「極彩色の創造性」劇場版モノノ怪 第二章 火鼠 ihatakaeightさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5極彩色の創造性

2025年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

難しい

TVアニメ「モノノ怪」の劇場版三部作の第二作。

第一作目は初見であったこともあり、このシリーズの世界観についていくのがやっとで、細かい点に目が配らせることが出来ず、終始不思議な独特な世界観に翻弄されっぱなしであった。その点第二作目は妖怪モノの鉄板ストーリではあるものの、全体的に筋を追いやすく、その分本作の特徴である極彩色の世界観を堪能する事が出来た。

何といっても美術設定の妙に尽きる、確かにエキセントリックなCG全開ではあるが、和紙ベースの下地、屏風絵・柱絵の多様さ、配色、小物や”モノノ怪”のデザイン、それぞれイメージ出来ても纏めるのが難しい、まさに高い水準にあるアニメ美術である。
またキャラクターデザインもイマドキで好感が持てた。
主題歌のアイナ・ジ・エンドもカッコイイね、鑑賞後購入してしまった。

ストーリも74分の尺の中で、人情噺の絡み方も違和感なくかみ合い外していない。各キャラクターもちゃんとストーリ内で成立しており違和感なし、鑑賞後の爽快感も高かった。

非常に創造性に刺激を受ける作品だと思いました。劇場の大画面でじっくりと鑑賞される事をお勧めします。第三作も楽しみです。

ihatakaeight
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