誰よりもつよく抱きしめてのレビュー・感想・評価
全135件中、21~40件目を表示
美しい映画。恋愛ものに興味がない人にもお勧めします
久々に映画でたくさん泣きました。観る前は恋愛もので強迫性障害か、暗くて重い映画かなとぐらいに思っていたのですが、どの年代のどんな人にもささる人間ドラマだと感じました。人間は誰しもどこか弱くて、狡い。だから互いに思い合って、支え合って生きていく。エンドロールまで美しく最後まで誰も席を立たなかったのが印象深かったです。個人的にとても好きな映画でした。出会えて良かったです。もう数回観たいと思います。
面白かったが、ラストが残念。
ネタバレ 概ね面白かった。主演の二人が私には馴染みがなかったので物語に集中できた。久保史緒里さんも頑張っていたが、脳内で上白石萌音に変換して見ていた。彼女ならもっと芝居が上手く出来ただろうなと思いながら。原作を読んでいないので申し訳ないが、最後は三山は穂志もえかと一緒に生きていて欲しかった。久保史緒里が自由に空を飛ぶという意味はアフリカで本来やりたかったことに従事することだったのなら、よりを戻す展開は絵本の世界観をメタファーとするなら違和感があると思った。それも含めて、絵本屋での渡仏を諦める決断から数年後の再訪までがクドい。サラッと簡潔に演出して欲しかった。とは言えトータルで見て満足できるものでした。
演技が凄い
誰よりもつよく抱きしめて
それまではなんとか均衡が保たれていてもある事がきっかけで好きなのにすれ違ってしまう。すれ違いが始まるとなかなか元には戻れない。いっしょにいる事が辛くなって幸せになりたいのに‥
強迫性障害があるゆえの困難を伴っているという違いはあるものの、そうだったな、そうなるよねと身に引き寄せてどんどん没入して行きました。
俳優の方達の演技が見事でリアルで自然で、嘘がなくて気が付いたら涙がこぼれてました。
何度も泣きました。
劇場から帰った後も余韻が続いてもう一度観たいと思いました。
そしていろいろ感じられた自分と生きてきた時間をちょっと誇らしく思いました。
揺さぶられる
エンドロールが終わっても涙が止まらなかった
この映像は観る人により、本当に感じ方が違うと思います。ただ、私は映画本編でも何度か涙が流れましたが、エンドロールで溢れた涙がどんどん込み上げてきて最後まで止まらず、こんな経験は初めてでした。同じではないですが、私も彼女のようにやめときなよ、もっと良い男おるよ!と友達に言われる様な彼で、周りは本当にそう思ってると分かってます。ただ、彼は彼なりに頑張ってる事が長年いると分かります、そして、彼は病気だから…と自分を押し殺して支えようとする彼女の辛さも凄く分かります。私はヒロインの子ほど強くなく私自信が彼と普通のカップルの様に過ごせず、辛く鬱にもなった過去があります、、。それでも、深くで想いあっている、、周りには理解し難いのも分かる。彼は病気で彼女を守れないと言う、その通りだけど、その嘆きが愛なんです、、数年後、彼女を迎える為に彼が努力し続け、まだ手が荒れているので努力の途中だという描き方にも感動しました。
エンドロールのBE:FIRSTの楽曲が余りにも良くて、更に涙が止まらず、、朝一の早い時間の映画でしたがすすり泣く音があちらこちらで聞こえました。
cafeでも寄って帰ろうと思っていたのに、夫の待つ家に真っ直ぐ帰りました(笑)
すべての人に届けたいストーリー
役者さんが素晴らしい演技を見せてくれることを前提にストーリーや構成が良かった。空模様ひとつとっても演者の心とリンク。2人の住むアパートで壁越しに並ぶところと男性の料理シーンの対比。どこをとっても見逃せない。もうこの構成は現代国語の試験に出せそう。小さな心の動きなど読み取ってほしい。
またこれはヒューマンラブストーリーではあるがヒューマンの部分が大きく家族で鑑賞しても良いだろう。むしろ積極的に観て、病気と戦う人とそれに寄り添うことの大切さと難しさを学んでもらいたい。
あと、決してサスペンス的な要素ではなく、ひっくり返されるシーンもあった。泣くポイントにもなった。
盛大なテレビCMは出していないのか、口コミで広がるタイプの映画のようだ。2回観ることをお勧めする。一度目はただただ泣いた。二度目はストーリーを追いつつ先に書いたような構成的小さな発見をした。
演者の男性が歌う主題歌も素晴らしいのでエンドロールになっても最後まで座って聴くと良い。
年齢問わず観て欲しい映画
派手な映画でもなく、特別なメッセージもないのですが、色々と考えさせられ、感じる事ができるとても素敵な映画でした。
人間臭さがとても良かったのは、主演の2人の演技があってこそだとも思います。
こんなに何度も観たくなる映画は初めてです。
繊細な描写が美しい映画
久しぶりに映画で泣いた
最初のシーンから、主演俳優さんの演技に引き込まれた。脅迫性障害による潔癖症を患ってる方が、そこに存在して、言葉数は少ないけど、ちょっとしたしぐさや表情、話し方から心の葛藤が見えて、ずっと切なかった。
三山凌輝さんの出演作品、これからもチェックします!
あと映像も綺麗で、音楽も素敵でした。
演技うますぎ
主演の三人がアイドルというのが驚き。演技うますぎない?
潔癖症や脅迫性障害を扱ったストーリーということで、リアルで真面目な社会派の映画なんかなーと思ってたら、なんか、韓国のイケメンが現れたあたりから、違和感…。
「ん?」これって…。少女漫画ド定番のベタ展開やないかーい! 強引な食事のお誘い、あくまで徹底的紳士の態度、プロ級の料理の腕前に、フランスに行くから一緒に来て欲しい、とか、ちょっとあからさますぎて笑ってしまう。
よく練られてて完成された脚本だと思うし、決して面白くないわけではないのだけど、あまりに純な少女漫画的世界で、おっさんが観るにはきつかった。
弱気で女心がわかってない困った彼氏と、突然現れた非の打ちどころのないやや強引なイケメン。二人から本気で好かれる主人公。この主人公に感情移入しながら観れたらさぞかし気持ちよかろう。
あと、この世界って心のきれいな人しか存在しない世界なんだねー。韓国イケメンがはじめのうち、ちょっと悪いやつなんじゃないかと匂わせてるのはうまい。
ストーリーはともかく、潔癖症や脅迫性障害の描写や、本人と周りの人々の苦しみはすごくリアルで身につまされた。
繊細で宝石のような作品。展開のうまさに脱帽!
よくぞこんな素晴らしい作品を世に出してくれてありがとう。と最初に言いたくなった作品でした(うますぎる!)。仕込まれた色々な仕掛けが、最後には見事に全部意味あるもの完成する心理描写の作り方には、正直舌を巻く、あるいは脱帽としか言い表せないです。きっと宇宙を司る神が宿っているのかもしれません。不潔なものに触れられないという強迫神経症(よく分かる病気です。歯を磨くのに2時間も!)の男性(三山)と、健康的な美しい小柄なヒロイン(久保)との間に生ずる様々な恋愛の軌跡が、めちゃくちゃ心に刺さってきて、画面から目が離せませんでした。しかもモジャ(主人公)という絵本(三山作)のストーリーが、二人の生き方に重なっていて、まさに魅力ある宝物のような深みのある作品に仕上がっていると思います。二人の心がすれ違い、遮断機を境に韓国人男性(チャンソン)とヒロインが抱き合う姿を見てしまう三山の切ないシーンでは、鳥肌が立ちました。その他、絵本を介しての出会いについても、久保とチャンソンの場合と、久保と三山の場合の二通りがあって、それぞれが見事に物語を動かしているという設定には、唸るしかありませんでした。さらに人間的成長という意味では、久保が海外支援、三山が絵本作家として復帰、チャンソンはフランスでコックにと困難を乗り越えて成長していく姿は立派でした。そしてなんと最後のハッピーエンドで、強迫神経症を乗り越えた三山が久保を抱きしめるシーン。これが真骨頂でした!!派手さはありませんが、一押しで人に勧められる傑作と言えるでしょう。
台詞で語らない演技
内田監督作品ということで繊細な表現に期待していた。潔癖症の強迫性障害を持つ主人公というテーマもあり緊迫感のある瞬間が多く、所謂恋愛映画として見に行くとキャストのファンの方は戸惑うかもしれない。
一つの言葉、一度の掛け合いで不穏な空気が漂い、それを解消しようと試みるがぎくしゃくと噛み合わず状況が悪化していくのはやや展開が急にも思うが、主演二人の演技は素晴らしく、目線や佇まいで台詞にせずとも感情の動きを予感させるので男女の険悪さにはリアリティが感じられた。
恋敵となる韓国人男性については出会い方も距離の詰め方も舞台装置のようで不自然に思ったが終盤で過去に出会っていた経緯が明かされて納得する。
不倫・ 浮気未遂が恋愛関係の破綻を招いたことを悔いたヒロインがきっぱりと拒絶するパターンの出会い方を再演するシーンは作中でも特に気に入った。整った顔立ちで綺麗な女性だが強いオーラを放つ派手さがあるわけではなく、凛とした清潔感のある素敵な俳優だと思った。
朝ドラを視聴していたので主演する三山凌輝の演技は知っているはずだが、現実味が薄いほどの好青年だった直明に比べると、見ているだけでもどかしくなる不器用な青年を見事に表現していたことに感心する。あまり数を見ているわけではないが役の幅を感じたのでこれからの作品選びに注目したい。
大切な人を抱きしめたくなる映画
登場人物がとても人間らしくて演技をあまり感じませんでした。人生が変わるきっかけについて描かれてる映画だと思います。心を揺さぶられて泣きました。エンドロールで流れた曲の歌詞が映画の内容と合ってるバラードで聴きながら心が震えて涙が流れました。観終わった後に会った娘をギュッと抱きしめました。また観たい映画です!
劇場を出てからもずっと頭に残る作品
原作を読んでから映画も見てみましたが、原作から年齢や環境、時代などの設定が変更されてより最高純度の純愛ストーリーに近づいたと思います
セリフや説明が少ない分、主役の久保さんと三山さんの表情や芝居から汲みとる事が多く、劇場を出てからも「あの時はどうして言葉にして伝えないんだろう」とか「あの時のあの人は…」と色んな登場人物に思いをはせて、また見に行っては今度は違うところが気になり、何度か足を運ぶことになりました
メインキャストの3人の演技が素晴らしいので余計に辛く、でも3人が美しいから見ていられるという不思議
登場人物の一人一人に基本は良い人なんだけど、少しずつずるかったり鈍感なところ、甘えや強引なところがあったりするところがリアル
ラストもこれからも美しいばかりではない物語が続いていくのを感じさせて良かった
こんなに愛おしい映画は初めてです!
主演の2人の人柄が手に取るように伝わってきて、愛おしくなりました。特に三山凌輝さん演じるよし君の繊細さは彼のちょっとした仕草や話し方からも伝わってきました。大好きな彼女の為に頑張る姿は痛々しく、ただただ応援したくなりました。そんな彼がラストでは頼もしい姿を見せてくれて感動しました。乗り超えたんだね。頑張ったんだね。と愛おしさでいっぱいになりました。何度も見たい!何度もよし君に会いたいと思い、何度も映画館に足を運んでいます。エンドロールで流れる歌が更に涙を誘い、映画が回想され、涙でぐちゃぐちゃになりました。最高の映画です!
全135件中、21~40件目を表示