劇場公開日 2024年11月22日

海の沈黙のレビュー・感想・評価

全134件中、81~100件目を表示

2.0うーん 多分原作はよいと思う 映画になると……

2024年11月25日
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鑑賞方法:映画館

うーん 多分原作はよいと思う

映画になると……

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あき

2.0期待はずれ!

2024年11月25日
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倉本聰の脚本、本木雅弘、小泉今日子、中井貴一、石坂浩二らが出演、舞台は小樽となれば、期待せずにはいられなかった。しかし、残念ながら、ストーリーは面白くないし、登場人物たちの関係性もよくわからない(特に、中井貴一演じる自称「番頭」)。また、「美」の捉え方をテーマにしたのはよいとしても、あたかも「絶対美」が存在するような前提には賛成できかねる。

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北海の若鷲

4.0もっと見たかったかも

2024年11月25日
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鑑賞方法:映画館

謎解きミステリーかと思いきや、登場する人間達が深く重圧なドラマを紡ぐ作品でした。
願わくば、津山の現在に至るまでにあったドラマを見てみたかったかも。
でも、それを描くと一本では無理でしょうから、この作品はこれで良しとしておきます。

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まくーな

4.0倉本ワールド!

2024年11月25日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

流石に倉本ワールドという感じで、オープニングから魅了されるドラマで、画家の巨匠に対して、主人公の番頭役の中井貴一が、上から目線で語り掛ける所とか、痛快な場面もあり、本木雅弘の演技も素晴らしいです

途中、酒場の生演奏として流れた弦楽器の音楽が、楽器は違うものの「イル・ポスティーノ」で流れたバンドネオンの曲と重なり、冬の北の大地と主人公の寂寥感として、印象的でした

個人的には、映画好きの方には、この2本立てで見て欲しい良い映画でした

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jazz須磨

3.5狂気じみた画家の執念

2024年11月25日
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鑑賞方法:映画館

狂気じみた画家の執念をもっくんに観たというところかな。

初耳学を見て倉本聰が本木雅弘と小泉今日子を当て込んで書いたと記憶していて、レビュー評価も高かったから観に来たんだけど、熱演はともかくとして小泉今日子はもっくんから石坂浩二についたのかと思うとちょっとなと価値が下がる想いと、中井貴一がもっくんの番頭という設定も若干の違和感を感じざるを得なかったな。ミステリーじみた刺青女性の死の意味がうろっとして読み切れなかったけど、まあ全てもっくんの熱演で良しとしておこう。

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重

4.0モっくんが色っぽい

2024年11月25日
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鑑賞方法:映画館

いくつか疑問点はあったものの、「ザ・倉本聰ドラマ」って感じで、観終われば重厚な作品だった。
とにかくモっくんが色っぽいのがよかった。

その疑問点とは、主に以下の通り。
本木雅弘、仲村トオルと、石坂浩二が同級生なのは無理ありすぎじゃない?
油絵と刺青は関係なくない?
芸術の意味、贋作ミステリー、老域に入った女の過去の恋愛、刺青に憧れる若い女性、かつて刺青を掘ってもらった女性の死、そのどれもが関係するようで、話の軸として機能はせず中途半端。
そんな登場人物たちに、芸術のありようを語らせたのは、消費されるTVの世界で紡いだ物語が変に芸術扱いされなくとも人の心に残りさえすればいい、といった心境を反映させていたのかもしれないとも邪推しました。

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コージィ日本犬

3.5大人な映画

2024年11月25日
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鑑賞方法:映画館

ベテラン俳優陣だからこそ余計な描写なしで成立し、伝わってくる心情がせつなかった。でももう少し過去を見てみたかった。

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Olivia

2.0重厚な芸術作品

2024年11月25日
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鑑賞方法:映画館

真の美を求める天才画家とそれに関わる人々の想いを描いたヒューマンドラマ。重厚なストーリーと美しい映像が魅力的な作品。出演キャストも豪華な顔ぶれでそれぞれの演技力に引き込まれる。

2024-193

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隣組

4.0美とは、知性に訴える映画

2024年11月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

津山を支える中井貴一の存在感が圧倒的。

画家としての才能がありながら、世の中で認められることがなかった津山に、ゴッホの姿が重ねられた。

芸術家としての才能だけでは、成功することは難しい。自らをプロデュースしたり、スポンサーを見つける、社会性や処世術が必要なのだろう。

作品そのものの価値ではなく、背景に価値を見いだし、商業的なものとして消費する現代に対して、倉本聰のメッセージを強く感じた

作中の油絵の存在感があり、美術館に絵画を鑑賞したい欲求が刺激された。

劇中の音楽の使い方。
ドラマチック過ぎて、安っぽくなっていた。
説明過剰な印象もあり、もう少し、鑑賞者を信じて委ねても良いのかも

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ちびくろ

3.0最後の映画作品?

2024年11月25日
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鑑賞方法:映画館

倉本聰最後の映画脚本といったら観るしかないでしょ。
と期待一杯で映画館に直行しましたが、観た後はもう一回創って欲しいなと。
倉本聰さんのストーリーは彼の思いがシンプルに表現されていて、良い意味でわかりやすくその反骨精神が伝わってきます。五十代の私にはあと10年して、もう一度観なさいと言われている様な気がしました。
キャストは中井貴一氏が良い味でてましたね。
萩原聖人さんも存在感あったな、
石坂浩二さんはこういう役所はそうだよな、と。
また清水美沙さんの妖艶さにも久しぶりに見てドキっとしました。の割に本木さんと小泉今日子さんの役どころが
ちょっとハマらないというか違和感が取れず…。
ただやっぱり脚本の構成がしっかりしていて最後まで
しっかりと話に没入できました。エンターテイメントと
してはドラマを十分に楽しめました。
大雑把な感じで言うとテレビ局開局何十周年記念ドラマ
的な映画だなと感じました。
<最後の>とか<構想何年>とかそう言う宣伝文句はもう
そろそろ止めて欲しいと思います。
作品を観る方も創る方にも
力みが出ちゃうだけで本来の良さが伝わらないのでは
ないかと思います。

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しげちよ

4.0元々かっこよかった本木さんと歳とともにかっこよくなった中井さんを鑑賞する映画

Mさん
2024年11月25日
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けっこう有名な先生でも、自作の上に新しい作品を描くことは少なくないらしい。
素人目にはもったいないと思うけど、よほどの人でないと大きな絵は売れないらしい。考えてみれば100号はおろか30号の絵でさえ、普通の住宅には飾るべき壁の広さがない。

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M

2.5難しすぎて

2024年11月24日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ごめんなさい。
難しすぎてよくわかりませんでした。
誰にも共感できなかった。

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おっけ

4.0老いらくの恋は、水魚の交わりの如し

2024年11月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

萌える

wiki先生によれば
「贋作」とは
「作者の名を騙って流通させた作品」のことらしい。

では「模写」はどうか。
「他者の作品を忠実に再現、あるいは作風を写し取ることで、
作者の意図を体感・理解するための手段・方法」と書かれている。
加えて「模写には再現のための知識・技量が必要」とも。

回顧展の会場で、画家がふと目を留めた自身の過去作。

確かに描いた記憶はあるものの、
画面上の表現は明らかに自分の技量を超えている。

作者が「贋作」と断じたこの作品は
三億円を超える高値で取引され、
今は地方の美術館の目玉作品として収蔵されているもの。

専門家も真作と折り紙を付け、
鑑定書まで出されているのに、
何故このようなことに。

目の前に在るのが「贋作」なら「真作」はどこへ行ったのか。

もっとも本作の中では、その方向にミステリーは展開されない。

時を同じくして身体中に入れ墨を纏った女性の水死体が小樽で発見され、
以降、二つの事件は結びついて行く。

「贋作」と「刺青」に共通の人物が浮かび上がる。
彼は数十年前に、事件を起こして画壇から離れた人物。

その画家『津山竜次(本木雅弘)』の過去と今が
幾人かの口を借り語られる。

不幸な生い立ちと、画家の師匠との関係。
師匠の娘『安奈(小泉今日子)』は初恋の相手か。
彼女はたまさか、贋作を描かれた作家『田村(石坂浩二)』の妻となっている。

『本木雅弘』は圧巻。
狂気に憑かれたように
理想の美を追求する孤高の画家を演じる。

献身的に仕える『スイケン(中井貴一)』、
全身に刺青を彫って貰いたいと願う『アザミ(菅野恵)』も登場させ、
多くの人に慕われる人物像も描き出す。

しかし彼が描こうとしているのは常に、
自分を不幸に陥れた事件の記憶の再現。

悲しくも虚しくもあり、
それが完璧に体現された後には、
一体何が残るのか。

数十年ぶりに邂逅した『安奈』との関係は
さらりと語られる。

それなりに印象的なエピソードはあるものの、
今ではあくまでも精神的に繋がる者同士として。

「贋作」の露見は自殺者を生み、
その遺書と、画家の遺した言葉には共通の真理が記される。

美の価値とは何か。
付けられた値段や、一部専門家のお墨付きがそうなのか。
観る者の心を揺さぶるのかどうかが基準ではないか。

「真作」よりも「贋作」の方がより心を打つのであれば、
果たして真贋だけが問題なのか、と。

直近で公開された〔まる〕とも相通じる主題。
今の風潮に、皮相な眼差しを向ける。

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ジュン一

5.0日本映画の直球ど真ん中

2024年11月24日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

萌える

最初から最後まで、日本の映画を観ていると実感。
絵も話も重みが違う。
俳優陣もさすが。
特に本木さんは凄い。

同日に若手俳優人の映画も良かったけど、こっちの方が重みが違う。

若い人にも見てもらおうとはまったく思っていない、潔のいい良い映画でした。

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だるまん

4.0【”美は美であり、それ以上でもそれ以下でもない。”今作は、若き頃、画を巡る騒動に巻き込まれ、”贋作”を描いて来た男の”迎え火の紅”を追求する姿を、本木雅弘さんが物凄い演技で魅せる作品である。】

2024年11月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

■世界的油絵画家である田村(石坂浩二)が、自分の展覧会である画にオーレオリンが使われ、波のタッチも違う事に気付き贋作だとマスコミに公表するところから、ミステリータッチで始まる。
 美術館長の男(荻原聖人)は、自死するがその遺書には”私は、贋作とされた作品は三億に値するモノと信じています。”と記していた。
 場は北海道に移る。飲み屋を営んでいた牡丹(清水美沙)は”ある男”から多額の手切れ金を貰うが突き返し、”ある男”が見つけた自分の次の”キャンバス”となったあざみ(菅野恵)とバーで会い、”あんなに優しく抱いてくれる男はいないわよ。”と笑顔で言い、カクテルを飲み干し、自死する。水中から引き揚げられた、彼女の全身には鮮やかな刺青があった。
 そして、田村の妻安奈(小泉今日子)は、”贋作”の凄さを知り、且つての恋人である津山竜次(本木雅弘)を探し出し、北海道に会いに来るのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・冒頭の安奈が、占い師に”貴方には、遠い所に想い人が居る。”と言われるシーンから、物語はミステリータッチで進む。
 二人の自死事件が描かれる中、且つて恩師の絵の上に自身の「海の沈黙」を描き、田村を始めとした恩師の弟子たちにより美術界を追放された津山竜次と言う男に言及していくのである。

 ー 因みに恩師の絵の上に自作の絵を描いたと言えば、洋画家の中川一政が師事していた岡本一平の絵の上に自作を書いた、後年明らかになった出来事を思い出す。
 その時の岡本一平の言葉が、彼の器の大きさを感じさせる。
 ”自分より優れていたら、仕方がない。何も言えない。”
 今作の、田村の対応との違いを感じたモノである。
 あと、加藤唐九郎が起こした「永仁の壺事件」も、少し思い出したな。ー

・津山は、贋作を制作する傍ら、刺青師としても裏で技を磨いていた。その相手が牡丹である。それにしても、劇中での全身刺青の牡丹を演じた清水美沙さんの身体は、美しかった。
 清水さんと本木さんは「シコふんじゃった」で共演していた事を思い出す。清水さん、不老の人であるなあ、と思ったよ。

・津山が、自分の作品を”贋作”とは言わないのが、印象的である。”少し、手を入れて画の質を上げてやっただけだよ。”
 この言葉を、津山の番頭である”ある男”(中井貴一)は、田村に対し”お前の絵に、筆を入れたモノを観た時に、お前は負けたと思っただろう!”と厳しい口調で言うシーンも印象的である。ぼそぼそと”あの波の描き方は、私には出来ない・・。”と負けを認める田村の姿。
 だが、田村は且つて津山を美術界から放逐した人物である。それが、”ある男”には許せなかったのであろう。

■この作品の白眉のシーンであり、且つ津山を演じる本木雅弘さんの鬼気迫る演技に圧倒されたシーン。
ー 海で遭難した父の目印になる、迎え火を海岸で炊いている画を書くシーンである。肺を患う津山はキャンバスに鮮血を吐きながら、ペインティングナイフで激しく油絵の具を切るように、叩きつけるように塗って行く姿は、物凄かった。
 役作りだろうか、げっそりと頬がこけた表情で、激しく咳をしながらキャンバスに立ち向かうシーンは、本当に凄かったと思う。ー

<そして、病に斃れた津山は、わざわざ北海道まで来た安奈が作った蝋燭の炎が燃える中、大作である”迎え火”の絵を仕上げ、”漸く、出来た・・。”と言って事切れて、”ある男”の胸に抱かれるのである。
 今作は、若き頃、画を巡る騒動に巻き込まれ、贋作を書いて来た男の”迎え火の紅”を追求する姿を、本木雅弘さんが物凄い演技で魅せる作品なのである。>

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NOBU

2.5豪華キャストなのに。

2024年11月24日
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期待外れ。結局はメロドラマ。
贋作犯を追うサスペンスじゃ無かったのね。
まあ本木雅弘の気迫の演技は見事。
で、中井貴一さん、あなたはなんでそんなに威張ってるの?

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あらじん

3.5モックン、若過ぎ!

2024年11月24日
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モックン、髪や髭には白いものが混じり、遠目ではそれ相応に年を取ったかなと思いましたが、アップのシーンでは肌にはしわやシミも無く、昔の恋人役の小泉今日子が年齢を感じさせるのと対照的でした。もちろんモックンの俳優としての節制や努力の賜物だとは思いますが、そこだけちょっと違和感を感じました。映画的には、安易なベッドシーンなど無く、重厚さを感じさせる人間ドラマだったと思います。

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ツッチー

2.5演技はいいけど…

2024年11月24日
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鑑賞方法:映画館

天才贋作画家の話。
序盤で人が死ぬのでサスペンスチックなのかと思ったらオジサンたちの人間ドラマでした。
俳優陣が実力者揃いなので見応えはあるけど、話がまとまっていないように感じた。

キャンバスを買うお金もないほど困窮していたのに油絵具はどうしてたのかなと思うし、その経緯も雑に思う。刺青を入れる意味も分からない。インターポールに追われている割には簡単に接触してるし…
目を見張るような展開があるわけでもなく普通なんだけど、演者の頑張りに助けられて観ていられる。

なぜオジサンが多い映画は若い女性のヌードを出そうとするのか(^-^;
オジサン向けの映画かもしれない。

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ひとふで

4.5劇中の絵画に魅了された I was captivated by the paintings featured in the film.

2024年11月24日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

本木雅弘さん演じる世間から姿を消した
津山竜次があるきっかけで
表に出てくる。

そのきっかけが絵画。

個人的には
津山竜次の描く絵画に惹き込まれてしまい
要所要所に出てくる絵が気になってしまった。

架空の画家なんだけれど、
推しの画家になってしまった。

展覧会あるなら観に行きたいほどに。

その絵が物語の背骨になっているので、
津山竜次の天才性と
それに魅了される人達が
周りに集まっている様が
説得力を持つし、
その才能だからこそ、
世間に評価されていない、
無名の天才としての迫力が
本木雅弘さんの演技と、
脇を支える中井貴一さんの演技で
本物になる。

そこに過去の恋人で
小泉今日子さんが加わると、
ますます本物に。

ただそのストーリーを
本物たらしめていたのは
紛れもなく津山竜次の描く絵だった。

画集出ないかなあ。
欲しいなあ。

Masahiro Motoki plays Ryuji Tsuyama, a man who has vanished from the public eye but is brought back into the spotlight by a certain event—his paintings.

Personally, I found myself captivated by the artwork created by Ryuji Tsuyama. The paintings that appear at key moments throughout the story kept drawing my attention.

Although he is a fictional artist, I couldn’t help but become a fan. If there were an exhibition, I would definitely go to see it.

The paintings form the backbone of the story, and Tsuyama’s genius, along with the way people are drawn to him, feels utterly convincing. It’s precisely because of this genius that he has the compelling presence of an unrecognized, anonymous talent.

Masahiro Motoki’s performance, combined with Kiiichi Nakai’s supporting role, makes this portrayal incredibly authentic.

When Kyoko Koizumi joins the cast as a former lover, the sense of realism becomes even more palpable.

However, what truly grounds the story in authenticity are Ryuji Tsuyama’s paintings themselves.

I hope they release an art book. I’d love to have one.

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新米エヴァンゲリスト

3.0雰囲気は悪くないけど、“謎”の多い面白みに欠ける作品

2024年11月24日
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鑑賞方法:映画館

主人公?の本木雅弘さん演じる津山がひどい男で彼を取り巻く人々がなぜ彼を高く評価し大事にするのかが全く理解できず、それが終始気になってしょうがなかった、倉本聰さんの原作とのことで観ましたが、正直期待外れ

若かりし学生時代、貧乏でキャンパス買う金も無いからって同期の石坂浩二さん(歳違いすぎでこれが謎すぎる)演じる田村の絵の上から自分の絵を描くというのは常識がなさすぎる、いくら津山が天才的な素質を持っていたからって他の絵描きに対して一番やってはいけない事ではないのか(人としても100%アウトだとも思うけど)
それで絵画界から追放されたって当たり前じゃない?それを恨みに思ってのストーリー展開が謎すぎる、ただの逆恨みじゃんって思ってしまいました、そしたら以降のストーリー展開は全く飲み込めず、ひたすら疑問符が湧き、全く楽しめなかった

でもキャスティングは良かった
本木さんは歳とって皺が増え声もかすれていたけど今回の暗い過去を背負った謎深き役はすごく合ってました

小泉今日子さんは歳はとっているけどすごく綺麗でいい歳のとりかたをしていますね
いつもの“動”のイメージではなく“静”を強く感じるしっとりとした演技がよかったです

中井貴一さんが役はとても謎だけど、メチャクチャカッコよくてシブすぎた
デンゼル・ワシントンさんみたいな出で立ちで最高に素敵でした
でもこの役も相当に謎、たぶんこの役が一番謎

そして久しぶりに見た清水美砂さんが相変わらず綺麗、かなりお歳を召したであろうに全裸のセミヌードまで披露しとても印象的です

と、ストーリーは酷いけど(笑)、最高のキャスティングと昭和レトロを感じさせる重厚で綺麗な映像を楽しめる、雰囲気で観る作品です

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Jett