劇場公開日 2024年11月22日

海の沈黙のレビュー・感想・評価

全164件中、61~80件目を表示

3.0率直に「難しいな」です

2024年11月30日
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鑑賞方法:映画館

脚本から俳優陣までそうそうたる豪華な方々に、深さや感動を求めてしまっていたのか、エンドロールを観ながら「うーん」という難しさともの足りなさを感じました。ただ、モッくんすげえな、そして小泉今日子と中井貴一コンビを久しぶりに見れて良かった。

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shinshin4040

3.0狂気じみて理解が難しい

2024年11月29日
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プライア

3.0じじいの映画

2024年11月29日
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hirocor

3.5神話のままでいて欲しかった。

2024年11月29日
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鑑賞方法:映画館

倉本聰脚本。倉本は、ある時期のテレビドラマ界では、山田太一とともに神のように崇められていた名脚本家だ。『一言一句たりとも現場で脚本の修正は認めない』『重要箇所は、カット割りまで指定されている』などの都市伝説も語られた。そんな彼の長年温めていた作品だそうだ。
さて本作だが、残念ながら登場人物の劇中の人間関係が、演じる俳優たちの年齢差と乖離していて、興醒めとなる。テーマも『美の価値は絶対で、価格ではない』らしいが、夢見たゴッホのエピソードなど散漫。さらに刺青師としてのエピソードも必要なのか?このあたり、もう一つ切実に共感しづらい。ヒューマンドラマとしての情感も同様。

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t2law

3.5半世紀以上生きてきた人向けの映画でしょうか

2024年11月29日
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知的

難しい

巨匠・倉本聰先生のこれが最後の作品かもしれないと勝手に考え、かなり意気込んで観に行きました。事前にある程度の情報は仕入れ、本木雅弘がどんな感じでこの映画に入ったのか、数少ない芸能界での友人である小泉今日子との共演、中井貴一や仲村トオル、清水美砂といったベテラン勢が脇をどう固めるのか、本木雅弘と同世代という設定を石坂浩二がどうさばくのか、観る前から身構えるような感じでした。
限られた時間で描き切るにはかなり無理があるんだろうなと思いながら、津山という天才画家の葛藤や渇望をもっと深く掘り下げた描写もして欲しいし、津山の元恋人で、現在の田村の妻である安奈の心の揺れ動くさまを丁寧に表現してほしかった。
刺青というある種特異的な世界観を醸し出しながら、津山が何を描きたいのかというテーマに結び付けていく流れで、天才でありながら世に認められないジレンマを贋作という手段で更に美的向上を図るという、もしかしたら本当にあり得るかもしれないと思わせる世界観を描いています。
安奈が津山に久しぶりに会ったとき、本木雅弘という役者が一瞬だけ二十歳の頃の顔をした気がします。その瞬間小泉今日子もまた若かりし頃のまなざしをした気がして、あの一瞬を観たいだけでもう一度映画館に足を運ぼうと思っています。

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だいまじん14

2.0本木さんと小泉さんが盛り上がってほしかった

2024年11月29日
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Harigane

4.0スルメのような味わい深い映画

2024年11月29日
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昔を思わせる世界観に圧倒された2時間だった

冒頭から映画の世界にぐんぐん引き込まれた。
こういう時代あったなと思いながら鑑賞した。

昔風なのにとっても現代的なダウンコートやスマホ、AIという現代を思わせる単語がたまに出て来たりして鑑賞しながら時代を行ったり来たりしている気分になった。

モッくんの渾身の演技が脚本に花を添えた。キョンキョンも陰のある役をしっとりと演じていた。

観終わった後は不思議な世界観だなと思うだけだったのだが、余韻が冷めてしばらくしてから少しずつ繋がりのようなものや脚本家が言いたい事が見えて来たような気がする。
もう一度観たらもっと分かるのだろう。

津山は孤独な芸術家かと思いきや番頭がいたり、漁師やバーのメンツが病院や廃屋に駆けつけるシーンも。
ロシアンバーでバラライカ弾いていた外国人まで駆けつけていて、津山と一体どんな関わりがあるんだろうと想像。

主人公とスイケンや漁師、バーの仲間との繋がりが気になる。

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Rumi

4.0邦画らしい邦画

2024年11月29日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

名優揃いで言葉のいらない演技力で
複雑な感情がひしひしと伝わってきました
重厚感のある素晴らしい作品でした
ただ あざみ役は必要だったのかな??と感じました 女性は安奈(小泉今日子)と牡丹(清水美砂)の2人でよかったのでは津山竜次(モックン)には色系演出無しだと嬉しかったかな~

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たっち

5.0海の沈黙

2024年11月28日
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演技がどの方も素晴らしく、特に本木雅弘さん中井貴一さん清水美砂さんが素敵でした。幼い頃の記憶を思い海から炎を見つめるシーンは圧巻、感動し泣いてしまいました。倉本さんの作品の登場人物は演技を超えた「リアリティ」を持つから、本当に不思議です。描く人間の魂とは何か、それを追求する心こそが清らかな美、その中にも倉本さん作者本人の魂の美しさを感じました。
美は美であり何者でも無い。
表現する事の自由さや素晴らしさを忘れ、評価や価値ばかりを追ってしまう人間の悲しさ、本当とは本来の芸術の価値とは何か、作者が問いたい事はそこではなかったのかとも思いました。私の故郷の日本海が美しく映えまた、ラストに差し掛かるナレーションでのセリフが、一篇の詩に聞こえて言葉すら美しいです。
あざみを演じた菅野恵さんに現代的な魅力を感じました。
本木雅弘さんが最後キャンバスに向かうシーンはコンテンポラリーダンスの様に優雅です。
倉本聰先生、最後の映画等と仰らずに、また期待しています。

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さいゆ

3.0期待度○鑑賞後の満足度△ 令和の世に突然現れた昭和の亡霊みたいな映画。若い子はオジサンオバサンばかり出てくる映画だなと思いながら観てんだろうなと思いながら観てましたオジサンは。

2024年11月28日
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鑑賞方法:映画館

①「今ごろ倉本聰でもないだろう」と最初は全く食指は動かず。
『やすらぎの刻』は配信で全話観ましたよ。でもそれは倉本聰作だからというより、自分の年齢からして、若い子達がひとつ屋根の下でワイワイしているドラマより老人ホームの話の方が最早身近に感じるのと、かつての銀幕のスター達ばかりが入居している老人ホームという設定が面白いと思ったから。
結局は庶民の感覚とは離れたユートピアの話で、かつて実生活で結婚していた浅丘ルリ子と恋人だった加賀まりこの間で右往左往する石坂浩二の姿が面白いだけのドラマでしたわ。

それなのに本作を観る気になったのはひとえに清水美沙が出ていると知ったから。
若い頃からこの子(といっても9歳差ですが)日本映画界の中でもっと大きな存在になるだろうなと期待していたのに、残念ながらそうはなりませんでしたね(アンジェラ・バセットと同じく)。あまり欲がなかったのかしら。
でも本作でも唯一異彩を放っていたし。歳よりも若く見えていたし裸体シーンもおそらくダブルではないと思うんだけど。
でも女性像自体は古くさい。『クライング・フリーマン』か?

②最後にあんな分かりきった(まあ陳腐な)台詞を聴かされる為に2時間付き合ったと思ったらやや脱力。
あそこは台詞ではなく“画”で観せるべきだろう。
それに鬼才で孤高の画家であれば、あの台詞は彼に言わすべきてはなかったと思う。既に同じ趣旨のことを先に中井貴一が言ってるわけだし、まだ通俗的な世界と関わりのある第三者に言わせるべきであった。
彼はもう既にああいう事を言うレベルは越えている筈だから、逆にああいう事を心の声とは云え言わせると彼をそのレペルまで落とすことになってしまう。

④大学の同級生という無理繰りな設定の為、不自然さ丸出しに若作りした石坂浩二、老けメイクの本木雅弘、年齢不詳の中村トオル、の三人に、フィクサーぶりがあまり板についていない中井貴一、キョンキョンの二重アゴに気を取られて話に身が入らなかった(入るような話でもなかったけど)。

⑤俯瞰と室内シーンばかりでもっと“画”としての映画にして欲しかったけれども(同じ画家が出てくる映画として『燃える女の肖像』みたいに)、大「脚本家」倉本聰の脚本だから忖度して台詞中心にしたのかしら。

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もーさん

4.5邦画はワチャワチャして嫌いだったけど、これは過不足なく美しく落ち着いた大人の映画

2024年11月28日
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一番思ったのは脚本が良いのだろうな!ということ。絵もカット割りも運びも、説明臭くなくきれい。引き込まれる。
そして大袈裟な表現がほとんどない。それぞれの役の内面が言葉にされなくても十分に伝わってきた。石坂浩二を大御所に持ってきたのは大正解。本木雅弘が海にもぐって浜の焚き火を見つめるシーンが印象に残った。
私も美術鑑賞は好きだが、人の評価は気にしないで見る。自分が好きか嫌いかだけ。町のギャラリーにフラリと入って見ることもある。だから倉本聰氏の言わんとすることに賛成。

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たこ姫

3.5美しいものは記憶として心に刻む

2024年11月28日
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難しい

■サマリー

世界的な画家・田村の展覧会で作品のひとつが贋作だと判明する事件が発生。
事件の報道が加熱する中、北海道・小樽で女性の死体が発見される。
このふたつの事件をつなぐ存在として浮かび上がったのが、天才画家と称されながら、
ある事件をきっかけに人びとの前から姿を消した、津山竜次。
かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻である安奈は小樽へ向かい、
二度と会うことはないと思っていた竜次と再会を果たすが…

■レビュー

まあ、豪華キャスト。それにつられての鑑賞。

どんなストーリーなのかな、と思ったが、最初はミステリー。
贋作、その作者は?と・・・

主役である竜次、絵を描いているシーンはあれど、顔や姿が見えるのは
半分ぐらい過ぎてから?1時間ほど経過してから登場。
役とはいえ、あまりの痩身にびっくり。でもかっこいいわ~。

そして、その痩身ぶりが、冒頭の安奈に対し占い師が語るシーンとリンク。
なるほど。。。

それにしても画家が女性の身体全身に刺青を彫ったり、ありえんわー笑
さらにはインターポールにマークされちゃっているし。

その竜次を先生とよび、リスペクトする謎のスイケンさん、
意味不明な高飛車態度で、田村氏に圧!!笑

豪華キャストだけに演技はすごいんだけど、
結局のところ、わかったような、わからんような・・・

主人公の竜次はモッくん、いつまでカッコいいんだ、この人
画家として狂気じみた、創作活動の姿、すごいわ

安奈はキョンキョン、今年は碁盤斬りや室井さんで見ていたけど、
やっぱりキョンキョンだな、かわいい

影のMVPはやはりスイケン、中井貴一さん、重厚すぎ

ほかにも田村役の石坂浩二さん、美術鑑定の仲村トオルさん、
刺青カタログとなった清水美沙さんなど、すごかった。
萩原聖人さん、久しぶりで、一瞬誰?となった汗

それにしても、津山竜次という名前、どうしてもロバーツの・・・

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あさやん

4.0元木さんの役になりきる凄さ!

2024年11月28日
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megumama

3.5何となく違和感

2024年11月28日
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結構面白かったです。
ただ、石坂浩二、中井貴一、モックンの現実の年齢と、役の関係が合ってないような気がして。世代が全然違うこの3人の関係が何となく。中井貴一がモックンのことを先生と呼ぶのが違和感があって、最後まで気になってました。
登場する油絵は印象に残っている。特に、最後のかがり火の絵は赤色が印象的で、家に飾りたいと思いました。

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koji

3.0倉本聰の世界を期待したが・・・

2024年11月27日
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寝られる

“北の国から”はTVドラマの生涯ベストランキング、“駅STATION”は邦画生涯ベストランキングに入っている俺なので、倉本聰最後の作品になるかも知れない本作は見逃すわけには行かなかった。

【物語】
あるとき田村修三(石坂浩二)ら日本有数の画家の絵を一堂に集めた展覧会が東京で開かれる。オープニングセレモニーには田村修三本人も妻安奈(小泉今日子)と共に招かれるが、展示されている彼の作品のうち一枚が贋作であることに気付き、公表する。

贋作に関わる報道が加熱する中、北海道・小樽で女性の死体が発見される。やがて二つの事件の間に、かつて天才画家ともてはやされるも、ある事件を機に表舞台から姿を消した津山竜次(本木雅弘)が浮上する。かつて恋人だった田村の妻安奈は小樽を訪れ、二度と会うことはないと思っていた竜次と再会する。

【感想】
結構意気込んで観たものの、実はまたしても前半ウトウトしてしまった。 それでも序盤と終盤は観られたのでストーリーは概ね分かった、・・・ つもり。
なのだが、イマイチ面白いとは言えなかった。

演技・映像・音楽・演出、どれも悪くなく作品としての重厚感、別の言い方をすれば雰囲気はあったけれど。倉本聰ならではストーリー不発だったように思う。 見逃した部分があるのは確かなので、やたらなことは言えないが(笑)

随分久しぶりに観た元木はなかなかの熱演で悪くないので、ファンならそれを観る価値はあるけれど。

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泣き虫オヤジ

3.5孤高の天才の沈黙

2024年11月27日
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巨匠脚本家作品、重厚な演出と映像、豪華なキャスティング、文学的な雰囲気など昔の名作風な映画です。ただ肝心のストーリーがそれほどは面白いとは思いませんでした。
久しぶりに観た本木雅弘さんの存在感と、ベテラン俳優に交じっての映画初出演の菅野恵さんの魅力に星0.5個プラスです。

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光陽

4.0もっくん

2024年11月27日
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なんとも不思議な作品。静かだが、激しさを感じるストーリー展開。もっくんの鬼気迫る演技は、見もの。歳を重ねても、カッコいい。

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DnaH

4.5数日経っても余韻が残るから良い映画だと思う

2024年11月27日
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悲しい

幸せ

セリフも説明も少なく、俳優の表現力にのみ語らせてあとは観客の理解力と想像力に丸投げする映画です。
若くてわかりやすい文芸作品や娯楽映画を楽しむ人にはまったく面白くないと思います。おそらく若者でこの映画に良い評価をつける人はいないのではないか、そもそもキャスト的に見に行かないだろう。

しかし、ある程度人生経験が深まり、人生の終わりを時折意識するようになった人々にとっては、若き青春の日々を共にした俳優らとともに、忘れかけてた傷となって残る人生の後悔ややり残した詫び、悔い、それでも時を経て美しく塗られかけたその思い出全てそのままを同時に受け入れて映像とどこか重なる自分自身の人生のやり残しに思いを馳せる映画表現になっていて、つまらないと思う人はいないのではないかと思わされます。最後まで見てしまうだけのよい緊張感もあるし。

映画としては十分に完成されてるけど評価は分かれるとも思います。倉本聰ならもっと笑える要素を必ず入れてくるはずなのに、これはそうではない。その点、これは倉本聰に私物化された脚本なのかなと思います。彼にとってもやり残した思い残した何かがここに反映されていることは容易に想像できるし、ライターの書くなにかにそう書いてあるし。だが、その文面通りとは限らないさらに何かがあるんだろうなと思いますね。

役者はよかった。高倉健の晩年の映画のように、ほんのわずかなしわやまぶたや口の動きに、肩や足や腕の動作に言葉ではないもっと直接的な複雑な情緒を感じさせます。熟練でもあり、脚本の結果でもあり視聴者の想像力でもあり、それらの合作としての素晴らしさ。ただ一人若い彼女の肌は5歳で触れたい、25歳で触れたい、55歳でもしも若返るならもう一度触れてみたい肌だった。

若者ウケはしないだろうなと思いながら見て、終わりまで見てやはり若者には受けないなと思いながら、3日たってもどこか余韻が残ります。わかりやすく面白いわけじゃなかった。でも残るのだからこれは本物なんだろう。すでにもう一度みてみたい気持ちになっています。

ただ神は細部に宿る。1箇所だけ細部に手抜きがあったから星は削ります。たった1箇所の作り込みの甘さが映像美術への没入を阻害し、現実に引き戻す。あれがなければ緻密に完成された作品として記憶に残せたのに。

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takkong

5.0まさに陰と陽だ。竜次の絵に対する執念が凄かった

2024年11月27日
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泣ける

悲しい

同じ画家でも脚光を浴びる者と日の目を見ない者の人生を描いた話でした。
話としては複雑ではないのですが、お金ではかることのできない竜次の生きざまと絵に魂を感じ、胸が揺さぶられる思いでした。
素直に感動する映画です。
モッくんもキョンキョンも芝居に深みが出てきたように思います。

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ゆきとう

3.0皆んな年とったなぁ…

2024年11月27日
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悲しい

知的

難しい

小説にせよ、映画にせよ、若かりし日々に夢中になった巨匠達が未だお元気で新作を発表されるのは嬉しいのですが、いずれも同窓会的雰囲気以上のものを感じ取れない気がします。
自分の感性が鈍ってしまったのか。
巨匠たちの気迫が衰えてしまったのか。
分かりませんが、膨らんだ期待に肩透かしを喰らって寂しい思いをすることが続いています。

本作も錚々たる俳優陣の熱演にも関わらす、コレだ!という心に響くものが感じられませんでした。
美に生涯を捧げた画家の葛藤と愛憎。
本木雅弘の鬼気迫る熱演は見事でしたが…
う〜ん。
北の国から世代の方には。懐かしさを味わえるという意味ではおすすめです。

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さとうきび