劇場公開日 2025年8月8日

「観た人には重要なトリビアあり🫡」アイム・スティル・ヒア お主ナトゥはご存じか2.1ver.さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 観た人には重要なトリビアあり🫡

2025年8月14日
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この作品名作です!
タイトルですが日本語にすると🔥私はここに居る🔥という強い意志を示すような言葉なのでこの作品のテーマを物語ってますねぇ💪✊
まずこの手の作品は居なくなった父親のシーンが普通はあるはずなのに奥さんの目線のみのストーリー進行で父がどうなったのかを全く見せないから何が起こっているのかわからないし主人公が連行された時にあの場所に居る他の人がどんな事をされているのか映像で見せないから一切判らず(とは言っても関心領域みたいに叫び声などで拷問されてるのはわかるんだよねえ🤮)主人公の置かれている状態を疑似体験させられるので連行される、顔に袋を被せられる、尋問される、旦那も娘もどうなってるのか一切判らないし何日居るのかすら判らないとか下手なホラー映画より怖い疑似体験させられて緊張感MAXでしたよ🙀
しかも悪い事してる軍のやつらを追い詰めて行く社会派ドラマって感じで進行する訳でも無くあくまでも家族の物語を見せていくってのが逆に凄いと思ったしみんな演技も自然だし歌や音楽も良かったし写真の使い方で実に上手くて泣かせますって感じのオーバー演出が一切ないのに涙目🥹になるよいたなシーンもあるし名作ですねこれは(母親が尋問された場所から戻って来て風呂🛀に入ってる場面で娘は母が帰って来たって気づくんだけど母親の様子を見て直ぐに声をかけられないって場面やあの家を引っ越しする事になって最後に名残惜しいって感じで娘が家の中を見ていてそのあとみんなが車に乗ってる時のあの表情見るだけで父親との思い出の家🏠を去る悲しみの感情とか🥺色々と演出が上手いんだよねぇ🥺🥺🥺)
ここからトリビア行きます‼️
評論家の人の話を聞いて分かった事ですが作中に使われてる歌を歌ってる人で当時実際に悪い影響を与える歌を歌っていると言う事で国外追放された人が2人いて(その歌を聴いてるヤツも反乱分子だろうって発想で軍の関係者が主人公の家に来た時に悪い影響のある歌を聴いてないかを調べる為にレコードを見てるシーンがあるんですがその予備知識が無いと見逃しますよ絶対に🥶)
あと留学した娘が帰って来て車で帰る時に車の前で父親の話をする時にラジオのボリュームを上げるシーンがあってそこでかかってるのが2+2のようにって曲で歌の内容も2+2は5だけど大丈夫みたいな歌詞で(2+2は5な訳無いんだけど群のやつらが5と言えばそれに従うしかないんだけどそれを大丈夫って歌ってる時点で今の軍事政権をおかしいぞって比喩して批判してる歌があの場面でかかってるそうです😭これはブラジルの年配の人じゃないと絶対に判らないし日本人でそこの説明無しであの場面を観てもわかる訳無いからそれを知ってみると更に面白さが増しますよね)
あと原作者が映画化する条件として母がされた拷問のシーンを描かない事という条件付きで映画化を許可したそうです!
ラストに実際の写真が出て来て ウワッ🥶実際の話だとは知ってたけど写真あるのかよ😱ってなりました(役者さん実際の人にかなり寄せてるよねって思うくらいみんなソックリでした👍)

お主ナトゥはご存じか2.1ver.
あんちゃんさんのコメント
2025年8月21日

カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルですね。二人とも映画の中に名前が出てきます。70年代に亡命したのですが軍事政権崩壊後に二人とも帰国して文化大臣になっています。

あんちゃん
talismanさんのコメント
2025年8月15日

演出がとてもよかったです。大袈裟に叫ぶ、泣く、説明する、が一切ない。だからリアルで本当の話でした。音楽に関するトリビア、何もわからなかった自分ですが参考になりました!音楽がいい効果を出している、位しかわかっていませんでした。レビューに書いて頂きありがとうございます!

talisman