「日本のアニメーション技術の高さを改めて実感できる一本」劇場版モノノ怪 第二章 火鼠 おけんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5日本のアニメーション技術の高さを改めて実感できる一本

2025年3月21日
iPhoneアプリから投稿

「大奥×ミステリー」怪事件の元凶となった「モノノ怪」の正体を探り、退治する物語。

主人公の薬売りはモノノ怪を退治するための剣を持っているのだが、その剣を鞘から抜くにはモノノ怪の「形・真・理」(多分「犯人・事件の全貌・犯行動機」みたいなこと)を明らかにする必要があるという設定。薬売りという名前だかやってることは探偵なのでそこを理解しておくと話がスムーズに入ってくるはず。

物語を通して古語や格式高い言葉が多く、たま〜に何を言っているのかわからないシーンも、、、わからない単語を文脈から読み取るみたいなプチストレスはたまにあった。(古文単語をたくさん知ってる人は問題ないかも)

音楽の面では、SEやBGMに和楽器がふんだんに使われていて、日本の伝統芸能の雰囲気をしっかり感じられた。和楽器とEDMが絶妙にブレンドされていて、モノノ怪の世界観にスピード感と爽快さを与えているのも魅力。

そして何より映像が圧巻。和紙のような質感を背景に大胆な色使い、精緻な背景美術。アニメというより、美術作品を観ているような没入感で、日本のアニメーション技術の高さを改めて実感できる一本だった。

見に行く際はネトフリなどで配信中の前作「第一章 唐傘」を観ていくべし!

おけん
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