トラップのレビュー・感想・評価
全197件中、41~60件目を表示
シャマラン作品として観ると・・・
シックス・センス以来の同じ様なマーケティングにも問題があるが、シャマランと言えばドンデン返しを期待する方も多いだろう。だがそんな人にこそ、この映画はトラップになる。
近年のシャマラン作品は従来ほどのラストへの盛り上がりは少なく、割とストレートになってきている印象だ。
今作もまさにストレートで、ラストへの種明かしを期待している観客へのトラップなのかもしれない。
設定上はシリアルキラーという主人公だが、犯罪シーンは一切見せず、証拠も無い。
その様な現場を知っているのは関係者のみであって、それらの情報を排除された一般人には近くに殺人犯が居たとしても疑いの余地がないのである。
その曖昧などちらとも捉えられる怪演をジョシュ・ハートネットは見事に演じている。
映画の手法として例えば犯罪者が行なった残酷なシーンを観客に見せるとその人物を完全な悪として認識して物語を追うようになる。この映画のように犯罪者かもしれないが実際にはどうなのか分からないと思い込みでストーリーが進んでいく様はフェイクニュースや噂話で盛り上がるSNSを見ているようである。
今作の大半のコンサートシーンでは実際にスタジアムを使い、ステージ上の演出やエキストラを大量に入れて監督自身の愛娘へのコンサートをやってしまったようである。
これが素人だったら観ていられないが、実際に音楽活動もしているアーティストでコンサートシーンの気合がの入りようにコンサートが終わった後半は少し寂しくも感じる。
ラストでの主人公がテイザー銃を振り切り、目潰しをした辺りでもしかするとミスター・ガラスのような
MCU(M・ナイト・シャマラン・シネマティック・ユニバース)
をもう一度やる気なのか?とふと思い立ってしまったが、それもアリなのかもしれない。
来週の課題作品
M・ナイト・シャマラン、作品ごと評価に波はありますが、新作が公開されれば取り敢えず無視は出来ない監督の一人。ただ、前作『ノック 週末の訪問者』があまり好みでなかったのと、今作もIMDbやRottenTomatoesの評価が低いようなので「これは配信待ちかな」と劇場鑑賞候補作品から外してありました。ところが、毎週聴くラジオ番組で本作が「来週の課題作品」選ばれたために急遽復活。貯まっていたポイントを使い、丸の内ピカデリーで鑑賞です。公開2週目の日曜の午前中、いつもの如く空いてはいましたが思ったよりは入っていた気がします。
で、観た感想ですが、、「やっぱり配信待ちでよかったな」。。。
おそらく、プロットレベルでは面白い作品になりそうなのですが、いざ脚本となるとアイディア不足なのか?全体を通して、クーパー(ジョシュ・ハートネット)が自分に迫る危機に気づいて採る行動が悉く行き当たりばったり。なのに、たまたま声をかける相手や手に取るものがピンポイントに都合よく機能していき、流石に「いよいよ」な状況になると「どうしたらそれが可能なのか?」が解らない動きで危機を突破していきます。別に「映画的な嘘」を一切否定したいわけではないのに、わざわざプロファイラーとの知恵比べみたいな構造にするから反って気になってしょうがないし、何なら(そのプロファイラーが)状況と物語を展開していくためだけの存在にしか見えません。
それにしても、今作を観る限りクーパーはフィジカル、メンタル共に強靭だと言うことは判るのですが、実はまだ隠された異能があるのか?そうじゃないとあまりに説明がつかないことだらけ。ちなみに本作、観ようによっては続きがあるような終わり方をしますが、次作にてシャマランの大技「実はこうでしたa.k.a.後出しじゃんけん」が出るのか?いっそのこと出てくれた方が「(今後も)観続ける動機づけ」になる気がするほど都合が良すぎて呆れます。
と言うことで、ここまで「腐し一本鎗」になってしまいましたが、ジョシュ・ハートネットの演技(特に顔芸)はとても素晴らしく見応えがあります。勿論、本作でもお約束通り監督本人が(がっつり)出ていますし、娘のサレカも大活躍(と言うか、それありきで作ったのでしょうけど~)。私は彼女のアーティスト活動を全く知らなかったため、エンドクレジットで名前を見て「あら?」と思いマリオンのエレベーターを降りながら即検索。まぁ、音源のダウンロードまでは至りませんでしたけどねw
と言うことで、厳しい評価となってしまいましたが、次作以降も諦めずに鑑賞し続けます。
シャマラン、角番脱出の一番
ここ数年シャマランにはガッカリさせられてばかりだけど、今回はなかなかキレのあるサスペンスで楽しめました。人気女性シンガーのコンサートに仲良し父娘がやって来るけど、なぜか会場は武装警官が包囲して物々しい雰囲気。父親は会場スタッフから連続殺人犯を逮捕するための厳戒体制であることを聞き出すが、彼自身がその殺人犯だったと言う設定です。サイコパスが主人公のサスペンスは数多くあれど、自分の正体を知らない最愛の娘をごまかしながら、警察のプロファイラーが次々に先手を打ってくる中、主人公がありとあらゆる手を使って脱出口を探す頭脳戦が抜群に面白いです。脱出後も予想外の相手による予想外の展開で、うまく作っているなーと感心しました。役者では、さわやかな二枚目の印象のジョシュ・ハートネットがまさかのさわやかサイコパス役を好演。歌姫役のシャマラン嬢のキャスティングは、親バカのなせる技とも思えるけど、歌やパフォーマンスは上手いし、むしろ有名女優じゃない方が役柄的にはいいので、これはこれでありですね。
予告編だおれではないシャマラン作品
前作・前々作と「予告編は面白そうなのにフタを開けるとなんのこっちゃよくわからない作品」が続いてるシャマラン監督。
もう騙されんぞと今回はスルーするつもりでしたが意外と好意的な意見が多かったので鑑賞。
今回は予告編で広げた風呂敷をちゃんと畳んでくれてる気がしました。
優しそうなパパが実は…の部分は予告編でバラされてるので、あとはこのピンチをどう切り抜ける!?の連続でいろんな人の窮地をハラハラと楽しむことができました。
そもそもの設定が荒唐無稽なので少々のご都合主義には目をつむってあげましょう。
前半と後半
で感じる思いが違うのですよね。前半は、良い父親だし、追い詰められていくので、クーパーを応援したくなりますが、後半はこいつなんて奴だあ!という思いが強くなりました。犯罪者だからダメかもしれないけど、ダークヒーロー的なシリーズもできるかもね。子供が可哀想😢
"今ひとつ狂気を感じさせないサイコ劇…”な映画
“コンサート会場であるアリーナを埋め尽くす警官に脱出不可能”…なかなか良いアイデアだと思いました(ご都合主義な展開が多くて、つまらなかったですが笑)。
けど…笑
ジョシュ・ハートネット演じるサイコパスは、どこかノーマン・ベイツを思わせつつも、“良いパパ”だったせいか、今ひとつ吹っ切れないキャラクターだったなぁと…。奥さんと対峙する場面も全然怖くなかった。時々現れる“ママ”も畏怖させるような感じに見えなかったし…。
後半へと行くにつれ物々しい雰囲気にはなって行くんですが、なんか雑な展開に既視感のある場面に緊張感がピークに全く達しないというか…。
とんでもないサイコパスというなら、血の一滴でも流さないことにはダメですな…笑
11月の連休お暇なら、どうぞ!笑
ライブ会場からの脱出‼️
娘を人気アーティストのライブに連れてきた父親。しかしライブ会場は無数の防犯カメラに大勢の警官隊が待機するなど超厳戒態勢。実は巷を騒がせている連続殺人鬼がライブ会場にいるらしい。そしてその父親こそが殺人鬼その人だった・・・‼️父親があの手この手を使い、なんとかライブ会場から脱出しようとする様を、父親の主観で描くパートはヒジョーに面白いです‼️なんか父親に感情移入してしまい、一緒になってハラハラドキドキしてしまう‼️そして後半になるにつれ主観が父親→アーティスト→妻へと移っていく‼️思いがけず巻き込まれてしまったアーティストによる主観のパートも、引き続き面白く緊張感MAXで、特にトイレに立てこもるシーンは白眉‼️ところが妻の主観になってから、この作品は途端にツマらなくなる‼️多分シャマラン監督作品だけにドンデン返しを期待したのかも‼️しかし多少のヒネりはあるものの、ドンデン返しには程遠くかなり期待ハズレ‼️父親とアーティストの主観パートのテンションを全編で展開出来れば傑作になったかもしれないのに・・・‼️
ライブ会場に凶悪犯がいて、どうにか抜け出そうと画策する。出たとこ勝...
ライブ会場に凶悪犯がいて、どうにか抜け出そうと画策する。出たとこ勝負だが、あの手この手でのらりくらりと切り抜ける姿に真のサイコっぷりを感じ安心してしまい、ヒヤヒヤ感は無かった。
なんだかんだ見たことない設定なので見応えはあるのだが、なんだかシャマラン味は薄め。もっと突拍子のない展開、伏線を期待してしまった。
ただ、最近作品に出続けているジョシュハートネットのイケオジさにびっくりする。
だんだん無理が目に余るように…
ライブ会場から絶対出たいマンの話!
前情報なしで観た方が面白い映画。
主人公がどんどん追い詰められていくけど、機転とウソで対処していく。その様子にドキドキハラハラしながら見入ってしまう。
後半は状況が変化して、もう無理じゃない?ってなるところから無理やりな脱出劇が目に余るように…
特に最後は警察が間抜けすぎない!?
でもあまりないタイプの映画なので面白かったです。
ライブシーンが素敵
実は連続殺人鬼のお父さんが、娘と一緒に娘推しの歌姫のライブ会場へ。が、そこは殺人鬼を追い詰める警察の大包囲網が仕掛けられていて・・・お父さんは会場から脱出できるのか?え、なんでバレたんだ?
という犯人目線が新しいサスペンス。
シャルマン監督の映画はみんな自腹の自主制作なんだそうで、だから好き勝手出来るんですね。
準主役の歌姫はMナイトシャラマン監督の娘さん。最後のクレジットで知ったんだけど決して親びいきではなくて良かったです。(実際もシンガーだそうでめちゃキレイ)
プリンスの「パープルレイン」みたいな映画を撮りたかったというだけあってライブシーンは素晴らしい出来。
1.でもコンサートの真っ最中に会場の外の売店とかにあんなに人いる?出たり入ったりとかありえないでしょ。てかアメリカだとそうなの?
2.お父さん会場で挙動不審すぎ。あんなにきょろきょろしてたら絶対目立っちゃうでしょ。
3.ライブ会場って爆音だからあんな普通に話できないですよね。
4.お前が言うことを聞かないとこの男が死ぬぞ。って言われてもその人私と関係ないじゃん。
5.凶悪犯を見張りもつけずに護送車の中に一人で野放しにする?
6.せっかく逃げたのに当然警察が張り込んでる自宅にのこのこ戻るって、バカなの?
とかいろいろツッコミどころがあるんだけど…。
シャラマン監督らしくオチが2転3転して終わったと思ったら終わらないでまた続く。最後まで面白く見れました。続きが気になるなぁ。
期待は裏切られるものさ・・・
大勝ちさせてくれた馬の馬券を買うのがやめられないように、シャマランを見る。
今回こそは、今回こそはと思いながら。
前半はまあまあで、「カニと修造理論」どおりに心がねじられていくのだが、中盤から失速し、ラストはグダグダという、シャマランらしい作品でした。
3万人のコンサート会場からFBIの包囲網を突破して逃げるわけだけど、サッカーのハーフタイム並みに通路を客がうろうろしている。
単独コンサートの最中に皆さん何をやっていらっしゃるんですか?という疑問が浮かぶ。
FBIの腕利きプロファイラーが白髪のおばあちゃんで、「この人が母親だったってオチかよ」と思っていたら、特に意味がなく、なんでばあさんなんですか?という疑問が浮かぶ。
コンサート中に何人かの男性が警察に連行されていくんだけど、コンサートチケットのレシートが手掛かりとなって、凶悪殺人犯が会場にいるってことがわかったんなら、レシートの金額で、アリーナ席なのか外野席なのかはわかるんじゃないの?という疑問。
そういうわけで、もう脚本が破綻しております。
今回もいささか遠くまで行かなきゃならなかったんだけど、これで次のシャマランは劇場を探すのがもっと大変になるかもね、きっと行くけど。
劇中、大スターの歌姫が「成功するにはきっかけがあるのよ」なんて客にいうんだけど、「お前はシャマランの娘だからやろ。きっかけって親ガチャのことか?」なんて毒づいた帰り道。
今夜はアマプラで「シックスセンス」見よう。
ライトに楽しめるシャマラン作品
シャマラン作品なので予告編以外の情報を入れずに拝見。
コンサート会場の密室劇はご都合主義的な展開はありつつも、次の一手を読ませないストーリーテリングで楽しめました。ステージ演出も中々に力が入っていたと思ったら、アーティスト役の女性は監督の娘さんなのですね。エンドロールで名前を見たときは、声を上げて笑わせてもらいました。
後半は思いがけない展開で二転三転するものの、シャマラン作品として身構え過ぎてたせいか、そこまでビックリすることはなく、とはいえやはり最後はそうなるのね、という展開。
大満足ではないもののライトにしっかり2時間楽しめる作品として堪能しました。
何も考えるな
デートムービーには最適で見終わった後に何も残らず、そこはそこで素晴らしい。
シナリオがご都合ばかりでここまで来ると逆に面白い。
二万人から容疑者炙り出せないし、歌姫人質取ってとか行き当たりばったりだし、家抜け出すときや、町中のリムジンシーンなど透明人間じゃないと無理なのを堂々とやってくれる事がもはや評価に値する。
シャマランの娘さんが
主人公って言っても過言ではないと思いました←
ストーリーはイマイチでしたが、ジョシュハートネットの狂ってる所を見るのはファンとしてはとても面白かったです。
切り裂くシーンや残虐な場面が全くなかったので視覚的な恐怖などはあまりなかったですが、その分ジョシュの表情演技が際立っていたように思えました。
シャマランらしからぬ、エンタメ作品
これまでのシャマランの作品とは若干違い、終始派手で明るいスクリーン調、ストーリーも明確で、そしてハラハラするエンタメ色強め作品。ただ、主人公がサイコキラーで観客も主人公目線でストーリー展開を見守リがちになるところが、面白い。
シャマランと激似の娘を活躍させるあたりに娘溺愛なんだな、と思ったりして。なるほど、主人公の娘への愛情が描かれている所も共感しつつ、主人公のいびつな人格を描いている。
無茶苦茶な超常現象は今回はなし、ただ、主人公が何故そういう事をわざわざするのかは明確には説明されておらず、不気味さを残しているのは、故意か偶然か。ジョシュ•ハートネット好演。
苦行のような映画
推しでもない歌手のアーティストの曲をこれでもかと聞かされるのは、こんなに苦行だと思わなかった。
シャマラン監督は地味な設定や地味な人物設定が多かっただけにシャマラン監督の新しい境地と言える。
ただ、監督や監督の娘は出過ぎじゃないかと思った。
サスペンスとしてはシンプル。
全197件中、41~60件目を表示