「Larghezza」クィア QUEER ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Larghezza
「チャレンジャーズ」制作チームの最新作、スパイ任務から解放されたダニエル・クレイグの作品という事でどうなるんだろうと思いながら観ましたが、これはどういう事だ?と困惑しっぱなしの1本でした。
漫才師やコント師でいうところの幅を見せたかったのかな?ってくらいのトンチキっぷりで、そのトンチキっぷりが自分には合わなかったです。
純粋なトンチキと練られたトンチキとではやっぱモノが違います。
序盤からいきなり若い男にハァハァしているイケオジなルーが出てきて、こういう感じでハァハァしながらの作品なんだろうなーと腰を据えたんですが、中盤から突飛な展開に走り出し、終盤なんてファンタジーでいくところまでいってしまったんですが、全ておクスリという事で飲み込める不思議。
でも好みではないというか、今までの作品とのギャップを相まって原作込みでも自分の世界すぎない?となってしまいました。
章仕立てで区切られてはいるので、そのタイミングでここはこういう感じでいくんだなとはなるんですが、それでもガラッと変わると違和感しかないものです。
何回も終わりまっせみたいな雰囲気を醸し出しつつ、もうちょっとだけ続くんじゃをやるのでもう流石に勘弁してくれってくだりをくらいまくりました。
天丼もし続けると拒否反応がこんにちはしてきます。
エピローグゲロ長いです。
メイン2人筆頭に俳優陣が強かったのでなんとか観れたといった感じです。
くたびれてスケベェなダニエル・クレイグがとても良いですし、ツヤッツヤな若造のドリュー・スターキーもとても良かったです。
今作を観た翌日に川崎のチネチッタに行ったのでこの街並みはやっぱ好きだなーってなりました。
いつかのタイミングでチネチッタの現地に行ってみたいもんです。
鑑賞日 5/23
鑑賞時間 17:40〜19:55