誰よりもつよく抱きしめてのレビュー・感想・評価
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鍋料理も別!
久保史緒里
誠実で丁寧な物語
予告から、切ないラブストーリーを期待して、公開2日目に鑑賞してきました。客入りは思ったほど芳しくはなかったですが、誠実に作られた素敵な作品でした。
ストーリーは、学生時代からの恋人同士で同棲している、絵本作家の水島良城と書店員の桐本月菜は、良城の抱える強迫性障害による潔癖症のために触れ合うことさえできずにいても互いに理解し合って穏やかに生活していたが、月菜の前に恋を知らない韓国人青年・ジェホン、良城の前には同じ症状に悩む女性・村山千春が現れ、二人の生活に変化が訪れるというもの。
冒頭から強迫性障害をもつ良城の生きづらさとともに、彼に寄り添う月菜の献身的な姿が描かれます。知識としては知っていた強迫性障害ですが、こうして映像で見せられると、何気ない日常の一コマですら心を擦り減らしていることがリアルに伝わってきます。ここに24時間寄り添い続ける月菜の姿にとてつもない愛を感じます。互いの気持ちをいたわりながら、温かな生活を営む二人を心から応援したくなります。
それでも、多少の我慢や無理を重ねてきたことで、わずかばかりのストレスがたまっていたであろうことは想像できます。ジェホンや千春の登場が引き金となって、ためこんでいた思いがつい出てしまったのも無理からぬことだと思います。それでも、言っていることは間違ってはないのだけれど、正解でもなかったように思います。時と場と選ぶ言葉さえ違っていたら…と思わなくもないです。そんなすれ違いから関係がギクシャクしていく様子に胸が苦しくなります。それぞれの思いに共感し、さらにモジャの物語に重ねながら進む二人の物語に強く惹きつけられます。
ただ、後半は月菜の心がジェホンに揺れ動くように見えてしまい、やや残念です。良城にとっての千春は、悩みを共有できる単なる同志のような存在で、(もちろん良城の無神経な言動はアウトですが)そこに恋愛感情はなかったと思います。月菜が勝手に嫉妬心を抱いていただけでしょう。でも、月菜のほうは違います。良城の悩みを理解してあげられないという思いと、自身の思いが良城に届かず、満たされていないという思いがあったのでしょう。そのため、表面的には否定していても、心のどこかでジェホンに何かを求めてしまったのだと思います。
そんな月菜の心情も十分に理解できるし、共感もできるのですが、これにより、後半はよくある三角関係のような構図になってしまったのは残念です。月菜がジェホンに傾きすぎるのは、ちょっとノイズに感じます。また、いつの間にか良城が立ち直ったのも、ちょっとモヤっとします。見方を変えれば、距離をおくことで共依存のような関係を脱し、それぞれが自分の力で生きる道を手に入れたとも見えます。でも、できれば、最後の最後まで強迫性障害に立ち向かい、それを乗り越える二人の姿で描き切ってほしかったかなとも思います。
主演は三山凌輝くんと久保史緒里さんで、二人ともアイドルとは思えないほど自然な演技ですばらしかったです。脇を固めるのは、ファン・チャンソンさん、穂志もえかさん、永田凜さん、北村有起哉さん、酒向芳さんら。
感情移入
いい作品にはいい評価を
内田英二監督は好きですが、不器用なイメージです。
オリジナル脚本も好きで、物語が破綻しようが力強さでねじ伏せるのが好きです。
この作品は原作が存在し、どうなるのか。脚本はイナウォンさんで、どんな恋愛映画になるのか気になっていました。
最高でした。三山君が思っていた以上に眼鏡越しの目に迫力があって、びっくりしました。本当に上手ですね。物語上も三山君が重要な雨のシーンや同じ病の女性を部屋に呼ぶシーンもとぼけたような顔をして、松村北斗とは似て非なるものだけど、どっちも年齢が近くて(4歳差)、面白い演技をするのが感心した。
雨のシーンがハイライトで素晴らしかった。
人生でこんな経験を味わいたい。意外とありそうな気もするが本人は”他人のために”必至だから覚えていないのはあるあるかも。
とてもいい作品でした。
優しさとは
ショートカット久保
久保史緒里のラジオリスナーです。
待ちに待って早速鑑賞。
ちょっとラジオのキャラ(素)が過ぎる。
笑ったり泣いたり怒ったり。
それでもやっぱり、可哀想だったり、やらかしてるシーンが「久保ってるな、、」と思ってしまいます。
原作があるのでよく分かりませんが、これは感情移入しにくい。病気というところは置いておいて、この男性キャラはないなー。女性キャラにも言えますが、なんでそこで飯食うのか?そのタイミングであいにいくかね?なんでそんな事言うのか?正直理解できないところが多い。
結果、応援も出来ないので感情移入出来なかった。
原作なのか脚本なのか。
みやまりょうきさんは、ああいうキャラなのですかね?
ファンは必見でしょう。
原作未読
雰囲気はよかったな
お互い本当に大好きという大前提で見れば良いお話ではありました。が、できすぎ感は強い。そんな何年もうまいことお互い思い合うとかないからな!
主人公くんが若干身勝手というか、、女を家に入れちゃって、原稿見せちゃって、、はなしだろう、さすがに。しかも謝れだと!?男の方が本当にいいやつで、、でも病気だからもがき苦しむじゃないと成立しないのに、いくら共感しあえて嬉しいからって、あれはない。ので、イケメン韓国人と付き合ったほうがいいと正直思った。チャラいわけでもなくちゃんと前段のエピソードもあったしね。
やっぱり相手のために離れよう系はダメです!何があろうと離れるのが一番辛いですよ。
久保ちゃんいい涙流れてましたね。よかったです。あと絵本ってやっぱなんかいいよね。言葉が少なくてシンプルだからかすっと入ってくるし、考えさせられる。絵本読みたくなった。
映像や雰囲気は良かった
空をしらないモジャ
演出、演技、映像の素晴らしさ
号泣(嗚咽)
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