劇場公開日 2024年11月22日

「モっくんが色っぽい」海の沈黙 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0モっくんが色っぽい

2024年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いくつか疑問点はあったものの、「ザ・倉本聰ドラマ」って感じで、観終われば重厚な作品だった。
とにかくモっくんが色っぽいのがよかった。

その疑問点とは、主に以下の通り。
本木雅弘、仲村トオルと、石坂浩二が同級生なのは無理ありすぎじゃない?
油絵と刺青は関係なくない?
芸術の意味、贋作ミステリー、老域に入った女の過去の恋愛、刺青に憧れる若い女性、かつて刺青を掘ってもらった女性の死、そのどれもが関係するようで、話の軸として機能はせず中途半端。
そんな登場人物たちに、芸術のありようを語らせたのは、消費されるTVの世界で紡いだ物語が変に芸術扱いされなくとも人の心に残りさえすればいい、といった心境を反映させていたのかもしれないとも邪推しました。

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コージィ日本犬