「話は普通、アニメ怪奇時代劇にしては面白い 繊細な絵柄は凄いが、「美しい楽しい」に効果的に貢献していない」劇場版モノノ怪 第二章 火鼠 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
話は普通、アニメ怪奇時代劇にしては面白い 繊細な絵柄は凄いが、「美しい楽しい」に効果的に貢献していない
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愛憎と欲望が渦巻く大奥を舞台に、モノノ怪・火鼠と薬売りの闘いを描く。
映画1作目のみ鑑賞済です。
前作に続き「大奥」が舞台なので、その点に目新しさが無い。(もしかして劇場版は大奥3部作?)
極彩色の緻密な絵柄が動く独特の世界も、慣れてくると、見るほうも欲が出てきて、奥行きや色柄が本当の「和」を感じさせるとより素晴らしいのではと考えてしまう。
故意なのか、現状は「和」とは異なり、オリエンタルな色味、外国人が感じる日本のテイストに合わせているように見えて、またメリハリがなく全面的に同じ明るさ精細さで平面的にグリグリ動くため、すごいんだけれど、美しいとは感じない。
ストーリーは比較的わかりやすかったが、肝心の主人公の活躍も、全面的にずっと画面が凄いだけで、カタルシスを感じなかった。
全体的に、物語は普通、絵面が精細でグリグリ動くのは凄いが、それが必ずしも「美しい、楽しい」に貢献していないように感じる。
エネルギーの奔流はあっても効果的に演出されていないと感じた。
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