ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価
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カケルとカンナの愛に号泣
松村北斗オタクなので鑑賞マストだったが、作品が良過ぎて後半ずっと泣いてた。ハンドタオルマストの作品。
多分2回は観ないと伏線含めて理解できない気もするが、
カケルは自分が死なないと15年後のカンナがタイムスリップをしないことになるから、15年後のカンナに会えないし、自分がよい夫婦生活をしようとすることもなくなる。
それにあの日あの場所に行くのは運命でカケルはわかっていても他人を助けるのだろう。
自分が死ぬ運命を受け入れてでもカンナを愛して15年共に生きる選択をしたのだろう。合わなければカンナもカケルも違う人生歩んだのかもしれないけど、出会ってしまったカケルにはその選択肢はもはやなかったのだろう。
カケルがカンナを好きな描写は全部好きだが、特にカンナが夫の靴下を履いているのが見えるシーン、あれで決定的にカケルの選択は固まったんだと思う。
元々泣いてたけど、最後のカケルの手紙でさらに涙腺決壊。
カンナはちょっと変だけど可愛らしくて、カケルの愛した人なんだなとすごく納得して観てた。
早く2回目を観にいって解像度を上げたい。
起こった出来事は変わらないけれど人生は変えられる
この映画を見終わった時に自分の両親のことを思い出しました
母は私が20歳になったら父親と離婚すると言っていて、喧嘩も絶えなかったし、その当時はてっきりもう好きじゃなくなったのだと子どもな私は思っていました。
その後、父の病気が分かり亡くなるまで母は毎日病院に通い看病を続け最後を看取りました。
亡くなった数年後、
「あの頃離婚すると言っていたのにね、離婚しなかったね」なんて母に話をしたら
「そうね〜タイミング失ったわ〜」と笑っていました。
その後どこかへ出かけるたびに父と出会った公園の話や、私が生まれる前の父のことを楽しそうに話していました。
今もあの時病院で撮られたであろう父と母の2人だけの写真が実家に飾られています。
いつ撮られた写真かも私は全くわからないまま。
大人になり自分も結婚した今、
この映画を見て姿変われど好きであることに変わりはない夫婦の答えを見た気がします。
母は文句を言いながらも父のことが大好きだった、それに気づけたから残りの時間を大切に使ったのだと。
他人にも子どもにもわからない2人だけの愛おしい時間があったのだと。
一番大切なものは
この映画のようにタイムトラベラーにならないと気づけないくらい身近です。
そして過ごしていく中で残念ながら忘れてしまう気持ちもあります。
でも今この映画を見た私たちは少なからずパートナーや家族に優しさや有り難みを向けることができると思います。
駈さんの起こる出来事は変わらなかった。
だけどあの日15年後のカンナさんと誓った思いは
2人の大切な人生の過ごし方を変えました。
最後に振り返ったカンナさんは
淋しさはあるけれどきっと戻れないあの日より何十倍も駈さんのことを思って発した言葉だったと伝わりました。
もう一度、今度は夫を連れて観に行きたいと思いました。
寂しさの理由
『1ST KISS』
あらすじだけみたら
梶尾真治さんの“デイ・トリッパー”みたい
妻は夫を助けにタイムトラベルする
王道のタイムトラベル・ロマンス
(かなりの回数を繰り返す)
それに会話劇でもある
15年連れ添った夫を交通事故で亡くした
妻の主人公
でも2人の仲は既に冷え切っていた
その日は夫が離婚届を出しに行く途中だった
離婚するくらいに冷め切っていたのに
いざ物理的に居なくなると
こんなにも寂しさが襲って来る
なんで?なんで?
餃子さえもろくに焼けない!
。。。愛していたから?
やっぱり好きだったんだ、、、
運転中に首都高で崩落事故
その瞬間、妻は時空を超える
真夏、暑いっ。
ここは、私と初めて会った日。
(タイムスリップしちゃった!)
そして出会う。
15年前の夫に。
過去を変えるために(夫の死なせないために)
何度もあの日に戻る。
崩落事故の復旧工事もそろそろ終わる。
チャンスは今夜しかない。
かき氷のシーンや
ロープウェイなど
会話を楽しむシーンが随所にある。
序盤から
コミカルな会話劇が出るが
松たか子には
少し似合わないと感じた。
コミカルなテイストなら
長澤まさみや松岡茉優、竹内結子が
コメディエンヌ要素を補える俳優だと感じた
しかし
終盤の過去の夫に全てを話すシーンは
松たか子しか出せない味わい深い
強烈な印象を残した
また独特な雰囲気と喋りトーンで
魅了した松村北斗は
唯一無二でした
彼がいるから
この作品が成り立つし
15年後のミドル世代の演技にも
説得力があった
時間と愛は相性が良い
令和の王道のタイムトラベル・ロマンス
是非体験してみては?
良い映画だった
観て良かった
暖かな気持ちになれる映画でした
松さんの孤独な演技が素晴らしい
冒頭の餃子が焦げつくシーンで泣いた。
冷え切った夫婦の片方が突然いなくなって、辛いとか悲しいのやり場が無く、でも寂しい。この絶妙な表現が素晴らしかった。
二人のイチャイチャしてるとこや、冷え切っていく過程をもっと見たかった。
吉岡里帆やラリーフランキーも、もっと深掘りしてほしかった。
写真を撮った二人の少年少女の正体も知りたかった。
結論、2時間では足りない。
微笑ましさから号泣へ
前半の松たか子さん演じるカンナ視点と後半の松村北斗さん演じる駈視点にやられました。
冒頭の夫婦のジーンも効いていて。
チャペルで1回、手紙で2回。
結果は変わらなかったけど、人生は変えることができた。
刺さりました。
運命は変えられないかもしれないけど、一度しかない人生なら、明るく笑って過ごした方がいいに決まってます。人の悪口を言わず、自分自身と自分にとって大切な人といつも向き合っていく。とにかくそれが、全て、なんだなぁ。すごく良かったです。
夫婦で行くことをおすすめします
CM見て泣く映画だと思い見に行きましたが、意外なことにそういうものでもなかった。
ストーリーとかも謎解き要素有りげかと思いきやそうでもなし。
結末も意外性なく、とここまで書くと今ひとつかという感ですが決してそうではなく。
妻と行きましたが、見終わったあとはお互い優しい気持ちになる映画でした。
主演の2人の演技も素晴らしかった。
泣く準備をしていたけれど
脚本坂元裕二さんの映画は、怪物、花束みたいな恋をした等、過去に何作品か観ましたがイマイチピンと来ず…。
今作は監督が塚原あゆ子さんという事で、映画館に脚を運びました。
恐らく、私は坂元脚本と相性が悪いのだな…と改めて実感しました。
自分の未来を予め知っている夫が、結婚生活を改め、妻を愛し、冒頭のような冷め切った夫婦仲ではなくなりましたが、結局未来は変えられず。
ひょっとしたらタイムトラベルの代償に今度は夫でなく妻が亡くなってしまうのでは?!と少しワクワクしたんですが、そういうことも特に無く。
ただ、主演のお二人のお芝居は本当に素晴らしかったです。
松村北斗さん、15年後の姿(やり直し前)なんて本当にくたびれたおじさんにしか見えなかった。声も少し変えてましたよね。
悲しい結末が待っているとわかっていても尚、その未来を選択するという部分に、全く違う作品ですが、SF映画のメッセージをふと思い出しました。
愛する人の選択
来月でちょうど結婚して丸15年になる夫と観に行きました。
坂元裕二さん、松たか子さん、松村北斗さん共に
好きなので、すごく楽しみにしていました。
タイムリープものであること、夫婦のお話であること
など、ベースの設定以外は極力情報を入れずに
劇場で様々なことを感じたいと思っていたので
展開も最終的にどうなるのかも知らずに行き、
そうなるのか!を見届けました。
全体通してくすっと笑えるところも多くあり、
会話劇もとにかく楽しくて、そして
お2人のやりとりが本当に自然で、夢中でした。
でも随所に散りばめられた靴下とか、
代引きとか、かき氷屋さんの後ろのお客さんとの
やりとりとか、1度では見切れない素敵なカケラが
たくさんある作品だと思います。
私は再婚で、今の旦那さんに救われた身なので
不仲では決してなく、日々感謝も忘れていないし
毎日びっくりするほどよく話もしますが
それでも、作品を見終わってからは
よりこの人を絶対に大切にするんだという
気持ちが溢れ出てきました。
それと、駈さんが、自分の最期を知ってもなお
同じ選択ができることにすごいなと思いました。
もちろん作り話ではあるのだけれど
実在する人かと思えるくらいリアルに感じたからこそ
胸に響いたんだと思います。
今は忙しい時期で、何度も劇場で観たいけれど
難しいので、ぜひぜひロングヒットしてほしい
作品です。
タイムトラベルがなくても人生は変えられる
すごく温かくて、くすっと可笑しくて、感動ありまくりの美しい作品でした✨
人と人との関係は、1つボタンをかけ違えば"こんなはずじゃなかった"展開を生んでしまう。
離婚を前に死別した2人は、もうどうしようもない末期までいってしまってたと思う。
どこから掛け違えてしまったのか。
後悔と諦めの中、逝ってしまった人への行き場のない想い。
そんなカンナがタイムトラベルをきっかけにすごく生き生きと動き出す✨
今と過去を奔放するカンナと駈のやり取りが素敵で心地よくて、坂元裕二さんの言葉っていいなぁと改めて思う。
生活や日常的な言葉で、ずばりと表現する。
そのフツーさというかリアルがロマンチックなんですよねー!!!
もう一度恋に落ちる2人はすごく素敵で、テンポのいいタイムトラベルにくすくす、ほっこり、温かい気持ちになりました✨
それでいて、後半は涙が止まらない。
本心を伝えるカンナに「結果じゃない。やり直すべきは、15年の結婚生活」みたいなセリフに本質を感じる。
そして、事故という結果は変わらなかったけど、2人の人生は変わった。
思いや意識ひとつで、人との関わり=人生は変えられる。
タイムトラベルは現実には起こらない。
でも、そこに気付けたなら今からでも人生は変えられる。
駈の言葉を借りれば、人は"ちゅん"とあっけなく死んでしまう。それが明日なのかどれくらい先なのか分からない。
1日1日が、大切な人との時間が、愛おしく感じられる映画でした。
監督&脚本家目当てで観てきました
塚原監督の「ラストマイル」「海に眠るダイヤモンド」、坂元さんの「怪物」「死の笛」がとても好きなので、このお二人の名前がなければ観に行かない恋愛映画に足を運びました。
リリーさん演じる駆の師事する教授が早朝にジャムの瓶を持ってくる傍若無人さや、これ以上僕をどきどきさせないでください、に感じ入ってそのためだけに繰り返しを実行するカンナの表情、こんなに恋する乙女なのに絶望的に駆と話が合わない吉岡さん演じる里津の言動あたりには笑わされ、かき氷屋の行列で繰り返される会話や時間遡行を明かす長いやりとりが平板にならないところや、40代の松さんと20代の松村さんがそれぞれ20代・40代を演じて違和感感じさせないメイク技術なんかにも感心し、最後の駆の手紙に泣いて、と素直に楽しませていただきましたが、突きつけてくる主題はそこそこ重いですよね…?
駆とカンナは、こんなにも相性がよくて(正直、リフレインの記憶がない駆が一度の説明ですべてを飲みこんでしまうのはファンタジー脳が過ぎると思いますが、そこがこの人しかいないという相性の為せる技だと解釈して)相手の不幸を避けるためにあれだけ努力できるほどの思いがあるというのに、最初のターンというか、元の世界ではその仲が修復不可能なまでに冷めきってお互い路傍の石だったわけじゃないですか。
死という絶対的な別れを突きつけられて初めて必死になるカンナの行動もそうですし、早すぎる別れをわきまえた駆が寛容に振る舞えば幸せな15年になるというのに、ほんのわずかな努力をしてないんじゃないですか、って突きつけられてる感の方が強くって。
自分自身の普段の言動を振り返らされる作品でした。
(書き忘れてたこと思い出して追記)
駆の最後の手紙が感動的過ぎるんですが、でもカレンダーを捲ったら落ちてくるってことは、駆としては必ず死ぬつもりはなくて、赤ちゃんを助けて自分も生き残ろう気持ちはあったのかな、と思ったんです。7月10日がその日だから、8月まで回収の余裕を持たせていたのかな、って。一方で、いずれは気づいてもらえるように、って置き手紙だったのかと。
でもシナリオブック読んだら、「駆の部屋」の「6月のカレンダーの捲り忘れてたところ」に挟んであったとのことで、ちょっとわからなくなってしまいました…。
ありふれた感想になるけどこれでいいと思う、すごく良かった
仕事帰りの夜の映画は久しぶりでした。
テレビの番宣での松村北斗さんと松たか子さんの掛け合いがとても印象が強かったんです、なんか松村北斗さんが意地悪く楽しく面白くて、それを受けての松たか子さんがこれまた可愛らしくて。
そのまんまの空気が映画に出ていました。
タイムリープ物は、正直、いつも観ながらちょっと頭の隅っこでいろいろ考えてしまうのだけれど、この映画はそんな計算とかはどうでもよくなりました。
ありふれた日常、ありふれた生活、落ちたパン屑
マーガリンの蓋
全部誰かの物語になるんだね。
明日から、少しだけ、もう少しだけ
家族に優しくしようなんて思いながら帰途につきました。
とてもとても良い映画でした。
主題歌の情報とかを何も入れずに観たので、最後のエンドロールで今時の良くある系が流れたらどうしよう、と恐怖と不安を感じるくらいラストシーンまで素晴らしかったので
結果、とても綺麗な主題歌が流れてきて、またそれもよかったです。
圧巻
坂本裕二による脚本の完成度がとんでもない域に達してる
中盤までは、15年前の夫・駈との関係を深めていく過程をコミカルに描きつつ、終盤のソファの会話シーンなど、シリアスな対話での台詞はとてつもなく巧みで、観客の涙腺を容赦なく襲う
特筆すべきは細かい部分の小さな演出
言葉にしづらい二者間の価値観の距離感を繊細に表現した柿ピーや、度々ソファによって表現される2人の心の距離感がうますぎる
四宮秀俊による撮影もまた間違いなく今作を傑作たらしめる要因の一つになっている
例えば、行列に並ぶ2人の間にピントのズレでボヤけたロープウェイを映しつつ、カンナがロープウェイを指差すシーンでは実物をもう一度見せるのではなく、ピントを調節してロープウェイの看板を見せるテクニックであったり、自分と結婚させないことが駈を救う唯一の方法だと悟ったカンナが、駈と過ごした部屋を名残惜しそうに見渡すシーンでは、部屋を映すのではなく(最終的に部屋も映るが)カンナを映したショットを長くすることで、よりカタルシスを生んでいる
印象に残っているのは、終盤でカンナが駈をホテルの庭から見上げるカットが、ビッグフィッシュで花畑に佇むエド・ブルームに重なるシーン
構図が重なるのに相反して、置かれている状況が真逆なのが絶妙に上手い
他にも音による表現や、俳優陣の繊細な演技など、褒めるところを挙げればきりがない秀作であることは間違いない
また邦画の新しい名作が生まれた
夫の決断は感動的だが、終盤の「入れ替わり」には疑問が残る
主人公が、何度も何度も、同じ日の、同じ時刻にタイムスリップして、限られた時間を繰り返しながら、目的を達成しようと奮闘する姿には、「恋はデジャ・ブ」のビル・マーレイを彷彿とさせる面白さがある。
特に、松たか子のコメディエンヌぶりには、思わず吹き出してしまいそうな楽しさがあり、彼女の魅力を再確認することができた。
ただし、離婚を決意するほど、夫に対する愛情を失っていたのに、どうして彼女が、そうまでして彼の死亡事故を阻止しようとしているのかがよく分からない。
いくら嫌いになっても、死んでほしいとまでは思わなかったということなのかもしれないが、それにしても、彼女の執念には、単に「死んでほしくない」という気持ちだけでなく、何としてでも「生き延びてほしい」という強い願望が感じられるのである。
おそらく、彼女は、夫に生き延びてもらった上で、結婚生活をやり直したかったのではないだろうか?
もしかしたら、初期のタイムスリップ時には、夫を生き延びさせたいという気持ちはなく、何度もタイムスリップするうちに、彼に対する愛情が蘇って、そのような思いが募っていったのではないだろうか?
考えてみれば、タイムスリップする先が、2人が出逢う直前の時期と場所だということも、ご都合主義ながらも絶妙で、どんなに冷え切った関係の夫婦でも、こんな状況になったら、再び恋に落ちるに違いないという説得力がある。
もともと、お互いに好きになり、惹かれ合って結婚したのだし、心が離れてしまった理由も、些細なことの積み重ねで、決して憎しみ合っていた訳ではないのである。
そんな、夫婦のすれ違いのエピソードは、身につまされるものばかりで、「離婚の危機に直面した夫婦は、結婚当初の気持ちを思い出すといい」という、「ローズ家の戦争」のダニー・デビートの名言が、改めて心に響いてきた。
やがて、タイムスリップした妻が、若き日の夫にすべてを打ち明けたところで、この物語は、どういう結末に着地するのだろうかと思っていると、未来を知っていながら、それを秘密にしているという登場人物の主観が、妻から夫に入れ替わるという展開になって驚かされた。
確かに、例え自分が死ぬことになろうとも、本当に愛する女性と出逢って結婚するという人生を選んだ夫の決断には心を揺り動かされるし、結婚後も円満な夫婦生活を送る2人の様子にも、胸が熱くなる。
ただ、その一方で、あれだけ何度もタイムスリップして、未来を変えようと努力した妻なのに、そうした努力が、別の形で実を結んだということを知らないまま、エンディングを迎えるということには、物足りなさを感じざるを得なかった。
ここは、やはり、主観を変えないで、現代に戻って来た妻が、夫の遺した手紙を読んで、2人の15年間の結婚生活が、(自分自身は経験できなかったものの)円満で幸せに満ちたものに変わっていたことを知る…という結末にした方が良かったのではないかと思えてならない。
それから、テレビで流ているCMでは、夫の手紙のことを暴露してしまっているが、これでは、夫が運命を受け入れたことを予想できてしまうので、宣伝のやり方としては大失敗だと思う。
すごく素敵な作品でした!
坂本裕二さんに塚原あゆ子さんという組み合わせでお二方とも様々な自分が大好きなドラマや映画の作品を手がけている方々なので若干の期待をしつつ、でもここ最近の大衆向け大型作品がどれもこれも自分の中では不発で微妙続きなので過度な期待はせず見に行きました。
結果はとんでもなく素晴らしい作品でラストの方は本当に胸が震えていい年こいて劇場で泣いてしまいました(笑)
なんというか自分にもこう、もしももう一度やり直せたらな、戻れたならと思える時間があってそんなところとリンクしたのもあり、ものすごく胸を打たれました。
そんな個人的な思いばかりではレビューや参考にはならないので一体何が素晴らしかったのか、しっかり中身について書いていきます。
内容としてはいわゆる転生ものです。
なのですが本作は転生ものという非現実的な要素を感じさせないような作りになっているなと思いました。
ま、冷静に考えたら普通にありえない展開なのですが、見ている間はそういったものを感じさせないテンポの良さや演者の方々の魅せ方のうまさ、安定力がその辺をうまく見せれていてとにかくドキドキワクワク次はどうなるんだろう?という感覚のまま最後まで釘付けで見れました。
あまりワープするシーンなどを多用せず省略した感じに当たり前のように過去に何度も来る感じが逆に良かったのかなと思います。
それとだいたい戻ってきた過去の当時の自分の生活地に行ってみたりそういうくだりがあるのが転生ものですが基本的にこの作品はある一定の同じ日時の場所だけを繰り返してるのでそのあたりもあまり広げないことでわかりやすさ見やすさができているのかなとも思いました。
ただし冒頭なんかはなかなか衝撃的な始まりとそれを現す音響なんかはビクッとしちゃいましたが。
でも基本的には全編を通してどことなく多幸感が漂うような世界観の作りになっています。
本当にあっという間にサラッと見れちゃいます。
結果的に未来を変えれないのだけどそれまでの15年間を変えていくというこのラストへの持っていき方はとても良かったです。3年待ちの餃子から始まり最後またそこに戻ってくるあたりも最高でした。
それと気になったのがやり直しの15年の中での朝起きた時の少し年老いたであろう松村さんが違う人に見えるようなとこがあり、声もなんだか低くてその辺りは何かしら声に加工を加えたりあのあたりは加工なのか松村さん自身が声色を自分で変えていたのか気になりました。
松さんの若い頃の感じも不思議と若く見えてあれも何かCG的なもので少し手を加えているのだろうか?そのあたりはメイキングとかあれば見てみたいなーなんて思いました。
自分が見たここ何年かの映画ではダントツの一位です。
松さん、松村さんはじめ他の演者の皆さんも本当に素晴らしかった。
2025年始まったばかりなのにもう今年1番の素晴らしい作品に出会えてしまい本当に最高の時間を味わえました。
絶対見た方がいいです!
精一杯愛するということ
監督・塚本あゆ子、脚本・坂元裕二というヒットメーカーが初タッグを組んだ、タイムループ×ラブストーリーでした。
結婚15年目にして関係が冷え切り、離婚を決意した硯カンナ(松たか子)と駈(松村北斗)。離婚届を手に出勤した駈でしたが、提出前に電車と接触し事故死してしまう。その後、カンナは首都高のトンネル崩落事故の現場から、駈と出会った15年前へタイムスリップ。出会う直前の駈と再び巡り合ったカンナは、彼が事故に遭わないよう、タイムループを繰り返しながら歴史を変えようと試みる——。
タイムループ・タイムリープものには、コントロール可能なものとそうでないものがありますが、本作は「トンネル崩落現場に行けば必ずタイムスリップする」というシンプルな設定。そのあたりはやや大雑把にも感じましたが、物語の本質はタイムスリップの仕組みではなく、「29歳で出会った2人が、カンナ44歳、駈29歳という状態で再び恋に落ちる」その行く末にありました。
最終的に駈の事故死は避けられなかったものの、2人は結婚生活の大切さに気づき、駈は精一杯生きることを決意。その姿は説得力があり、感動的なラストへと繋がりました。観終わると「自分も妻に優しくしなければ」と思わされる作品でした(笑)
俳優陣の演技も素晴らしかったです。
特に松たか子は圧巻。駈との関係が冷え切る過程、15年前にタイムスリップし駈と出会う瞬間、必死に歴史改変を試みる姿、そして2度目の恋に落ちる瞬間……どのシーンも見応えがありました。特筆すべきは、チラッと登場する29歳当時のカンナと、現在の44歳のカンナの表情の違い。メイクの影響もあるでしょうが、表情一つで年齢を超越する松たか子の演技力には驚かされました。
また、「夜明けのすべて」で2024年のキネマ旬報主演男優賞に輝いた松村北斗も、本作で見事な演技を披露してくれました。前作では上白石萌音との共演でしたが、今回は松たか子との共演で新たな魅力を発揮した感じでした。次回作ではどんな女優と共演するのか、今から楽しみです。
そんな訳で、本作の評価は★4.0とします。
全259件中、181~200件目を表示






