「罠に嵌るのは鑑賞者」トラップ マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
罠に嵌るのは鑑賞者
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こんなデタラメで突っ込み所満載の映画がなぜ配信されるか?
演出家がインド系アメリカ人だからだと思った。
つまり、これは西洋の「個人主義」に対する痛烈なアンチテーゼ。イヤイヤ、痛烈な批判である。
日本人ならば直ぐ分かると思うが、この娘が助かる事に日本人は何一つ感動はしないだろう。
演出家はそれを分かって、罠を仕掛けたのだ。だって、最後の場面は究極の不要場面って、直ぐに分かる。
西洋人がプログラミングした愛のわからないAIに聞くと「大丈夫です。娘さんは助かります」と答える。つまり、絆がやがては木綱になる事を分かっていないと、演出家は言っている。(僕の見解ですから)その様に感じる。
愛の無いAIになんか分かるものかって思うよ。見ていて娘がかわいそうになる。それをまた演出家自身の家族を使って、我田引水の如く演出する。傑作だと思うが「起承」の部分に無駄な所が多かった。
追記
良い悪いは兎も角、インド社会は大家族主義だからね。絆じゃなくて木綱だからね。
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