劇場公開日 2025年5月9日

  • 予告編を見る

クィア QUEERのレビュー・感想・評価

全64件中、21~40件目を表示

4.0原作気になる

2025年5月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

ドキドキ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
TK_Film

3.5期待してたものが得られたものの……

2025年5月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「ルカ・グァダニーノらしい映画だな」「バロウズって確かにこんなだったんだろうな」など、実際に見る前に期待したものは、確かにスクリーンに映されていました。
金はあるがどこか情けない中年と見目麗しい若者。付かず離れずの微妙な関係からの冒険譚、そして究極のドラッグ体験。
ところどころでハッとさせる映像や展開もありながら、あまりノレず、頭の片隅ではずっと良くない意味で「何見せられてるんだろう……」という気持ちも。

2章と3章が物足りなく感じたものの、全体的には冗長な印象もあり、今ひとつ高く評価できませんでした。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
よして

3.0面白い文学を映画にするのは難しい

2025年5月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

前作『チャレンジャーズ』が思いの外面白かったので期待していた一作。バロウズ原作、トレント・レズナー音楽ということで先にサントラ聴いていたくらい。おまけに予告編は良さげでお金も掛かってそうだし。しかし評判が聞こえてこない。で、観てなるほど、と。

ファンタジーに寄せて外堀はミニチュアルックに作り込まれた南米パラダイス。いろんなものの中毒おっさんが不意に現れた男に惚れてからの一緒になりたい願望の果ての彷徨。全編ドラッグに彩られて、、とかと思うとそんなにドラッグ臭はしない。綺麗なのだ。

第2章の旅はまるごとドラッグネタなのだけど、ここらも面白いルックや表現もあるのだけれど、その辺はクロネンバーグを欲してしまう感じ。クロネンバーグやホドロフスキーやらの本物の変態に変態負けしてるというか。チャゼルの映画もそうだけど、やはりクレバーな監督は本物のヤバい奴らには敵わない。

で、この映画はとてもオシャレには出来ている。出会い、接近、接触、結合、旅、願望へのトリップ、章ごとの進み方はわかるにしても各章が盛り上がらない。かつて同じ映画館で観たキュアロンの『天国の口、楽園の終わり』にあるロードムービーの牽引力のかけらもないというか、おそらく原作をまとめていくとこうなるのかもしれないが、やっぱり原作などに依っていると映画なんか面白くならないよね、と思う。おまけに時代ものの箱庭感で進めているのでもちろん旅にでても開放感あるわけでもなく別の箱庭になり、恋の対立関係は薄くもなっている。

ドラッグ文学はおそらく文章そのものや文体の飛び方などそれは個人の頭の中の面白さなのでドラマにするのは別のロジックで作らないと面白くなりようがない。
グァダニーノ、原作好きなればこそのミスをおかしてるような気がする

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ONI

3.5ラリった男がエモい男と一体化したい話

2025年5月22日
iPhoneアプリから投稿

初恋かというほど乱れるクレイグ。薬ぶち込んでタバコ吸いながら腑抜けになってくシーンがリアルでよかったです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
は

3.0相当クセの強い作品

2025年5月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ルカ・グァダニーノの監督作品ということで配信待ちきれず劇場で鑑賞。
観終えて、正直これはピンとこない。原作がウィリアム・S・バロウズということにしても、とにかく奇作過ぎ。目眩くぶっ飛びストーリーにダニエル・クレイグの熱演も逆効果に働き、中盤くらいからすでにお腹いっぱいに。
音楽やテロップは本監督らしく切れっきれでとても良かったが、それ以外はあまりにも好みから外れた。
笑いどころも掴めぬまま、結局ガックリ肩を落として劇場をあとに。
このクセの強さは相当好みが分かれるだろう。

コメントする 2件)
共感した! 5件)
いけい

4.5「恋人」とのテレパシー交信を夢見た 情熱的で孤独な初老ゲイの奇妙で切ない恋物語

2025年5月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本篇が終わり、エンドロールを眺めながら、転調してインディ•ジョーンズごっこみたいな場面も出てきたとは言え、なんだか切なさのオンパレードみたいなストーリーだったなあと余韻に浸っておりました。

せつない(切ない)《形容詞》悲しさ•寂しさなどで胸が締めつけられるような気持ちだ。(岩波国語辞典より)

ということなのですが、ダニエル•クレイグが演じる主人公、初老の域にさしかかろうとしている同性愛者のリーは存在そのものが切ないという感じでした。まあ白い麻(と思われる)のスーツなんか着ちゃってそれなりにかっこいいんですけどね(そのスーツも物語が進むにつれてうす汚れてヨレてきますが)。あと、帽子。なぜか、夏モノではなく、ちょっとだけ厚手の秋モノ風のものをかぶっていてオシャレでした。

物語は1950年代のメキシコシティから始まります。リーはアメリカ人で故国を離れて故国から見たら辺境ともいうべきところで暮らしています。まずは辺境で暮らす切なさです。彼は同性愛者で現在の言葉でいうところの性的マイノリティです。ということで、少数者であることの切なさもあります。彼は情熱的で常に愛を求めていますが、それ故に孤独を感じることも多いです。孤独であることの切なさ。そんな切なさを抱えて彼は薬物依存症にもなります。

このお話のメインはそんな彼が街で見そめた若い男ユージーン(演: ドリュー•スターキー 美麗です)にどう恋焦がれてゆくかを描いていくことにあります。相手が若いですから、リーの老いが見えてくることになります(老いてゆくことの切なさ)。肉体関係にはなるのですが、ユージーンはリーに対して心を開いてはいない感じがします。リーはテレパシーとか言い出します。心と心の触れ合いを求めるのです。何と愛に飢えた孤独な魂なのでしょう。切なさ、ここに極まれりといった感じでした。

そんなストーリーがルカ•グァダニーノ監督の洗練されたスタイリッシュな映像センスのもとで展開されてゆきます(あと、忘れちゃいけない音楽の選曲センスも)。最初に出てくるタイトルバックなんぞ、ただ単に皺を寄せた布切れの上に古びたタイプライター等のレトロなアイテムを並べたショットが続くだけなのですが、それがなんとかっこいいことよ。一気に’50年代の世界に引き込まれました。主人公の吞む酒もテキーラだのマティーニだのいろいろ出てきて場合によって使い分けていてお洒落な感じ。街の風景や部屋の窓からの景色も見ていて楽しかったです。センスがよくて手数も多い監督だなと思いました(それが技巧に走り過ぎていて嫌だという人も一定数いそうですが)。

《ちょっとした蛇足ーー帽子の件》
先述したようにリーは外出時には帽子をかぶっているのですが、若いユージーンのほうは常に無帽でした。’50年代を舞台にした映画では街行く男性すべてが帽子をかぶっていたような記憶がありますが、若いユージーンは例外なのかな。飛んで’70年代になると無帽が支配的な感じ。007シリーズの初代ジェームズ•ボンドのショーン•コネリーは’60年代の映画ではかぶっていました。事務所の部屋に入るなり帽子を脱いで部屋の奥に置いてある帽子掛け目がけてバスケット•ボールのミドル•シュートよろしく帽子を投げるシーンを憶えています。ということで、’50〜’60あたりの映画では男性の帽子に注目かな。「細かいことが気になるのが僕の悪い癖」(杉下右京の口調で)

コメントする 4件)
共感した! 16件)
Freddie3v

3.5もがき苦しむ男の孤独

2025年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ドキドキ

米作家ウィリアム・バロウズの自伝的小説を映画化。バロウズについてはビートジェネレーションの代表的作家でジャンキー、妻を射殺した、といった知識はあるものの作品は読んだことがない。主人公はほぼバロウズ本人を置き換えたものなので観る前にウィキペディアなどで簡単に調べておいた方がいい。さもないと、働かないゲイでジャンキーなエロ中年親父の映画は一体何?という印象になりかねない。
1950年代のメキシコシティ。暇を持て余す米国人駐在員のリー(ダニエル・クレイブ)は行きつけのバーで美形青年のユージーン(ドリュー・スターキー)に一目惚れ。勇気を出して話しかけ、体の関係に発展するが、時によそよそしい態度を取ったりと気まぐれなユージーンに渇望を募らせていく。
前半はこうした恋の駆け引きに終始するため正直退屈だ。
リーは関係を深めたいのと、ある媚薬をもとめてユージーンを南米の旅に誘う。
ここからの後半は一転、南米が舞台の幻想的なタッチに変わり、冒険映画のようだ。
薬物中毒のリーが見る幻覚とジャングルを舞台とした展開は夢と現実の境界線を曖昧にし、官能的ですらある。
リーはユージーンと体だけではなく心の一体感を求めるが、確信がもてず心は満たされない。その不安や苦悩をドラッグで散らしているようで、その姿は痛々しくもある。
チネチッタで撮影したというメキシコシティのノスタルジックな街並みや南米の幻想的なジャングル、VFXを使ったイメージなど映画的創造に満ちている。
ニルヴァーナやニューオーダー、プリンスなど映画の時代背景とは異なる挿入歌の選曲もセンスが光り、ルカ・グァダニーノ監督の映像作品としての完成度は高い。
個人的にゲイのラブシーンが生理的に苦手なので点数は若干低め。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
kozuka

3.0センティピードの見る夢

2025年5月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

一目で恋する乙女になってしまう。何とかしていい仲になりたい、そして成就した時の高揚感!
でも頭の片隅には「長くは続かないのかな」との不安がいつも巣食う。

旅先で、禁断症状の寒さに震える時も、隣りに添い寝させてくれた。情けないけど、この得難い安心感。

ジャングルで、テレパシーにすがってでも長く一緒にいたい。
でも去り行く君。映画「オルフェ」のオルフェの妻のように、突然に。

そして最後は撃ち抜いてしまった。。。

自らも老いさらばえて消えるのみ。でも、脚は触れているよ。永遠に。

こんなダニエル・クレイグ初めて。

コメントする 3件)
共感した! 9件)
sugar bread

4.0ゆるくぼんやり目眩系の作品

2025年5月20日
iPhoneアプリから投稿

ヤク中の米国人が恋人を囲って放浪。

こういう彷徨い系の映画がまだ製作されるのが逆に新鮮だった。ルカ監督の透明感のある綺麗な映像と少し特異なBGM、そしてDクレイグの演技が見もの。バロウズを投影してるであろう主人公にクレイグの役者魂を感じたな。

ラストシーン素敵だった。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
石岡将

4.0傲慢と切実さと幻想

2025年5月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
はたはた

2.5涙を流しながら続ける、ウロボロス。

2025年5月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

非常に性欲に素直な人付き合いの物語。

若い頃は、穴があったら入れてみたい程、昂ることに苦労しない。歳を重ねる毎に、ボッキする事に意味を求める様になる。
恋に恋して、それが本格的に愛だと自覚した時にはもう遅く、持ち前のつまらない小噺と傲慢なセックススタイルが炸裂したなら最後。己のイチモツを自ら咥えるウロボロス、結果誰もいなくなるのだ。

南米のヤク探しはサイドストーリーに過ぎない。
宇宙から降って来て帰還するほど、この恋の終着は突然で呆気ないものだったのだろう。
止まらない彼への妄想は、脳内の箱庭にいくつもある扉の中で継続中。
震える身体を抱きしめる者は、死神か、天使か。

コメントする 1件)
共感した! 3件)
や

4.5ーみっともないほど、君に触れたいー 素晴らしいキャッチコピーだと思う

2025年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

白のスーツにハットを被り、一見シュッとして見えるのに、若い子を口説き遠回しに断られる。
その一方で、モテ筋ではなさそうな子には上から行く感じが、若い頃はそこそこモテたタイプなのか、ちょっと鼻につく。
だけど百足ペンダント君にお金を渡さなかったのは、彼を傷つけずに済んで良かった。
序盤に上手くキャラクター紹介できたと思う。

ユージーンに出会ってからは「家に入れるなホテル行け」と言ってたくせに、ホイホイ家に連れ込み、彼氏気取りで引っ付き、なかなか無様。
泥酔した挙句にユージーンの事などお構いなしに縋る、滑稽な姿を見せたと思ったら一転、ワケの分からないシーンに、あ、これ『裸のランチ』の原作者だったと思い出す。
高校生の頃、レンタルで観てポカーンとなったやつ。

冒頭の白と藤色の花が綺麗なシーンをはじめ、カラフルで可愛らしい街並みのロケーションと、ツンデレな若い男に入れ上げる中年男、そして前衛的な謎のシーン。『君の名前で僕を呼んで』と『裸のランチ』を行ったり来たり。

後半はもう何が何だか。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
コビトカバ

3.0何の話やねん

2025年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

斬新

メキシコ編は楽しめた。
南米編からは、テレパシーを求めて南米に行ったことは理解できるものの、終始何のシーンかよく分からず、あくびが止まらなかった。

ダニエルクレイグが滑稽なほど痛々しくて悲壮感がたっぷり。007の渋さはどこへやら。
ドリュースターキーの冷たく気まぐれな立ち居振る舞いが魅力的だった。

博士はてっきりアジア系俳優だと思っていたが、レスリーマンヴィルだと後で知った時は目をひん剥くほど驚いた。
ジェイソンシュワルツマンはさすがコメディ俳優。
じわじわ面白かった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Matra

4.0ウィリアム・バロウズの映画

2025年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
ミーノ

3.0ヤンナルクィア

2025年5月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 7件)
カールⅢ世

3.5酒と薬と欲、金

2025年5月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

斬新

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
まこやん

4.0カラダだけでは物足りない

2025年5月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

恋に溺れるダニエル・クレイグが観たくて鑑賞。
そして堪能笑。

人目も憚らずメキシコのゲイ・コミュニティで性を謳歌するちょっとヨレ気味の男性。
そんな彼がきゅぴーんっと一目惚れからの美しい若者を追いかける様は心が痛くなるほど恥ずかしくて目を背けたくなるほどだけれどもこれが恋だぜって目を覆った指の隙間から覗き見。
本気の恋ってこんなにもみっともないのに可愛らしくていじらしくみえてしまうのは私が恋愛脳だからだろうか。

恋された方の若者ユージーンの美しさ。
これまた堪能。
あのゲイ・コミュニティに放り込んじゃダメーってわらわらするほど美しい。
見事!

お話の中間から展開がどんどん変化します。
ファンタジー作品かな?
なんて。
深層心理的表現が多く、そこの辺りはどうしたって鑑賞側の引き出しから読み解く事になるので置いてきぼり感はあります。
なんとか補正補正で彼らの揺れる心や孤独、焦燥などを感じとれたかな。

そして踊るダニエル・クレイグに惚れ惚れ。
え〜私はより一層ダニエルファンになりましたよ。

濡れ場もあります。
ぼかし入ります。
なので苦手な方は要注意。

ラストへ向かって焦燥感溢れる演技のダニエル・クレイグが良い。
007のダニエルも好きだけどこんなにも人間味が溢れる演技をみせてくれるなんて感謝。
イメージが007でとまっている方は是非みてほしい。

星は3.8くらいかな。
展開が大きい振り幅で苦しい感があったのが私的には残念。
あとポスターになっているシーンはすごく本当に好きだ。
彼のあの温もりが恋しいのだろうととても切なくなりました。

コメントする 2件)
共感した! 5件)
もも

3.0なんじゃこりゃ?

2025年5月14日
iPhoneアプリから投稿

ダニエル・クレイグ演じる初老のゲイのおじさんが、若いお兄さんをナンパして、そこから色々な問題が起こるシリアスな話かと思いきや、途中からどんどん変な方向に進みだして、最後は「なんじゃこりゃ?」という展開に。

実はおじさんはゲイだけでなく、かなり重度なジャンキーで、最後の方はジャンキーの頭の中を見せられているような前衛的な映画に変わっていました。

しかしながら、ダニエル・クレイグはなんでこの映画に出たのだろう?ある意味黒歴史になりかねない映画かもしれないのに。

とはいえダニエル・クレイグ、007の面影など微塵も感じさせない、若い子大好きな草臥れたゲイのおじさんになり切っていたのは、さすがだと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
ただの映画好き

2.5タイトルなし

2025年5月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

正直もう少し希望が持てる作品であって欲しかった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
マックス

3.5開いた扉は、もう閉じない

2025年5月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 6件)
カズユキ
PR U-NEXTで本編を観る