「ぬくもり」誰よりもつよく抱きしめて 23kaさんの映画レビュー(感想・評価)
ぬくもり
試写会→原作→映画
という手順を踏んだからこそ得られたものを書き記します。
1.脚本
強迫性障害を持つ彼といわゆる普通の彼女の日常を描いた物語
分かり合えないけど分かり合いたい、ぶつかり、離れ、引き寄せあう
同じ病気じゃなくとも誰もが当てはめることができ見ていて強い共感性を持ちました
普段認めることができない自分、認めたくない自分と向き合った感じでした
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2.演者さん
試写会の後の登壇された皆さんは映画の中と全然違っていて、演技力の高さを凄く感じました。映画中違和感を感じることがなかった演技は、皆様が役を落とし込んでいたからなのだなと
特に三山さんはいい意味でギャップがありすぎました。笑
また主演となる3人は日頃、役者とは別にアーティスト活動を行っています
試写会の後はBE:FIRSTさんとチャンソンさんが生歌を披露してくださりまた違った一面を見ることができ、いくつもの側面を持っていて表現者ってかっこいい
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3.監督
映画が終わった後小説を読み、監督の凄さを改めて感じました
同じ作品を模写するのではなく、原作の本質を残しながら限られた上映時間の中に納めることができるよう工夫された演出
何一つ違和感なく進む物語、内田監督が手掛けたからこそこの誰よりもが出来上がったんだなと思います
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感想を書き記すのが、最後作品に触れてから、丸2ヶ月
身近に感じるからこそ今でも色褪せない作品だと気づくことが出来ました
この気持ちと向き合いながらどんな自分も、どんな相手も認め合っていきたい
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