎回出てくる二人の子供に違和感があったが、二人を結びつける妖精だったのかなと思う。
松村北斗は素晴らしい
とてーも楽しかったし泣けもする。坂元裕二のタイムトラベルラブコメみたいな感じなので久しぶりにワクワクしながら映画館へ。
タイムトラベルものはタイムトラベルものの縛りがあり、ひとことでいうと「ルール」がどう示されるのかにある。なるほど、首都高の事故、、そしてここが時空の歪みだと知り、何度でもここに突っ込んでゆく松たか子。ここはかなり省略されてるのだけど、ここら辺をもう少し丁寧にやっても欲しかった。そして、ここがどこで、どうやって戻り、つまりはなんなのかをもう少し考察もして欲しかったりもするが、、
まあかなりゆるめのルールが出てくるのだけど、トラベルした場所が別れもし、死別もした旦那との出会いの場所。冷え切った夫婦仲かつ死別という状況からのタイムトラベルなので、当然ながらその反対に向けてドラマが加速する。つまり、惚れ直し、救いたい、と思うことでエンジンがかかるが、、
いちばん泣けたのはやっぱりその帰結部分で、自分の運命を知った旦那(松村北斗)の悟りみたいな部分。
救えるかどうか、という物語上のクライマックスに、見事に今を生きる、ということの大切さにジーンとなる。ホームに落ちた子を迷わず救うというので、思わず横道世之介的な(なんとかく髪型も、似てる、)旦那のかけがえのなさが愛おしい。
実は冒頭の転落のスローモーションと死人のナレーションという、サンセット大通りの発展系みたいなはじまりがすごくいい。そしてタイムトラベルのこれからの奮闘ぶりを部屋に付箋で立体的に見せるのもがんばってる。細かいマニアックなキャラクターの嗜好性をめぐる会話も楽しい。松たか子の若い日メイク?、松村北斗の年取った腹回りなどもよく、かなり満足するのだけど、『花束みたいな恋をした』もそうなのだけど、この脚本、もっと面白くできるだろう、というのが今回も。
出会いの場所のトンネルからのホテル、もうそこがすべての映画なんだからなんでもっと美術的にうまくいけないのかなとか。タイムトラベルとホテルといえば『ある日どこかで』という超名作があるが、犬に絡まれる松たか子は面白いのだけど、あの斜面含めて空間に趣がない。情緒がない。かき氷も。言ってはなんだけど、あらゆるテレビっぽい安っぽさが勿体ない。
鑑賞後の余韻がヤバい
SNSでトレイラーを観て予想していたエンディングと、全く違いました。浅はかな自分の想像力では及ばない、もっともっと深い愛の話でした。人生は選択の連続で、もし未来がわかっているならその選択を変えて未来を変える事ができる。でもそれは選択しない駈。会ったばかりの未来の妻とまた出会うために。その朝、何も知らない妻にいつも通り挨拶をして出かけていく。そして迎える最期。その気持ちを考えたら今も涙が出ます。松たか子さんが素晴らしいのはもちろん、松村北斗さんも素晴らしくて目が離せませんでした。今後の活躍が楽しみな、坂本脚本作品にたくさん出てほしい俳優さんでした。楽しい場面もたくさんあって、見事なエンタメ作品だと思いました。
大切な人と観に行ってください♪
金曜日の夜。
仕事が終わり、妻と新宿で待ち合わせをして観に行きました〜♪
ペア50割、とても助かっております。
昔に比べ、映画鑑賞料金が2000円とかなりな金額なので、なかなか映画館に気軽に足を運べなくなっております。
とはいえ…
夫婦揃って映画好きなので
映画無しの人生は、考えられなくて…
それだけに…作品も厳選されます。
この作品は
坂元裕二脚本、塚原あゆ子監督ということで、とても楽しみにしてた作品。
タイムリープものと捉えられがちですが…
タイムリープは、ただの舞台装置で…
根底にある
「日々の時間を丁寧に大切に生きましょ」というモノがやはり刺さります。
ある事が当たり前と思いがちな…
こんな夫婦や、カップル
昔から不変というか…
いつまでも勉強しないというか、こういうのゴロゴロいるよねぇ
…と思いながら
2人でニヤニヤしながら見てました。
「結婚するまでは、良いとこを探して、結婚してからは欠点を探し合う」みたいなセリフがあるんですが…
そういう人間関係を築きがちなヒトが沢山いるからこそ、共感もされる。
僕等夫婦は、
結婚するときに、約束事をしました。
「相手を蔑ろにしない」
「たとえ小さな事でも感謝をして、その意を表す」
「リスペクトする」
この3点です。
この3点が無くなると
途端に崩れていきます。
自分の分しか洗濯しない。
自分の仕事のことしか考えない。
ホントに、何が大事なのかについてすら考えないから、忙殺されるし…
まさに、忙しいって字は「心を亡くす」と書きます。
いつ自分が死んでもいいように。
…というよりも
いつ、愛するヒトが死んでもいいように後悔のないように毎日、全力で愛してますか?…ってことでもあるし
いつでも
気づくことは出来るし
タイムリープとかしなくても
いつでも、これからの15年をやり直すことは出来ます。
よく耳にします。
「もう、空気のようなもんだし…何年も一緒にいるから」とか…
単に相手に甘えてるだけで…
努力をしてないだけだと思います。
この映画に出会えたことで、いろんな気づきを得られるかと思います。
それでも…
気付けないなら、そこまでかなぁ。
それくらいに…
日々の時間を目の前にいる大事なヒトが愛しく感じられる
そんな素敵な映画でした。
2人で号泣して、
お互いに
「あなたで良かった」と言い合い
見つめ合える。
そんな時間ももらえました。
一生で大事に思える映画を作ろう!ってとこからスタートした作品との事ですが…
まさに…そう思いました。
タイムトラベルに恋愛が絡むと ほぼ100パー悲しい。再鑑賞·追記。
2人の関係は冷めてしまっていたが、15年間一緒に暮らしていたパートナーを失った喪失感はハンパない。
だから、カンナ(松たか子さん)は離婚届は出されなかったが事実上は他人となったにも関わらず、駈(松村北斗さん)が死なない未来にしようと過去に戻って八方手を尽くす。
しかし、何度やっても何をやっても、未来に戻ると遺影はそのままだ。それどころか、非常停止ボタン方式の時には、電車脱線事故で65名もの命が奪われてしまう。
そしてカンナは、もう駈を助けるには私とカケルが出会わなかった世界線にするしかないと覚悟を決める。
で、(かき氷が売り切れないように)ダッシュでかき氷屋に駆け込んでからの展開に胸が熱くなる。
カンナは、自分が未来から来たこと、駈が15年後に死んでしまうこと、2人の関係は冷えきり、破綻した結婚生活だったこと、カケルを救おうと何度も過去に来てイロイロやってみたがダメだった事を話す。
ここでカンナとカケルの立場の逆転が起こる。
というか、今までは未来の事実を知っているカンナ44才と知らなかいカケル29才だった。
それが未来の事実を知ってるカケル29と知らないカンナ29となる。
この時のカケルの決断が胸アツなんだヨ。
カケルは、15年後に自分が死んでしまうことは避けられないとしても、15年間幸せな結婚生活を送ることは出来ると考えたんだろう。
そして最後の朝。何も知らないカンナには、いつもの朝だけど、カケルにとっては最後の朝だ。
15年間仲良くやってこれたのも、今日の事を知っていたカケル29~45の努力が大きかったのだろうが、15年前のカンナ45の努力が報われたことでもある。
タイムトラベルに恋愛が絡むと ほぼ100パー悲しい。
今回も結局カケルは助からず、カケルの手紙やピザの話になって切ない。
だけど今回の事故のコトを駈は知ってるので、赤ちゃんを助けたあと自分も助かるようにする世界線もある。
なんなら、始めからベビーカーが線路に落ちずに何も起こらないという世界線もある。
だから、駈がもしかしたら生きているのかもしれないと匂わせて終わる悲しくない最後も有りだと思う。
悲しく終わったほうが余韻が有るような気がするけど、僕は余韻が残らなくてもいいから、悲しくない終わり方のほうが好きである。
だって、悲しいのって何かイヤじゃん (^^)。
(再鑑賞·追記)
公開初日の2025(令7)2/7㈮に鑑賞して3ヶ月。
まだやってるので5/12㈪に何度目かの再鑑賞。感動する場面は初回からいつも同じだ。不満なところもずっと同じ。
まず、気に入った場面は、真相を知ってからの駈の対応と、15年後に幸せな夫婦になっている展開。
カンナは駈に、私と結婚しなければ、あなたは死なないから、私とは結婚しないでと言う。
それに対し駈は、死なない新しい人生でなく、君との15年をより良くなるようにしたいと言う。
それに、これから出会う若い君と結婚すれば、いま目の前にいる15年後の君に会えるんだよね。それなら僕は君と結婚すると言う。
そして15 年後、 ”無” だった夫婦生活は、朝、同じテーブルで一緒に朝食をとる夫婦になっていた。最後の日の朝、出かける駈を見送るカンナの顔が幸せそうなところが心にしみた
不満なところは、結局、駈が死んでしまうことだ。
僕は、駈の生死は描かないかか、生きていることを匂わせるだけで曖昧にするという終わり方にしてほしかった。
ここは制作者との考え方の違いなので、どちらが良いとか悪いとかいう話ではない。
あと、駈が頭をかかえて,「現状,結婚してないのに、ぼく離婚するの?」 となげく場面はいつも笑える (^^)。 駈が頭をかかえて嘆くのも当然だ。
それと、カンナが駈と結婚しない人生を決断したあと、家を出る前に部屋を見渡す場面もグッとくる。
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