悠優の君へのレビュー・感想・評価
全3件を表示
主役の女の子は超美少女
映画のテーマは良いと思います。
しかし、チョイ役の高校生は全く演技になって無いし、ダブル主演の2人の女の子の演技も気になる。
途中から慣れてくるけれど。
主役の女の子は超美少女です。
1時間弱の短い映画ですが、場面の暗転が十回くらいある。
暗転が多い映画って、シラケます。
そして、ロングショットの映像がガタガタ揺れて、気持ち悪くなりそうでした。
少し期待外れでした。
水道代エグそう
58分と短尺ながら、正直退屈でした。
まず、優乃はまだしも悠の演技に抑揚がなく機微が読み取れない。
モノローグも授業の教科書朗読レベル。
ほぼ二人芝居なのにこれでは観ていてキツい。
その上画面も似たようなカットが多く、物語の起伏も少なく、演技をカバー出来る部分もなかった。
物語としては単純で、それ自体は悪くない。
ただ、話したこともなかった2人の親密度が急上昇することへの納得感はもう少しほしいところ。
友情が支えとなり希望となることに異論はないが、ひとつの作品としての浅さは否めない。
強迫性障害について勉強になったとも思えないし、悠の背景もイマイチ描ききれていないので余計に。
台詞が直接的過ぎて、友情でなく百合っぽく見えるところも気になった。
演技、脚本、撮影規模(ロケ地や衣装の数など)、テーマの掘り下げなどは残念ながら高校の部活レベル。
エンタメにも啓発にもなりきれておらず、中途半端さを感じてしまった。
(オンライン試写会はネタバレ扱い)/短い問題提起の映画としては良い内容
今年359本目(合計1,451本目/今月(2024年10月度)10本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
日本では統計や定義によって多少違いはありますが、あることをしたかどうか何度も確認するような症状が主に浮かべられる「強迫症」(例えば、旅行の時に蛇口をしめたかどうかを「過度に」気にすること)をテーマにした映画で、一説によると50人に1人とされるようです。
確かに強迫症といってもいろいろなものがあって、よく例として出される「蛇口をしめたかどうか過度にきにする」という類型等で言えば確かに「誰でも」「一時的に」そういう状況になることはありうるので(旅行の性質上、いきなり戻ると旅行代がもったいない)、その意味で考えると潜在的にはもっと多そうな気がします。おそらく「50人に1人」というのは、それらの「よくある例で、例示にはなっても社会生活自体に支障をきたすものではない」ものは除かれているのだろうと思います。
一方でこれらの行動は多くのことが知られておらず、また蛇口を何度も確認したり、あるいは手を洗ったか何度も確認したり(←結果的に水の無駄遣いが起きる)といったことそれ自体が民法上問題になることは少なく(刑法上も問題になることは少ない)、一方でこれらの相談先は心療内科や精神科などになると思われるところ、そこもまたこの強迫症を専門に扱っている病院は大都市である大阪市ですら確かに探せばできますが、逆にいえば探さず適当に行くと、しばしば「不眠のお悩みですか?」で睡眠薬が渡されるだけ…となって問題の解決方法が探しにくいというのは確かに言えますね。
また、日本ではこのことは多くのことが知られていない一方で、蛇口を何度もチェックしたり、過度に水を使って手を洗ったりという「度を越した行為」については「あの人変だなぁ」と思われるのも心外でしょうが、映画というまとまった表現媒体で公開されることによって、こういうことで悩んでいる人がいることを知ってほしいこと、にあるのだと思われるため、60分ほどのシンプルなストーリーで「こういう人もいます」ということを知ってもらういい機会になるのでは、と思います。
ミニシアター中心で公開されるようで、どこまでその「意図」が伝わるかはわかりませんが、身近でよく知られていないこの「病」(この「病」は身体的な病気だけではない。つまり、「健康な状態」に対して何らかが欠けていることで起きる状態を言う語)が映画公開によって理解が広まるとよいな、と思っています(この病気の性質上、「こういう人もいる」ということを知ってもらうこと、それ自体が本質的であるため)。
全3件を表示