「ウィリアム・バロウズの映画」クィア QUEER ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
ウィリアム・バロウズの映画
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章立てになっていて、第1章は若くない同性愛者の悲哀、というこの作品の宣伝通りの話。それが全体の軸ではあるのだが、そう思って観るとクローネンバーグの「裸のランチ」のような第3章から混乱するかもしれない。原作者であるウィリアム・バロウズについて、この映画のパンフレットででも知っておいた方が良いのかも。考えてみればこの監督は「サスペリア」の人でもあり、こういう映像になるのも不思議ではないか。
こういう映画の場合、主人公の相手役の魅力が大きな鍵を握っていると思うのだが、ちょっと若い時のキアヌ・リーブスみたいだった。93年生まれだから30歳超えているが少年のような時があり、ダニエル・クレイグと父・息子に見えるシーンがあったが。
ジェームズ・ボンドの時は渋さMAXだがこの作品では何とも言えないヨレヨレくたびれ感。もみあげがないとこうなるんだなー。
それより博士役のレスリー・マンヴィル!登場時、前のめりになった。
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